Jリーグノスタルジー「ヴェルディvsマリノス」
長生きすること、歳を重ねること、たくさんのスポーツを見ること、ものをよく知っていること。
これすなわち
幸せの価値が爆上がりすることである。
2024年2月25日
新国立競技場
東京ヴェルディ vs 横浜F・マリノスの31年ぶりの開幕戦が行われました。
ビジョンに31年前のJリーグの開幕の映像が流れるとスタジアムが静かになる。
あの時を知っているサポーターは噛み締める。
あの時を知らないサポーターは疑問符を浮かべながら見る。
ビジョンに映し出されたのは日本サッカーをプロ化に持っていった川淵三郎チェアマンの当時の開幕宣言。
あの時を知っているサポーターはさらに気持ちが高ぶる。
あの時を知らないサポーターは誰かを理解しようとしながらビジョンに見入る。
31年前の夢の光景から、新国立競技場に戻ったその瞬間。
マイクの前に31年後の川淵三郎チェアマンがいた。
新国立競技場に大歓声があがる。
途中、川淵チェアマンは泣いていた。
涙の重みを語るのは野暮だ。
会場を埋め尽くした5万人以上のみなさんがその涙の重みを想像しながら噛み締めればいい。
とにかくその涙は美しかった。
キックオフの瞬間、31年前の自分に戻っていった。
まさにバックトゥザフューチャー!
先制点を決めたのは16年ぶりにJ1に戻ってきたヴェルディ!!
ヴェルディサポーターはここから着火したように音が大きくなる!
31年前もヴェルディが先制した。
当時、ヴェルディ川崎のマイヤー選手がJリーグの1点目を記録した。
後半に入るとマリノスの圧が強くなる!
Jリーグ初代得点王のラモン・ディアスはいない。
ビスコンティもいない。
エバートンもいない。
井原正巳さん、木村和司さん、水沼貴史さんもいない。
いや、水沼宏太がいる!宮市亮がいる!エウベルがいる!
31年前から紡いできたものが今の選手にはあるのだ。
そして歴史は繰り返す。
後半にマリノスが2点を決め勝利。
31年前と同じ点数での勝敗で幕を閉じた。
サッカーの神様はなんとも言えない粋なことをするものだ。
オリジナル10の伝説、伝統の一戦は今後も続く。
31年ぶりのこの開幕戦がJリーグの紡ぎのすごさをさらに感じることができた。
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https://note.com/koniwa_yasumasa
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