- 日本代表MF南野拓実が左膝前十字靱帯断裂の重傷
- フランス杯オセール戦で負傷、担架で運ばれる
- モナコが正式発表、全治期間は未公表
- W杯北中米大会（2026年6月開幕）出場は絶望的
- 今季21試合出場で4得点3アシストと活躍していた
南野、左膝前十字靱帯断裂が判明
日本代表MF南野拓実（30）が、12月21日に行われたフランス杯ラウンド32のオセール戦で負傷し、翌22日に所属クラブ・モナコが左膝前十字靱帯断裂と発表した。クラブは公式サイトを通じて、「オセールでの試合中に南野が左膝を負傷し、検査の結果、前十字靱帯断裂と診断された」と発表。具体的な全治期間は明らかにされていないが、W杯出場を目指す日本代表にとって大きな痛手となった。
南野はオセール戦の前半36分、相手のカウンターを防ごうとした際に左膝を痛め、ピッチに倒れたまま担架で運ばれた。担架に乗せられる際には、顔を両手で覆い悲痛な表情を見せており、当初から重傷が懸念されていた。地元紙『L’Équipe』や『Nice-Matin』も「最悪の事態が懸念される」と報じていた。
モナコと日本代表に大打撃
今季の南野は、モナコで公式戦21試合に出場し、4得点3アシスト。欧州チャンピオンズリーグでも1得点を挙げるなど、安定したパフォーマンスを続けていた。モナコは「タキ（南野）は回復までクラブの全面的なサポートを受ける」と声明を出し、「頑張れタキ、僕たちは君と一緒だ」と激励メッセージも添えている。
一方、日本代表においても南野は中心的存在で、国際Aマッチ通算73試合26得点の記録を誇る。森保ジャパン発足以来の主力で、遠藤航が不在時にはキャプテンマークを託されることもあるなど、その存在感は攻守両面において大きかった。
W杯出場は極めて困難に
専門家の見立てによれば、前十字靱帯断裂は一般的に8〜10カ月の離脱が必要とされる。2026年6月に開幕するFIFAワールドカップ北中米大会まで残された時間は約半年。このスケジュールから判断すると、南野のW杯出場はほぼ絶望的と見られる。
特に今回の負傷は、プロ1年目のセレッソ大阪時代にも痛めた左膝である点も懸念される。もし回復が長引けば、2026-27シーズン開幕までも復帰は厳しい可能性がある。森保ジャパンにとっても計算外の出来事となり、チーム編成や戦術面での再構築が求められる状況となった。
海外・SNSでも広がる衝撃
南野の負傷は日本国内だけでなく、海外でも大きなニュースとして取り上げられている。W杯で同組のオランダメディア『VI』は「日本にとって大きな痛手」と報じ、韓国メディア『OSEN』は「南野は日本代表にとってソン・フンミン級の存在」とその影響力を分析した。
SNSでも「W杯で南野が見られないなんて」「神様あんまりだ」「まじで悲しい」など、ショックや悲しみの声が多数上がっている。ファンの間では、「奇跡が起きて間に合ってほしい」と回復を願う声が絶えない。
まとめ
<H2>南野の離脱、森保ジャパンに残された課題</H2>
今回の南野拓実の重傷離脱は、日本代表にとって戦術・精神面ともに大きな試練となる。攻撃の軸を担い、時にはキャプテンとしてチームを牽引してきた南野の不在により、代役の育成やシステムの見直しが急務だ。ワールドカップ本番に向けて、チームとして新たな戦力の発掘と結束力が試されることになる。
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