シカゴ・カブス、クリストファー・モレルが歴史的なペースで打球を飛ばしているのならば、なぜならそれは事実だからだろう。それに、モレルがここ最近の活躍と似たパフォーマンスをカブスの長いフランチャイズの中で収めた選手は、真の有力者たちが並んでいる。
例えば、日本時間24日前までの10試合でのモレルの成績、16安打、7ホームラン、13打点に16得点は、1900年以降のチームからではクリス・ブライアント(2016年)、サミー・ソーサ(1998年、2001から02年)、ライン・サンドバーグ(1990年)、ビリー・ウィリアムス(1970年)、アーニー・バンクス(1958年)、ハック・ウィリアムソン(1930年)がその少数のグループに名を連ねている。ずばり、簡単に片づけるとすればチームの歴史で、最も素晴らしかった打撃シーズンを解き明かすものだろう。
また現地日曜日に2対1で負けた対フィリーズ戦、モレルはトリプルAアイオワから再昇格してから8本目のホームランを放ち、以下の記録にもモレルは名を刻んだ。
・1900年以降でのシーズン最初の11試合で最低8ホームランは、現中日のアリスティディス・アキーノ(2019年、8本)、マイク・シュミット(1979年、9本)、ルイス・ゴンザレス(2001年、9本)に次ぐ史上4人目
・11試合連続で最低1安打&1得点は、カブスの1900年以降の記録では1954年シーズンにハンク・サウアーの12試合のみがモレルより長い最長記録。またMLB全体で12試合連続でのこの偉業を最後に達成したのは2021年シーズン7月に、同じくシカゴに本拠を置くホワイトソックス、ティム・アンダーソン。
・ミネソタ、ヒューストン、フィラデルフィアでの9試合の遠征を通して7ホームラン。そのうちミネソタで、モレルは今シーズンチーム内で2本の最長飛距離の本塁打を記録し、現地14日にターゲットフィールド3階席に飛び込む推定461フィートを、12日にはライトの2階席に429フィートの当たりを放った。
そして続く現地23日のメッツ戦。モレルは5試合連続のホームランとし、シーズン12試合に出場した時点で9本目の本塁打となった。前者はカブスの球団記録ではモレルが放つ前はサミー・ソーサ(1998年)、ライン・サンドバーグ(1990年)、ハック・ウィリアムソン(1928年)のみで、リーグ全体では12試合で9本以上放った打者はマイク・シュミットの11本塁打のみとなっている。
また打率等の成績では23日の試合前現在でシカゴとトリプルAアイオワを合わせた40試合で、モレルは打率.342、OPS1.213、19ホームラン、12二塁打、2三塁打、45打点を稼いだ。またその時点で三振率は37.5%と平均よりかなり高かったが、メジャーでは長打率.957としている。
「クリストファーは、打席内における自制心に関して完成された状態とは程遠い。我々は彼から、アグレッシブさを取り除くつもりはないし、私は、空振りがあるということに耐えなければならないと思っている」
そうモレルについてコメントを寄せるカブス打撃コーチのケリーは、MLB公式のジョーダン・バスティアンにモレルは現在、本人がダメージを与えられるゾーンを明確にし、ピッチャーが投じる”ボールを倒す”ことを学んでいる段階にあると説明しており、ケリー曰く取り分け高めの直球に対してがその例なのだという。
さらに今シーズン少ないサンプルではあるが、ケリーのそのコメントを数字では裏付けており、現地日曜日の試合前までではストライクゾーン高めか、そのゾーンのやや上では、ストレート系のボールに対しモレルはexpected SLG .849をマークしている。一方で昨年の同指標では.452だった。
「彼はもっともっとうまくなるだろう。彼らは、必然的にストライクゾーン高めではなく、自分たちの高めのゾーンとどう自分たちがその球種を操るかを考えだそうとし始めている」またケリーはそう述べる。
ただ、23歳のモレルがマイナーで証明することがないのは明らかであり、マイナーでの高いパフォーマンスでカブスに決定を強いさせ、そのアクセルを緩めてはいない。そのことから、監督のデイビッド・ロスはユーティリティー性のあるモレルを内野や外野のいたるところ、さらにはDHとしてでも打順に組み込み続けられる方法を探している。
「私がモーについて気に入っている事は、彼が情熱をもってプレーしている事、ラインアップのどこへ起用されても、守備位置がどこであってもプレーするのが大好きな事だ。彼は、バッティングで真の脅威と攻撃性、そしてフィールド上のあらゆるところでの運動性を持って来た。私は、彼のキャリアが進展するのを見続けられることに興奮している」とロスは評価した。
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