【リーグワン】NECグリーンロケッツ東葛 パラスポーツ体験会(SDGs DAY)に密着!

目次

NECグリーンロケッツ東葛の新たな取り組み「SDGs DAY」とは?

パラスポーツの面白さは実際に体験してみないとわからない。

この日のNECグリーンロケッツ東葛はNECグリーンロケッツ東葛 x レッドハリケーンズ大阪戦前に柏の葉公園総合競技場場外エリアにて新たな取り組みを行った。

NECは、NECグループのPurpose (存在意義)である、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現にむけ、スポーツを通じて「誰もが夢を抱き挑戦できる環境づくり」を推進している。その活動の一環として、「ボッチャ・車いすテニス体験イベント(SDGs DAY)」を開催。

そのMCをウルスポナビゲーターのこにわが務めた。

パラスポーツ体験会(ボッチャ・車いすテニス)、第一部はNECグループの社員向けに、第二部は一般向けに行われ、NECが応援するパラスポーツの体験機会を通じて“誰もが夢を抱き挑戦できる環境づくりに貢献する”企業姿勢の認知・共感を高めることや、ロケッツゲーム観戦(感動)を通じた社員の誇りとワクワク感向上にあるそうだ。

車いすテニス体験会はNECがスポンサーシップ契約している国枝慎吾さんが車いすテニスを始めるきっかけとなり、ホームコートとして練習を行っていた吉田記念テニス研修センター(TTC)のコーチ陣が、ボッチャ体験会はNECグループ社員によるボランティアの方の協力のもと行われ、子供達は初めてのボッチャと車いすの扱いに興味津々。何度も挑戦する子供も現れた。

MCのこにわ氏も国枝慎吾選手のエピソードや上原結衣選手の練習メニューなどを交え会場を盛り上げた体験会は大成功に終わった。

NECグリーンロケッツ東葛で初となる『試合解説音声サービストライアル』実施‼️気になる試合は?

体験会終了後はすぐにNECグリーンロケッツ東葛 x レッドハリケーンズ大阪戦が開始。NECの社員やボランティア参加者向けにNECグリーンロケッツ東葛で初となる『試合解説音声サービストライアル』を開始。試合解説音声サービスは「PlatCast」を活用。グリーンロケッツ東葛OBの岡村氏が実況、解説に小林選手が、ゲストとしてこにわ氏が入り試合を盛り上げる。

肝心の試合はこの日、レメキキャプテンが不在。ジェフリーズ兄弟対決となったこの試合、序盤からスクラムが噛み合わない部分もあったが、アッシュ・ディクソンのトライで勢いに乗るとその後は順調に得点を重ねる。だが、後半開始早々、レッドハリケーンズ大阪のブレイク・ギブソンにトライを許すなどやや嫌な試合の入り方となったが、54分にミティエリ・ツイナカウヴァドラがトライを奪うとその後は順調にトライを重ね突き放す。途中出場のスクラムハーフ・田中史朗選手のテンポの速いパス出しも効果的に作用する。

結果的にディビジョン1を狙うNECグリーンロケッツ東葛が60-15で快勝し今季最多得点となり勝ち点5を獲得。D1入りへ弾みをつける1勝となった。

試合後、記者会見より

レッドハリケーンズ大阪

「NECグリーンロケッツ東葛さんはおめでとうございます。しっかりとした良いパフォーマンスをしていて、われわれのミスに付け込んでチャンスをモノにしていたと思います」(マット・コベインHC)

――今日の試合での課題はどのようなところにありましたか?
「一つだけというより、課題が多過ぎて困っている状況です。一つだけのプレーや場面ではなく、すべての面で改善していかなければいけないですし、ハーフタイムにも伝えたんですが、やるべきことを遂行できるかどうかが大事です。その部分で前半はチャンスをつかみ取ることもできたのですが、そのチャンスを後半はつかみ取れず、フラストレーションの溜まる場面もありました。選手たちにも伝えましたが、何かを変えなければいけません。練習で良い準備ができていたにもかかわらず試合では出し切れていない部分が多かったので、そこは変えていかなければいけません。この2チームは個人個人のパワーも違うと思いますし、ゲインラインを取るところに苦戦し、ディフェンスでは逆に取られてしまいました。そういう接点で負けてしまうと、試合に勝つのは難しくなると思います」(マット・コベインHC)

