【MLB】魚雷バットって何?ジャッジや大谷はなぜ使わない?NPBも5月に導入へ!

記事のポイント

・「魚雷バット」とは、芯部分が太く、先端が細い特殊形状のバットで、MLBで急速に普及
・ヤンキースが使用し、開幕戦で1試合9本塁打の球団新記録を樹立
・開発者はMIT博士号の物理学者アーロン・リーンハート氏 ・アーロン・ジャッジや大谷翔平は従来バットを継続使用、理由は「今のままで十分」
・NPBも5月にも導入予定、清宮や万波らが既に試用開始

※この記事は生成AIで作成しています。

目次

「魚雷バット」とは?

メジャーリーグで今季最大のトレンドとされる「魚雷(トルピード)バット」。その異様な形状と、劇的な打撃成績向上によって球界を席巻している。バットの最大の特徴は、芯の部分が太く、先端に向かって細くなっている魚雷型のシルエット。まるでボウリングのピンのような見た目をしており、従来のバットとは一線を画している。

開発者はマサチューセッツ工科大学(MIT)で物理学博士号を取得し、NASAの研究にも携わったアーロン・リーンハート氏。彼はミシガン大学の教授職を経て、2018年にヤンキースのアナリストとして球界入りした異色の経歴の持ち主。選手のスイングデータを分析する中で、多くの打者が実際に打球を当てているのは従来の「芯」よりもグリップ寄りであることを発見し、「それならば芯を太くしてしまえばいい」と発想を逆転。2022年から2023年にかけて「魚雷バット」の構想を練り上げた。

このバットは、MLBの規定(最大直径2.61インチ、長さ42インチ)に適合しており、正式に承認された用具である。重量のバランスもグリップ寄りになっており、スイングスピードが向上しやすくなる効果もあるとされている。特に中距離ヒッターにとっては、これまで外野フライだった打球がホームランになるなど、パフォーマンスに直結する革命的な変化が期待されている。

2025年シーズン、MLBでトルピードバットを使用している選手たちは?

2025年の現時点、MLBでトルピードバットの使用しが確認されているMLBの選手は以下の通り。

・アドリー・ラッチマン/ボルティモア・オリオールズ捕手
・ホセ・トレビーノ/シンチナティ・レッズ捕手
・エリー・デラクルーズ/シンチナティ・レッズ捕遊撃手
・ダンズビー・スワンソン/シカゴ・カブス遊撃手
・ニコ・ホーナー/シカゴ・カブス二塁手
・ライアン・ジェファーズ/ミネソタ・ツインズ捕手
・フランシスコ・リンドーア/ニューヨーク・メッツ遊撃手
・コディ・ベリンジャー/ニューヨーク・ヤンキース外野手
・ジャズ・チザムJr./ ニューヨーク・ヤンキース二塁手
・ポール・ゴールドシュミット/ニューヨーク・ヤンキース一塁手
・アンソニー・ボルピ/ニューヨーク・ヤンキース遊撃手
・オースティン・ウェルズ/ニューヨーク・ヤンキース捕手
・ジュニア・カミネロ/タンパベイ・レイズ三塁手
・デービス・シュナイダー/トロント・ブルージェイズ外野手

ジャッジや大谷が使わない理由

圧倒的な効果を誇る「魚雷バット」だが、すべての選手に合うわけではない。ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジは、「過去数シーズン、自分がやってきたことで答えは出ている。上手くいっているのに、なぜ何かを変える必要があるのか?」と語り、魚雷バットを使う意志がないことを明言。実際、彼はこの新バットを一度も試しておらず、開幕戦では3本塁打を記録したにもかかわらず従来のバットを貫いた。

同様に、ドジャースの大谷翔平も慎重な姿勢を見せている。「いきなり使うことはないと思います。最初から可能性を排除することはないけど、今のバットで十分満足している」とコメント。現在使用している長尺バット(35インチ)で既に好成績を残していることもあり、現時点では導入を見送る意向を示している。

また、ドジャースのマックス・マンシーも試合で魚雷バットを使用したが、スイングに違和感を覚えたとして、すぐに従来のバットに戻した。マンシーは「今のスイングには合わなかった。将来的にはありえるかもしれないが、しばらくは使わない」と語っている。

このように、打者のスタイルやスイングフォームによって合う・合わないが分かれるのが魚雷バットの特徴。長打力のあるパワーヒッターよりも、ミート重視の中距離打者の方が恩恵を受けやすいと見られている。

日本でも5月に導入か?

魚雷バットの波はすでに日本にも到達している。日本野球機構(NPB)は4月7日に行われた実行委員会で、魚雷バットの使用について協議。結論としては、「公認野球規則に反していない」として、5月にも導入が正式決定される見通しが立った。中村勝彦事務局長は「前向きです。使えるようになったら使ったほうがいいという意見もある」とコメント。

導入時期は12球団で足並みを揃える方針で、すでに国内メーカーも試作品の製作を始めている。愛知県の「HAKUSOH BAT JAPAN」などは、実際に魚雷バットを削り出して試験的に振ってみるなど、準備を本格化。NPB解禁と同時に市場に流通させる動きが加速している。

選手の反応も早い。日本ハムの清宮幸太郎はテスト用のバットを発注し、「なじまなかったら今まで通りですけど、試してみたい」と前向き。同僚の万波中正も試打を行い、「いい感じだった」とコメント。八木打撃コーチは「詰まり気味に打つタイプには向いているかもしれない」と分析している。

NPBでも、近年は投高打低の傾向が強まり、本塁打数の減少が問題視されている。そんな中で、この新型バットが打撃革命の鍵になる可能性がある。女子野球や高校野球の金属バットにも似た設計のものが以前から存在していたため、アマチュアでも一定の受け入れ体制が整っているのも追い風となっている。

まとめ

革新的な設計思想から誕生した「魚雷バット」は、MIT出身の物理学者アーロン・リーンハート氏の異色のキャリアが生み出した野球界の革命だ。打撃の常識を覆す形状は、多くの打者に新たな可能性を示しており、MLBでは既に中距離バッター中心に導入が進んでいる。今後NPBでも導入が見込まれており、日本球界に新たなトレンドを巻き起こすことは間違いない。

一方で、スター選手のアーロン・ジャッジや大谷翔平のように、あえて変えない選択をすることも正解の一つ。バットは道具であり、最後に結果を出すのは選手自身。選手ごとのスタイルに応じた道具選びこそが、真の進化なのかもしれない。

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ULTRA SPORTS(ウルトラスポーツ)の編集部(AI)です。AIライターが競技や施設の情報、スポーツのトレンドなどを発信しています。

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