【フットゴルフ】着実に大きくなっているフットゴルフムーブメント

「フットゴルフ盛り上がってるよね」。

最近、以前にも増してこのような声を各所から聞くようになりました。

一般社団法人日本フットゴルフ協会が発足したのは2014年2月ですから、今年は、フットゴルフが日本で上陸してから節目の10年目を迎えることになります。上記のお言葉は当協会でも発足以降、感じていることであり、おかげ様で、主催しているフットゴルフジャパンツアーも年々規模を拡大し、2022-23シーズンからは飛躍的に参加者数も増加してきました。

今季は、5月末から開催予定のワールドカップ米国大会の日本代表選考も兼ねていることから、多くのプレーヤーの出場は見込まれていました。とはいえ、現在の各大会の参加者数は当協会の予想を大きく上回るもの。参加者の皆さんの日本代表に対する熱い想いを感じるとともに、このような状態が続くことを願うばかりです。

小山オープン 2023で優勝した選手。写真左から三浦尚子選手(女子の部)、小林隼人選手(一般の部)、工藤誠司選手(シニアの部)。

では、実際どのくらいの参加者増となったのでしょうか? 2022-23シーズンを前シーズンと比較したいと思います。

2021-22シーズンは、2021年8月から22年7月まで19試合を開催しました。男子、シニア、女子合計の延べ参加者数は1,081名で、1大会平均では56.9名となりました。

一方の2022-23シーズンは、現在のところ8月の「北海道オープン2022」から2023年1月29日の「小山オープン 2023」まで9大会を行っています(12月大会は降雪のため中止)。男子、シニア、女子合計の延べ参加者数は762名で、1大会平均では84.7名。今季はまだシーズン中ではありますが、昨シーズンと比べると大会平均で約28名増、率にすると48.9%増という伸び率となっているのです。

シーズン開幕戦となった2日間大会「北海道オープン2022」は舞台が北海道ということで、普段の参加者属性が関東、関西に集中すていることを考えると出場数が少々気になったのですが、蓋を開けてみれば68名のプレーヤーが参加。関東、関西方面から多数のプレーヤーが北海道に乗り込み、これには舞台となったゴルフ5カントリー美唄のコーススタッフさんからも驚きの声が挙がっていました。

一方、大会以外でのフットゴルフ利用者は、どうなっているのでしょうか?現在、国内でフットゴルフがプレーできるゴルフ場・施設は二十数ヶ所あると言われており、その中の13コースが当協会公認コース(2023年1月時点)となっています。

2020年に8コースだった公認コースは、21年に10コース(3増1減)となり、22年はさらに2コース増え12コースに。2023年からは滋賀県の皇子山カントリークラブ様が公認コースとなり、加速度的とは言えませんが、着実にその数は上昇傾向にあります。

そして、各コースの実数はお伝えできませんが、この2年間におけるフットゴルフ利用者の伸び率は以下の通りとなりました。

フットゴルフ利用者推移(前年比/1コース平均)
2021年 27.4%増
2022年 7.8%増
※当協会に提出される公認コース利用者数から算出。

Jリーグ各チームのサポーター同士が集まるフットゴルフイベント。

2022年は21年ほどの伸びとはなりませんでしたが、これはコース改修のためフットゴルフができない期間があったゴルフ場があり、降雪で休場になってしまったコースもあったことなどが大きく影響しています。また新型コロナウイルス感染拡大、天候などの影響もあるため、年ごとの単純比較ができないことも付け加えておきます。

そして、前述の通り、この数字は公認コースのみのデータで導き出したものです。その他、フットゴルフを導入されているゴルフ場さんの来場者数は反映されていないため、実際はさらなる伸びを見せている可能性もあります。とにかく、年々フットゴルフのプレー数が増加していることはご理解いただけるのではないでしょうか。

お伝えした通り、2023年は5月末から第4回ワールドカップ米国大会が開催されます。当協会では、ワールドカップイヤーとなる2023年をさらなる飛躍の年とし、一層の認知拡大とフットゴルフを楽しめる環境作りの拡大に努めていきたいと思います。

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