記事のポイント
・メッツ千賀滉大がカージナルス戦で今季3勝目をマーク
・5回2/3を3安打無失点に抑え、防御率0.79でナ・リーグ単独トップ
・直球使用率が今季平均の約1.5倍となる44.9%、配球の変化が奏功
・18回2/3連続無失点で「ゲームの領域」とMLB公式も称賛
3試合連続無失点で快進撃
カージナルス打線を封じ込める
ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が、現地19日(日本時間20日)に本拠地シティ・フィールドで行われたセントルイス・カージナルス戦に先発登板し、5回2/3を89球、3安打無失点、4奪三振の好投を披露。これで3戦連続の無失点となり、今季成績を3勝1敗、防御率0.79に伸ばし、ドジャースの山本由伸(0.93)を抜いてナ・リーグの防御率トップに立った。
初回はわずか7球で三者凡退に仕留め、上々の立ち上がりを見せた千賀。2回には四球と二塁打で一死二・三塁のピンチを迎えたが、得意のフォークで空振り三振、続く打者を中飛に抑えて難を逃れた。5回には再び無死三塁の場面を招くも、三振と本塁封殺で得点を許さず。6回途中に死球を与えたところで降板したが、後続のギャレットがしっかりと抑え、無失点リレーを完成させた。
配球の妙が光る投球術
直球割合44.9%、フォークとの駆け引き
この日の千賀は、シーズン平均の約1.5倍となる44.9%の直球を多用した。今季ここまでフォーク中心だった配球から一転、カットボールやスイーパーも交えた多彩な組み立てが光った。試合後、千賀は「どのチームもフォークに対応してきている。だからこそ、他の球種を意識して使う日があってもいい」と語り、配球の柔軟性が今回の好投につながったことを明かしている。
カルロス・メンドーサ監督も「今日の千賀は普段と異なり、フォーシームが最大の武器だった。カットボール、スイーパーも効果的に使い、ゴロを打たせる配球ができていた」と称賛。試合を重ねるごとに球種の幅とコントロールが進化しており、MLB2年目の今季はさらなる飛躍が期待される。
「ゲームのような」快投に称賛の声
MLB公式が“ビデオゲームの領域”と絶賛
18回2/3連続無失点と、圧倒的な安定感を見せる千賀の投球に、MLB公式サイトも注目。「彼の数字はまるでテレビゲームのようだ」とし、シティ・フィールドで三振を奪うたびに「SEGA」風ロゴが表示される演出も紹介された。特に決め球となったフォークは、4つの空振り三振すべてに使用されており、“お化けフォーク”の異名通りの威力を発揮している。
また、ニューヨーク・ポストは「メッツはついに真のエースを手に入れるかもしれない」と、今季の千賀が持つ存在感と貢献度を高く評価。ルーキーイヤーの23年はナ・リーグ新人王投票2位、サイ・ヤング賞投票7位と高い評価を得ていたが、今季はそれ以上の成績が期待される。
まとめ
千賀滉大が3戦連続無失点の快投を見せ、リーグ単独トップとなる防御率0.79を記録。フォーク一辺倒から脱却し、直球やカットボール、スイーパーを効果的に組み合わせた投球は圧巻だった。今後のさらなる飛躍が期待される中、「ゲームの領域」と称されるその活躍から目が離せない。
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