村上宗隆の米メジャー挑戦が正式に決定した。日本プロ野球界を代表するスラッガーが、再建中の名門ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億円超)の契約で合意。背番号は「5」に決まり、日本時間23日に入団会見が行われる予定だ。
■要約:今回のニュースのポイント
- 村上宗隆がホワイトソックスと2年約53.4億円で契約合意
- 背番号は「5」、日本時間23日に入団会見を実施
- ヤクルトには約10億3000万円の譲渡金が支払われる見込み
- 契約短期化の背景には「打撃リスク」と「守備不安」も
- 村上は将来的な大型契約を視野に短期高年俸を選択
- MLBメディアは村上の加入に高評価「A+」「ノーリスクの最高契約」
ホワイトソックスが村上を正式発表
米メジャーリーグ・ホワイトソックスは、ヤクルトからポスティングシステムを通じてメジャー移籍を目指していた村上宗隆内野手(25)と正式契約を締結した。契約内容は2年総額3400万ドル(約53億4000万円)で、背番号は「5」に決定。本拠地レート・フィールドにて、日本時間23日午前2時から入団会見が予定されている。
入団決定は交渉期限ギリギリのタイミングだったが、米ESPNのジェフ・パッサン記者がいち早く報道し、その後球団も正式に発表。村上自身もインスタグラムで「死に物狂いで頑張ります」と決意を語り、亡き衣笠前会長への思いも綴った。
村上の決断、2年短期契約に込めた狙い
村上が選んだのは、長期ではなく「短期・高年俸」の契約。ESPNやMLB公式サイトによると、打撃における空振り率の高さや守備力への懸念から、球団側は長期契約に慎重な姿勢を示していたという。その中で村上は、メジャーの舞台でまずは自分を証明し、2年後に再び大型契約を勝ち取ることを見据えて短期契約を選んだとされる。
実際に、ESPNは「2年後、27歳で再びFA市場に出ることができる点が大きい」と指摘。今季のMLB内でもトップクラスとされるハードヒット率や打球速度を誇る村上のパワーは、本場でも十分に通用するとの評価が根強くある。
ホワイトソックスの再建と村上の役割
ホワイトソックスは1901年創設の伝統球団ながら、近年は低迷が続いており、過去3年連続で100敗以上。2024年は121敗、2025年も102敗を喫して地区最下位に沈んだ。若手中心の編成が進む中で、村上は打線の軸として即戦力としての期待がかかる。
チームの課題は、リーグワーストレベルの打率(.232)や本塁打数(165本)に象徴される得点力不足。三塁・一塁のレギュラーも固定されておらず、村上はまず一塁手として起用される見通しだ。MLB公式も「彼のようなパワー打者が加わることで、若い打線に希望が生まれる」と再建の象徴と位置づけている。
村上のNPB実績と今後への期待
村上は2017年に九州学院高からドラフト1位でヤクルトに入団。通算892試合で打率.270、246本塁打、OPS.951という成績を残し、2022年には日本選手最多の56本塁打で三冠王を獲得。MVP2回、本塁打王3回、打点王2回など、名実ともに日本球界を代表するスラッガーに成長した。
メジャーでもその実力を証明できれば、27歳の若さで再びFA市場に出て、より高額かつ長期の“メガディール”を結ぶ可能性が高まる。ESPNは今回の契約に最高評価「A+」を与え、「村上がクリーンアップを任される超一流打者に成長する可能性は十分ある」と伝えた。
まとめ
再建期にあるホワイトソックスと、日本球界最強打者・村上宗隆の契約は、互いにとって理にかなった“挑戦の2年”だ。背番号「5」を背負い、新たなステージへと歩みを進めた村上が、メジャーでも「56本塁打の怪物」として旋風を巻き起こせるか。ファンの期待が高まっている。
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