ロサンゼルス・ドジャースが10月9日(日本時間10日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのナ・リーグ地区シリーズ第4戦でフィラデルフィア・フィリーズに延長11回、2対1で劇的サヨナラ勝利を収めた。勝利の立役者は、3回パーフェクトリリーフを披露した佐々木朗希。23歳の若き右腕が、圧巻の投球でチームを2年連続のリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)進出へ導いた。
・ドジャースが延長11回の末にフィリーズに2-1でサヨナラ勝ち
・佐々木朗希が3回完全リリーフで試合の流れを完全に掌握
・ロバーツ監督も「最高レベルの救援登板」と佐々木を絶賛
・LAファンやチームメートも佐々木の投球に歓喜と称賛
・NLCSは10月13日(日本時間14日)から開幕、対戦相手はブルワーズかカブス
佐々木朗希が試合を制圧
8回から登板、打者9人を完璧封じ
同点で迎えた8回、マウンドに上がったのは3番手・佐々木朗希。ポストシーズン初の3イニング登板となったが、圧巻の内容を披露した。8回にはナ・リーグ本塁打王シュワーバー、強打者ハーパー、ボームを相手に8球で3者凡退。続く9回には、160キロ超の直球と切れ味鋭いフォークで再び三者凡退。延長10回も圧巻の投球で3人を退け、合計36球、打者9人に対して無安打・無四死球・2奪三振の完璧なピッチングで試合の流れを一気にドジャースに引き寄せた。
「ロウキに乾杯!」シャンパンファイトで主役に
試合後のロッカールームではシャンパンファイトが行われ、ロバーツ監督が「ロウキを祝おう!」と声を上げると、ロハスらが「ロウキに乾杯!」と叫び、チーム全体が佐々木を称えた。大谷翔平も「彼のために飲もう」と笑顔を見せるなど、佐々木の存在感はこの日最大のものだった。
劇的サヨナラ勝ちの舞台裏
相手のミスを突いた勝利
延長11回裏、ドジャースは二死満塁のチャンスを作り、打席にはアンディ・パヘス。ピッチャーゴロとなった打球を、フィリーズの若き右腕カーケリングが焦って処理ミス。悪送球の間に三塁走者キム・ヘソンが生還し、サヨナラ勝利となった。一方でキムが一度ホームベースを踏み損ねる場面もあり、SNSでは「危なかった」「ヘソン本気だった?」と話題に。ただ、しっかりとベースを踏み直していたため問題にはならなかった。
ロバーツ監督も相手に敬意
ロバーツ監督は試合後の会見で「このシリーズは“瞬間的クラシック”と呼ぶべき名勝負だった」と述べ、敗れたフィリーズと若手投手カーケリングにも「つらいだろうが、素晴らしい投手」と賛辞を贈った。対戦相手へのリスペクトも忘れない姿勢に、ファンや関係者からは称賛の声が上がっている。
まとめ
ドジャースが手にした劇的な勝利は、佐々木朗希の圧巻のピッチングが原動力となった。3回パーフェクトという記録以上に、その存在感と勝利への執念がチームに流れをもたらしたのは間違いない。ロバーツ監督の信頼を得て、シャンパンファイトの主役となった佐々木。2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めたドジャースは、次戦でミルウォーキー・ブルワーズまたはシカゴ・カブスと対戦する。頂点を目指す戦いは、まだ始まったばかりだ。
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