「今日の試合は、ここ数試合、フェーズディフェンスのところでは粘り強く守れている実感があったので、前半は意図的に風下を選んで耐えしのぎ、後半は風をしっかりと使って試合をより有利に進めていくというプランでした。ただ、前半の試合の入り、またもイグジットに失敗してしまって、精度の低いプレーをしてしまった結果、ソフトなトライを立て続けに決められてしまいました。やはりこのディビジョン2でトップ3の相手に勝つには、このようにソフトなトライを取られてしまっていては試合にならないと思います。ただ、その中でも前半に2トライを取って、後半のファーストトライもこちらが思っていたとおり取ることができました。そこまではよかったんですけど、敵陣でラックにプレッシャーを掛けて蹴り出させて、もう1回自分たちのアタックを再開させればいいところで、ディシプリンを守り切れず、いらないペナルティをしてしまって相手にモメンタムを生ませてしまいました。その結果、相手には素晴らしい選手がたくさんいるので、波に飲まれてしまった形です。ただ、(順位決定戦を含めて)残り4試合あります。アタック、ディフェンスでトップ3の相手に通用している部分はあるので、もう一度、われわれの強みを見直して、残り4試合全勝できるように戦っていきたいと思います」(杉下キャプテン)

――残り試合を全勝するために、どういうところを変えていきたいですか?
「プレー精度を高めていくしかないと思います。アタック、ディフェンス、エリアマネジメント、その一個一個のプレー精度と判断を高めていきたいです。それは練習でしっかりやるしかないと思うので、この試合のレビューをしっかりして、それを練習につなげて、試合につなげる。シンプルにそこです」(杉下キャプテン)

NECグリーンロケッツ東葛

「特に後半は結果を残せて、そこは満足しています。前半が終わり、ハーフタイムには『エラーが多かった。抜け切らなかったら、蹴って外に出していい』と伝えました。前半の終わりと後半の始めは点を取られて残念なところもありましたが、後半は良いトライを残せましたし、試合の最後に良いトライができたこともよかったと思います」(ウェイン・ピヴァック HC)

――後半はテンポの良いパス回しと、幅を使ったスピーディーな攻撃が見られました。現在のアタック面の手ごたえを聞かせていただけますか?
「意識していることはブレイクダウンのスピード、幅を使うこと、あとは一人ひとりの判断です。逆目に攻めたり、順目に攻めたり、チームには良いプレーヤーがいるので、その判断のところで全員が一丸となったときに良い結果を残せると思っています。そういう意味では、選手がしっかりとまとまれば結果を出せますし、脅威になると思います」(ウェイン・ピヴァック HC)

「久しぶりのホストゲームで、みなさんの前でしっかりと勝ち点5を取る試合ができたことはよかったと思います。もちろん、内容は僕たちが目標としているものからまだまだ遠い時間帯もありました。なので、そこはここから修正していかなければいけないと思いますけど、久しぶりのホームゲームで、寒い中、応援してくれた方々が僕たちの試合を見て楽しんでくれたんじゃないかなと思います」(瀧澤ゲームキャプテン)

――瀧澤選手は以前、レメキ ロマノ ラヴァ キャプテン の欠場について「チームが成長するチャンス」だと話されていました。今日の試合では、その成長を示せたと思うのですが、いかがでしょうか?
「マノ(レメキ ロマノ ラヴァ キャプテンの愛称)は素晴らしい飛び道具のような選手なので、もちろん彼がプレーできるならそれはいいと思うんですけど、こうやって同じポジションには、マノがいないことでステップアップする機会をもらえた選手がいますし、それをしっかり今日は表現できました。マノがいなくても自分たちはできると、(ウェイン・ピヴァック)ヘッドコーチにアピールできた選手がいます。この先もマノがいるとは限らないですし、どういうことが起きるかは分からないです。こうやってチームの中でコンペティション(競争)が起こることは、マノだけじゃなくてほかの選手(が欠場したとき)もそうですけど、チームが前に進める機会だと思います」(瀧澤ゲームキャプテン)

最後にこにわが質問をする。

「3/24に『柏の葉1万人CREW計画』がありますが、1万人が来たらこういうラグビーを見せたいというのものがあればお聞かせください」(こにわ)

「今日は2,715人ということなんですが、1万人は今日の4,5倍になります。その人達がつい声が出てしまうような、歓声で僕達のコールが聞こえないような、見ている人達がエキサイトする試合を。もしかしたら、僕達の動きで感動していただけたり、子供達がラグビーを始めたいと思ってくれたりするかもしれない。1万人もいるとやった事も見た事もない方もいると思うので、これから見続けたいとか、人の心を動かす何か、人の行動が変わるようなそういう試合になればいいと思う。最終ゴールとしてはそのためにラグビーをやっているので、そういう試合を見せられるよう準備したい」(NEC・瀧澤ゲームキャプテン)

3/24には前述「柏の葉1万人CREW計画」を始動中!クラブの様々な取り組みに今後も期待したい!!

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この記事を書いた人

南 英博のアバター 南 英博 ULTRA SPORTS 編集長

世界初のクラウド型スポーツメディアである「ULTRA SPORTS 」WEB版の編集長に就任。当サイトはアスリートのセカンドキャリアを応援し、将来的に様々な競技の参加者同士が自由に交流できるプラットフォームとすべく日々奮闘中。ライターとしての顔も持つ。フットサル、高校野球の取材経験あり。高校野球は主に埼玉担当。

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