サンフランシスコ・ジャイアンツのプロスペクト、ケーシー・シュミットは守備面で評価の高い選手だった。しかし、バットでもインパクトが残せる選手だと示すのに時間がかかる事はなく、現地火曜日の夜のメジャーデビュー戦の4回第2打席で、相手ナショナルズの先発パトリック・コービンに対し左中間へ推定飛距離420フィートのホームランをを放った。また右ふくらはぎの張りからブランドン・クロフォードがリハビリを続ける中、本来三塁手であるシュミットは、メジャーデビューであるこの日は遊撃手で先発出場。サイロ・エストラーダを二塁へとスライドさせることになった。
チームの野球総責任者であるファーハン・ザイディ政権下では初の野手でドラフトに指名されたシュミットは、ジャイアンツがシュミットを昇格するという知らせをAAAサクラメントの監督デーブ・ブランデージから受け取った。その後サンディエゴ出身のシュミットは彼の両親にその話を伝え、MLB公式によれば、両親はシュミットの晴れ舞台を見るためにジャイアンツの本拠地オラクルパークに、40人の友達、親族を連れて観戦に訪れたそうだ。
「とても興奮する。昇格のニュースを受け取り、ここに来れて、そしてみんなの周りにいる事は嬉しい。とてつもなく特別だ」そう述べるシュミットは、2020年のドラフトでサンディエゴ州立大学から2位でジャイアンツに指名、チーム内ではベストディフェンダーの一人として考えられており、三塁手として昨年2022年にはマイナーリーグでのゴールドグラブ賞を受賞をしていた。ただ昨年、シュミットと並んでチームのトッププロスペクトであるマルコ・ルシアーノがが腰のケガでシーズンの大半を棒に振った際、ショートをも守り周囲を驚かせた。
「彼が最も思い起こさせる選手は、カーディナルスのノーラン・アレナドだ。彼の手そして足の使い方が、どれだけそれらが協力して同期しているか。少なくとも守備面では、それが自分の一番の比較だろう」クロフォードはそうシュミットの守備を絶賛している。
またシュミットは内野の左側を主に守っているが、ジャイアンツはシュミットに対しセカンドのポジションで守る機会を与えており、初めてメジャーのロスターに加わるのに準備している中、さらに守備面で柔軟性を加えた。
「我々のロスターは現在、サイロに時折休みを与え、ショートを少し守らせ、セカンドで少しプレーさせ、JD・デービスに休みが必要となった時にサードを守らせるよう動きまわす必要があった。私は彼が一貫した出場機会を得られる機会が多くあり、そして長すぎる間、ラインアップに入らないだろうというのが彼にはないと感じた。ケーシーは我々の為にプレーするためにここにいる。彼はジャイアンツの勝利に貢献するためにここにいる。そして成長を続けるだろう」監督のゲーブ・キャプラーはシュミットについてそう語る。
さらに守備面が長所である一方、シュミットはここ最近のシーズンでバッティングでも明るい点を示しており、2022年シーズンはハイーA、ダブルA、トリプルA併せて126試合で打率.293、OPS.854、ホームラン21本をマーク。今シーズン2023年はスプリングトレーニングでジャイアンツの優れたニューカマーに送られるバーニー・ニュージェント賞を受賞したのを筆頭に、AAAでの32試合で打率.313を記録し、現地水曜日にはシーズン初ホームランを放った。「僕はボールに対して質のある打球を当てる事が出来ていると感じているし、楽しんでそして自分が得られる事ができる事を吸収している。自分のアプローチがずれている状態の時、僕は元に戻るように調整することを努力している」シュミットはまたそう口にしている。
またシュミットが、MLBへと昇格したことから、デービスに三塁の先発出場機会を奪われ現在はよりパートタイムの役割へと下げられているデイビッド・ビヤーに影響がある可能性が高く、ビヤーは今までのところ95打席で打率.145、32三振の成績となっている。ただ現地時間の火曜日に1週間ぶりに先発メンバーに名を連ね、6番指名打者で起用された。
一方でケプラーは「彼はまだMLBのレベルで我々が成し遂げようとしている事のパートで大きな価値がある。私は強くデイビッドが、このロスターでインパクトが残せると信じている」とコメントするようビヤーが打席で調子を戻すだろうことに自信を示しているものの、クロフォードが故障者リストから復帰する状態となった時、トリプルAのサクラメントに降格させられる可能性は十分にある。
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