【MLB】ドジャース・佐々木朗希が「右肩インピンジメント症候群」でIL入り!長期離脱も!

記事のポイント

・ドジャースは佐々木朗希の「右肩インピンジメント症候群」による負傷者リスト入りを正式発表
・初の中5日登板後に異変、球速低下とパフォーマンス不調が明確に
・復帰時期未定、無期限ノースローでリハビリへ
・監督は「数週間前から違和感を抱えていた」と証言

目次

ドジャースに激震走る

ロサンゼルス・ドジャースは13日(日本時間14日)、佐々木朗希投手が「右肩インピンジメント症候群」と診断され、15日間の負傷者リスト(IL)に入ったと正式に発表した。開幕から先発ローテーションを担ってきた23歳右腕の戦線離脱は、チームにとって大きな痛手となる。

インピンジメント症候群とは、肩関節の構造上、腕を上げたりひねったりする動作の際に骨同士が衝突し、炎症や痛みを引き起こす障害。水泳やテニスなどの競技者にも多く見られ、回復には長期間を要することも少なくない。実際にチーム内でも同じ症状で開幕から60日間離脱していた投手もおり、佐々木にも長期離脱の可能性が高まっている。

霞ヶ浦医療センター公式HPなどによると、肩のこすれや挟まりこみなどが原因になると考えられており、野球のほかにも水泳、テニス、ゴルフなどで腕を上げる動作を頻繁に行う場合に発症することが多いという。  元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏は
「(MLBの)ボールに適応しなければいけない中で、日本のボールよりしっかり持たなければいけない。肩、肘への負担が大きくなるので、そういったところも影響しているのかなと」
と分析した。
「心配は心配ですけど、インピンジメントなので、時間をおいた時にどれくらい落ち着くかというところ。(重症ではないと)思っています、今のところ。ただ状態が戻って投げた時にまた出るとなると、改めて検査せざるを得ない」
とも語った。

中5日登板が引き金に

キャリア初の試みに身体が悲鳴

佐々木は9日のダイヤモンドバックス戦でキャリア初の中5日で登板したが、初回から球速は150キロ前後に低下。本来の姿には程遠く、5回途中で5失点、0奪三振とメジャー最低のパフォーマンスとなった。試合後には右腕の張りを訴え、指揮官デーブ・ロバーツ監督も「痛みがあったようだ」と明かした。

これまでドジャースは、日本時代と同様に1週間に1度の登板間隔で佐々木を起用していたが、5月に入り中5日への変更を試みた。しかし体調面に異変が現れ、今回のIL入りへとつながった。

調整プラン再考不可避

無期限ノースローで回復を優先

ロバーツ監督は「朗希は数週間前から違和感を抱えていた」と証言し、「パフォーマンスに影響が出ると感じた時点で報告してくれた」と佐々木の決断を尊重。今後については「しばらく休ませて、100%の状態になってから戻したい」と語っており、無期限でのノースロー調整が始まる見込みだ。

ロッテ時代から右肩には不安を抱えていた佐々木は、過去にもシーズンを通して規定投球回に到達した経験がなく、今季メジャー挑戦の壁に直面した形となった。今後はメジャーでの調整継続か、マイナーでのリハビリ登板か、プランの見直しも含めた再構築が求められる。

ドジャース投手陣に試練続く

ドジャースではタイラー・グラスノーやブレイク・スネルといった主力先発陣にも故障者が続出しており、先発ローテーションのやり繰りが困難な状況。カーショーの復帰が近いとはいえ、佐々木の穴は大きく、フェアライゼンの昇格で当座を凌ぐ方針だ。

また、MLBボールの影響も一因との見方もあり、元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏は「日本のボールよりしっかり握らなければならず、肩や肘への負担が大きい」と分析している。

まとめ

佐々木朗希のIL入りは、ドジャースにとって投手陣再編を余儀なくされる事態となった。メジャー挑戦1年目で迎えた最初の試練を、いかに乗り越えるかが今後のキャリアに大きく影響しそうだ。チーム、そしてファンにとっては、佐々木が万全の状態でマウンドに戻ってくる日を静かに待つしかない。

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