サッカーJ3のカターレ富山がJ2昇格プレーオフ決勝で松本山雅FCと2-2で引き分け、11年ぶりのJ2復帰を果たしました。試合は、後半アディショナルタイムでFW碓井聖生が劇的な同点ゴールを決め、歓喜の瞬間となりました。
試合のポイント
・カターレ富山 2-2 松本山雅FC
松本に2点をリードされる厳しい展開から、後半にFW碓井聖生が2得点を挙げ引き分けに持ち込む。
・昇格条件を満たす
引き分け以上で昇格が決まる規定により、リーグ順位3位の富山がJ2昇格を決定。
・最多観客動員
会場には今季最多の1万1847人のサポーターが詰めかけ、富山のJ2復帰を見届けた。
https://x.com/ULTRASPORTS7/status/1865298997667393788
劇的な逆転の立役者・碓井聖生
上市町出身のFW碓井聖生がこの試合で2ゴールを記録。後半35分に1点目を決め、試合終了間際にはキャプテン吉平翼からのクロスを頭で合わせて2点目をマーク。「最高の瞬間。J2でも勝利を重ねられるよう頑張りたい」と次なる挑戦を見据えました。
試合後インタビュー
「人生でいちばん最高の瞬間。苦手なヘディングでしたが、うまくゴールの枠に収まってくれた。正直あまり何も覚えていないです。最高です。自力で昇格できて、本当にいい経験になりましたし今までの人生でいちばん最高の瞬間だなと思います。多くのサポーターの前で得点を決められて、本当にうれしかったですし、もっと富山県民にスタジアムに来て応援してほしいので、J2でも勝利できるように頑張っていきたい」
地元に感謝を伝えた指揮官
小田切道治監督は「11年お待たせしました」とサポーターに感謝を述べ、昨年の昇格失敗を乗り越えたチームの成長を讃えました。試合後、選手たちは抱き合い歓喜を分かち合い、会場は熱気に包まれました。
試合後インタビュー
「昇格を一緒に味わえて良かった。まずは自分たちが主導権を握って、あとは状況次第で、リスク管理しながら攻めることを考えていました。しかしふがいない前半になってしまいハーフタイムで整理して、1点とれば必ず何かが起こると信じて、選手にも伝えました。サポーターの皆さまをお待たせしましたが、本当にこの昇格を一緒に味わえて良かったです。富山県のサッカー界に恩返しすると決め、カターレ富山で選手、そして指導者をやりながら、きょうに至るまで多くの人に支えてもらい、そのおかげできょうがあると思っています」
J2復帰への道のり
カターレ富山は2008年にJ2昇格を果たしましたが、2014年にJ3降格。以後も昇格に手が届かないシーズンが続きました。しかし、今季は監督3年目の小田切体制のもと、素早い攻守を武器に終盤にかけて調子を上げ、ついに悲願を達成しました。
北陸唯一のJ2クラブへ
今季、ツエーゲン金沢がJ2で12位に終わり、富山が北陸唯一のJ2クラブとなりました。富山の社長は「J2でしっかり戦う覚悟を持つ」と強調し、クラブ全体で来季に向けた準備を進めています。
「ウルトラスポーツ」では、X(旧:Twitter)、YouTube、Instagramなど各種SNSもやっています。XとYouTubeでもスポーツ速報情報を更新していますので、ぜひ【フォロー・いいね・シェア】をよろしくお願いします!
▶︎ 【X】アカウントはこちら ◀︎
▶︎ 【Youtube】アカウントはこちら ◀︎
▶︎ 【Instagram】アカウントはこちら ◀︎
▶︎【Facebook】アカウントはこちら ◀︎
コメント