・大谷翔平がナ・リーグMVPを“満票”で受賞（3年連続・通算4度目）
・MLB史上初、MVPと世界一を2年連続で同時達成
・55本塁打・OPS1.014の打撃成績に加え、投手としても復活
・“満票MVP”4回はメジャー史上初の快挙
・2026年MVPも“当確”との声、ライバル不在の領域へ
歴史を塗り替える4度目の快挙
MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、日本時間11月14日に発表された2025年ナ・リーグMVPを全米野球記者協会（BBWAA）による満票で受賞した。3年連続、通算4度目となるこの快挙は、バリー・ボンズに次ぐMLB歴代2位の記録であり、“全会一致”でのMVPはMLB史上初の4回目という、まさに“伝説”を超えた瞬間だった。
今季は自己最多の55本塁打を放ち、OPS1.014、得点146、長打率.622など数々の部門でリーグトップを記録。さらに6月には投手として約2年ぶりの復帰を果たし、14試合に登板して防御率2.87、62奪三振と圧巻のパフォーマンスを見せた。野手・投手としての総合的な貢献度を示すWARでも、ファングラフスで9.4、Baseball Referenceで7.7を記録し、いずれもメジャートップクラスの数字となった。
投打で圧倒、満票MVPの理由とは？
シーズンMVPを決定づけた成績
大谷の打撃成績は、メジャーでも屈指のレベルだ。特にキャリアハイの55本塁打に加え、OPS+179と高い打撃効率を維持し、ナ・リーグトップに立った。一方、投手としては登板数は限定的だったが、復帰後は14試合で防御率2.87と安定感を見せ、“二刀流”の価値を再証明した。
歴史的記録のオンパレード
・4度の満票MVP受賞はMLB史上唯一
・3年連続MVPはバリー・ボンズ以来史上2人目
・両リーグで複数回MVPを獲得した唯一の選手
・2年連続でMVP＆ワールドシリーズ制覇を達成したのは大谷とジョー・モーガンのみ
このように、彼の活躍はすでに前例のない領域に突入しており、比較対象すら見つからない状態だ。
2026年MVPも“当確”！？ 米識者の見解
米スポーツサイト『FANSIDED』の記者ザカリー・ロットマン氏は、「2026年も大谷がMVP最有力」と語り、彼を超えるには“歴史的な偉業”が必要だと指摘。2022年のジャッジによる62本塁打でさえも満票を阻止できなかったことを例に、大谷がいかに“超えがたい存在”であるかを説明している。
また、元MLB投手のブレイデン氏は「MVPに異論があるなら壁に話せばいい」と断言。スポーツ界全体における“象徴”とまで称賛しており、まさに“唯一無二”の選手として評価されている。
MVPの裏で見せた人間味と家族の物語
MVP発表の瞬間には、妻・真美子夫人、愛犬デコピンと共に笑顔を見せた大谷。SNS上では、インタビュー中に聞こえたとされる赤ちゃんの泣き声が話題に。長女が「ンギャー」とMVPを祝福していたというファンの声もあり、家族の存在が彼の背中を押していることは間違いない。
同僚のムーキー・ベッツは、「彼が投手をやめるまでは、MVPを獲り続けるだろう」と語り、投打両面での圧倒的な実力に脱帽。チームメイトからもリスペクトを集める大谷の存在は、ドジャースにとって不可欠だ。
まとめ
大谷翔平が成し遂げた“4度目の満票MVP”という偉業は、MLBの歴史を塗り替えるものであり、今後も語り継がれていくだろう。2025年シーズンは、打者としての驚異的な成績に加え、投手としての完全復活も実現。これにより、彼はまた一つ“伝説”の扉を開いた。
すでに2026年のMVPレースも“大谷一強”との声が上がる中、彼がどこまで記録を更新し続けるのか。世界中の野球ファンが、その一挙手一投足に注目している。
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