東京都豊島区池袋にあります、キックボクシングジム レグルス池袋ジムの代表をしております、MIYATOです。
一気に春めいてきましたが、急に寒くなる日もあり、体調管理や服装が難しい時期ですね…。私は今年は花粉症がかなり酷く、目も痒く、鼻水ズルズルな毎日です…。寝不足や疲れがある時は更に酷くなるので…。来年からは薬を処方するか(未だ薬は使ってません)シーズン前に注射でも打とうかなと本気で思っています。皆さんは如何でしょうか。
さて、先日のお話ですが、私がインストラクターになるきっかけをくれた方のキックボクシングのプロ試合がありまして、その方の引退試合という事で、これは絶対行かないと!と、数年振りにプロ試合観戦に行ってきました。また、私が運営しているレグルス池袋ジムの女性インストラクターが現役の総合格闘家でもあるので、そちらの試合もあり、2週続けての試合観戦でした。以前は私が働いていたジムや、その周りの方で現役プロ選手が何名かいらっしゃったので、年に数回はプロ試合を観に行っていたのですが、選手の皆さんも引退されていきますので、今では上記のお二方の試合を観に行くだけとなりました。今回は、プロ選手の試合を観て思った事、感じた事、こういう大変さがある、というのを綴ろうと思います。私はプロ経験はありませんので、私の主観になると前置きした上でのお話です。
当たり前な話ですが、どの世界でもプロ選手というのは凄いです。練習に練習を重ね、自分と見つめ合い、身体も心も強くないとプロ選手にはなれません。特に格闘技は、普段の練習にプラスして【減量】というもう一つの試合がありますので、減量があるだけでも他の競技より過酷です(他の競技のアスリートの方も体重調整はするでしょうが、格闘技ほどの大きな減量はしないのかなと思います。何故、減量をするのかというのは、ここでは一先ず外します)普段の練習+減量。減量は試合をやる条件、約束ですから、もし体重が落ちなかったらどうしよう…という不安とプレッシャーが選手は常にある状態。体重を落とすと体調も辛くなるので、そこも管理しないといけない。また、練習の日々で身体の疲労も積み重ねられ、怪我に繋がる事も。運動で身体を動かすという概念を覆すほどに身体を鍛え、追い込み、練習を繰り返す。どの競技でもプロ選手とはそういうものだと思います。更にプロ格闘家の場合、日々の練習、減量とプラスして、自身の試合のチケットも売らないといけません。それが自身の収入になるのは勿論なのですが、普段応援してくれている周りの方やファンの方に、自分が試合をして勝つ姿を見せたいというのが一番の根底にあると思います。【練習、減量、チケット販売】これ以外にも、メインでされているお仕事もありますし、スポンサーさんへの挨拶や選手によっては、試合のポスター貼りをしてもらいに伺ったりも。
そこまでの苦労をして試合に臨むプロ格闘家の強い気持ちたるや、私なんぞでは想像もつきません。プロ格闘家といっても本当に様々で、アマチュアを何十試合もしてからプロデビューする方もいれば、社会人になってから格闘技にハマり、そのままプロになる方もいらっしゃいます。才能もあって練習もしっかりやって、凄く強くても怪我に泣かされて引退を余儀なくされる方もいますし、お仕事と並行して練習し、ご自身の身体とも向き合いながら長く続けている方もいらっしゃいます。私のようなジム運営、インストラクターをやっていると、プロ格闘家の方と接点が多くなりますから、その人のストーリーや背景を知ると、応援により熱が入るのは必然です。上記で書いた、お二人の選手は私とかなり近い距離の方達で、そういう所(活動)も間近で見ていたので、観に行った時の感動はひとしおです。また、練習や試合による疲労、ダメージもあります。格闘技は殴る、蹴るがありますから、打撲や裂傷、酷いと骨折や靱帯断裂等もありますし【パンチドランカー】という脳にダメージが蓄積されて起こる特有の症状もあります。プロアスリートである以上、競技関係なく、怪我とは常に向き合っているとは思いますが、それでも闘い続ける格闘家は本当に凄まじい世界で生きているなと感じます。まさに命を削るという言葉が相応しい。
強い、弱い、勝った、負けた、で評価されるプロの世界。その方達の背景まで知る事はあまりありませんが、表面の姿だけにとらわれず、そういう視点を少しでも入れながら試合を観ると、より楽しさが出るのかなと思います。
相も変わらず、まとまってない話ですが…(笑)少しでもプロ試合や選手に興味が出たら幸いです。
レグルス池袋ジム 代表 MIYATO
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