【地域サッカーマニア・齊藤晃】特別編・東北フットサルリーグ開幕戦 東北サッカーリーグ所属選手も!

 こんにちは!岩手県盛岡市でサッカーの応援をしている齊藤晃です。

 5月21日はサッカーの天皇杯全日本サッカー選手権が行われ、岩手県代表のいわてグルージャ盛岡はJFL所属の東京代表クリアソン新宿に4-0で勝利しました。

 ですが、私はこの日東北フットサルリーグの開幕戦で花巻市民体育館にいました。今年から1部のジェンフィオ盛岡や、かつてFリーグにいたステラミーゴいわて花巻の試合が組まれている楽しみな一日、どうなったでしょうか?ぜひ最後までご覧ください。

目次

東北フットサルリーグとは?

 まずは東北フットサルリーグについてお話します。これは文字通り東北6県のフットサルチームが覇を競うリーグ戦であり、優勝すれば年度末(翌年2月予定)に開催される地域フットサルチャンピオンズリーグの出場権を獲得します。また、リーグは2部制で2部は南北に分割されている点はサッカーと同じです。

 今年は1部8チーム(岩手からはジェンフィオ盛岡が参加)、2部北8チーム(うち6チームが岩手県)の構成。そして開幕節は1部3試合と2部北1試合が行われました。それでは、試合に入りましょう!

①1部昇格初戦・ジェンフィオ盛岡の戦いは?

ジェンフィオ盛岡のメンバー

 まずはジェンフィオ盛岡の試合です。昨年2部北ではステラミーゴいわて花巻に次いで2位でしたが、プレーオフで勝ち進み1部昇格を勝ち取りました。

 メンバーの中には東北社会人サッカーリーグで活躍する選手たちもいます。以下にまとめました。

 ・三浦俊介(#5,大宮クラブ監督)

 ・久保海都(#17,元グルージャ盛岡→大宮クラブ)

 ・新田拓矢(#11,奥州ユナイテッド)

 ・佐藤史也(#15,奥州ユナイテッド)

 ・戸澤祥也(#41,盛岡ゼブラ→日本製鉄釜石)

 また、横澤匠(#22)は元盛岡ゼブラ、現在は岩手県社会人サッカーリーグのFCソンリッサに所属しています。

 初戦の相手は宮城県のMCヴェルダデイロ、Fリーグのヴォスクオーレ仙台の創設メンバーが中心となったチームです。昨年度東北王者でもあります。

 序盤からフットサルらしい激しい攻防、そんな中ジェンフィオの戸澤が先制。開始3分、王者ヴェルダデイロを相手にまずは1点を決めました。

 ヴェルダデイロもベテラン米山和樹(富士大学卒、元ステラミーゴ→ヴォスクオーレ)が見せ場を作りますが、同点ゴールは生まれず。ジェンフィオがむしろ押していたように思いました。

ジェンフィオ盛岡vsMCヴェルダデイロ戦より

 後半、いきなりヴェルダデイロが攻め込みましたが、ゴールは認められず。逆にジェンフィオはキックインからのボールを小山田佳祐が押し込み、追加点を挙げました。するとヴェルダデイロ、唐澤広彰が意地のゴールを決めて1点差とします。

 さらにジェンフィオがCKから橋野琢磨が決めて3-1とリードを広げたジェンフィオ、対するヴェルダデイロも米山が1点を返したものの、反撃もここまで。

 ジェンフィオが昨年王者のヴェルダデイロに3-2で勝利、東北1部昇格初戦を飾りました。

②ステラミーゴの現在、そして2023初陣

ステラミーゴいわて花巻 試合前

 次は2部北のステラミーゴいわて花巻対ベスティア盛岡戦です。実は昨年の2部北で優勝したのはステラミーゴでしたが、入れ替え戦で敗退して2部北に残留することになりました。

 初戦の相手はベスティア盛岡。リーグ戦ではなかなか結果が出ませんが、県内でも名うての指導者が集まっているチーム。侮ってはいけません。

 試合はステラミーゴが押す展開。しかしキャプテン大沼季生のシュートが決まらず、第2セットの戸来雅也やルーキー熊谷凪も押し込もうとしますが、ゴールを割ることができません。

 逆にベスティアのキャプテン渡邊壮に先制を許してしまいますが、直後に佐藤一空が同点ゴールを決めました。前半はこれで折り返します。

 後半、ステラミーゴは第1セットを前半スターターの大御所(1971年生まれの51歳‼)渡辺幸彦から田村圭悟に代えます。ベスティアもGKを前半出場の亀田健晃から鶴田侑己に代え、どうなるのかわかりません。

 まずはステラミーゴ、大沼のゴールで勝ち越しました。ベスティアもフィニッシュまでは持っていきますが、今シーズンステラミーゴに復帰したGK佐々木覚の好セーブをあってゴールを割らせません。すると中村雅文のパスを受けた大沼のこの日2点目ゴールで突き放しました。さらにその中村もゴールを決め、4-1とします。

 ベスティアはここでパワープレーを決断。具体的にはGKをFPとして攻撃参加させ、5人攻撃をするわけですが、GKがエリアから離れてしまうので相手に失点されるリスクも高いです。案の定、ステラミーゴはがら空きのベスティアゴールにシュートを放ちます。そして渡邊をかわして熊谷凪がダメ押しの5点目を決めました。

 ベスティアも1点を返しましたが、ステラミーゴが5-2で快勝。昨年の2部北王者の実力を見せつけました。

試合終了後のステラミーゴ選手挨拶

 2007年に始まった日本フットサルリーグ(Fリーグ)にも2011-2012シーズンまで在籍していたステラミーゴ。その後は東北リーグで細々と活動していますが、花巻での試合ではサッカー少年団の子供たちが応援団を組んでいます。実は私も少年応援団と共に応援活動をしてきました。本当に楽しかったです。

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この記事を書いた人

齊藤晃のアバター 齊藤晃 「月曜から夜ふかし」出演 盛岡ゼブラサポーター

1979年3月11日 岩手県盛岡市生まれ
高校時代より東北社会人サッカーの盛岡ゼブラサポーター。
2018年にテレビ「月曜から夜ふかし」に出演したが、それ以前から地元メディアに寄稿、出演している。

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