記事のポイント
・共栄学園が下北沢成徳に3-0で勝利し、19大会ぶり3度目の優勝を達成
・エース秋本美空が多彩なスパイクとブロックで勝利に貢献
・母は元日本代表の大友愛さん、スタンドで涙を流し娘を見守る
・秋本は「世代No.1エース」として次世代の日本代表入りに期待
秋本美空がエースとしてチームをけん引
「春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会で、共栄学園が下北沢成徳をストレートで下し、19大会ぶり3度目の優勝を果たしました。共栄学園は東京勢同士のライバル対決でリベンジを果たし、悲願の頂点に立ちました。主将でエースの秋本美空（3年）は、母で元日本代表の大友愛さん譲りの高さと技術で、勝利の立役者となりました。
秋本美空、要所で輝くプレーを披露
共栄学園は序盤から勢いを見せ、第1セットを25-11で先取。秋本のセンターからのスパイクやバックアタックで圧倒しました。第2セットは接戦となりましたが、秋本が4連続ポイントを挙げ、逆転に成功。第3セットも粘る下北沢成徳を振り切り、3-0のストレート勝ちで試合を決めました。
試合後、秋本はインタビューで「すごく楽しくていい試合ができた。こんなキャプテンについてきてくれてありがとう」と笑顔で語り、母への感謝の言葉も述べました。
「世代No.1エース」秋本美空の成長物語
秋本美空は、12年ロンドン五輪で銅メダルを獲得した大友愛さんの長女として注目を集めてきました。共栄学園中学時代から才能を開花させ、各年代の日本代表に選ばれています。高校3年生となった今大会では、主将としてチームをけん引し、見事なリーダーシップを発揮しました。
「困ったときは美空に上げてくる」と母から背中を押され続けた秋本は、自信を持ったプレーで頂点を勝ち取りました。優勝後の胴上げでは、184センチの長身が宙を舞い、歓喜の涙を流す母の姿もありました。
ファンから日本代表入りへの期待の声も
秋本の活躍を受け、ネット上では早くも「次期日本代表入り」「エースとして期待される」といった声が相次いでいます。最高到達点301センチの高さを生かしたスパイクだけでなく、母譲りのブロード攻撃も披露し、攻撃面でのポテンシャルはすでに日本トップクラスです。
秋本は次の目標について「日本代表に選ばれて活躍したい」と話し、2028年ロサンゼルス五輪出場を目指すことを明かしました。
まとめ
共栄学園のエースとして優勝をけん引した秋本美空は、「世代No.1エース」として注目を集め、次世代の日本代表の候補に挙げられています。母・大友愛さんの存在が彼女の成長を後押しし、家族の絆が大きな力になりました。共栄学園の19年ぶりの日本一達成は、秋本美空の新たな一歩の始まりです。
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