【WBC】ブリュワーズトップ有望株フレイリック。WBCがシーズンへの大きな弾みとなるか?

一方では、サル・フレイリックは初めての経験となるメジャーリーグのキャンプの中で戦うチャンスがあった。ただもう一方では、WBCにイタリア代表でプレーできるオファーを受けていた。

ミルウォーキー・ブリュワーズのプロスペクト2位、リーグでも全体30位の評価を受けているフレイリックは後者を選んだ。その決定をチームも喜んでいる。監督のクレイグ・カウンセルはこう語る。「競争的な環境の中で彼は楽しむだろう。だから彼にとっては面白いことだ。それがこの経験であり、それがWBCの理由だろう。ユニークな経験であり、ユニークな機会だ。ユニークな経験を得るようにサルは将来MLBのスプリングトレーニングの一員としてを多くを過ごすだろう」

元ボストン大学の内野手であったブレイク・ブテラが今大会のイタリア代表のベンチコーチを務め、名前はクロアチア系であるが両親ともにイタリアの血筋を強く引くフレイリックとはつながりがあった。フレイリックは現地3日までブリュワーズのスプリングトレーニング施設に滞在し、アリゾナ州のフェニックスからロサンゼルスを経由し、イタリアに加え、オランダ、キューバ、パナマ、開催国のチャイニーズ・タイペイが東京行きを賭けて戦うプールAの開催地台湾へと向かう予定。プールA出場国でブリュワーズに所属している選手は、フレイリックと同じイタリア代表に、マイナーでプレーしている投手のマイケル・ブセロッティ、パナマにリリーバーのハビー・ゲラ、マイナーで投げているマット・ハーディーの4人がいる。

「自分の頭の中で、戦う事、勝つたいという思いは個人の成長と協力している。僕は、どんな時であれ自分が勝つことに取り組み、戦うことは自分自身をより良くするものと確信している。だから僕にとってシーズンに向けて準備するうえで、他に良い方法はないと思っている」フレイリックはそうコメントを残した。

またフレイリックはブリュワーズの40人枠リストに名前が入っていないことから、出場するためにリクエストがブリュワーズを通過しなければいけなかったが、チームはWBCを経験する価値についてフレイリックの考えに同意した。フレイリックはこのことに関してこう述べる。「簡単なものだった。僕は彼らに、自分の望んでいる事だと仕えた。そして彼らは支持してくれた」

また以前、フレイリックはMLB公式のアダム・マッカルビーに対し2022年シーズンを終えた場所であるAAAのナッシュビルで今シーズンをスタートすることになると予想しているとのコメントを出している。昨年、フレイリックはハイA、ダブルA トリプルAの3階級併せて119試合で打率.331、出塁率.404、長打率.480、盗塁24をマークし、評価の高い守備では外野3ポジションを守った。
今シーズンは、メジャーデビューを果たせるであろう良い位置におりMLBでのキャンプに参加する中、フレイリックは大きく目を見開いている事だろう。
「興奮するよ。あたりを見渡して、みんなと顔を合わせて、同じフィールドでプレーできる。ゾクゾクしているよ」スプリングトレーニングでの試合が始まる前フレイリックはそう述べていた。

https://www.mlb.com/brewers/news/sal-frelick-starring-in-world-baseball-classic

本記事は、URL元の記事を元に翻訳、書き加えたものです。
引用元:wisportsheroics.com

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