記事のポイント
・国内組で構成された26人の日本代表メンバーが発表
・初招集は宮代大聖、山田新ら12名、若手の台頭が鮮明に
・韓国紙が「優勝意欲に疑問」と指摘、長友選出にも異論
・8日に香港、12日に中国、15日に韓国と対戦予定
国内組中心、12人が初の代表入り
若手・実力者が並ぶ新生ジャパン
日本サッカー協会(JFA)は7月3日、東アジアE-1選手権(7〜16日・韓国開催)に出場する日本代表メンバー26人を発表した。今回のメンバーはすべてJリーグ所属の国内組で構成されており、初招集選手が12人と、世代交代と新戦力の発掘に重きを置いた選出となっている。
ヴィッセル神戸のFW宮代大聖(25)、川崎フロンターレのFW山田新(25)をはじめ、GKピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋)、MF中村草太(広島)、DF安藤智哉(福岡)らが初めてA代表に名を連ねた。広島から最多5人が選出され、若手と中堅の融合による“次世代ジャパン”の骨格が見え始めている。
海外組不在と主力の落選
得点ランクトップの北川航也ら選外に
今回のE-1選手権は国際マッチデー外で開催されるため、海外クラブ所属選手の招集が叶わず、国内組のみでチームが編成された。その影響で、得点ランキング日本人1位(8得点)の北川航也(清水)、2位タイ(7得点)の鈴木優磨(鹿島)といった実績ある選手が選外となった。
さらに、ワールドカップアジア最終予選でレギュラーを務めたGK谷晃生や、欧州移籍目前のDF高井幸大らの名前もなかった。森保監督は「Jリーグで突出した結果を残すことが今後の代表選出のカギ」と語り、選考の基準を明確にした。
韓国メディアは疑問視、長友選出にも賛否
“精鋭とは程遠い”と韓国紙が報道
日本が発表した26人のメンバー構成に対し、韓国メディア『Star News』は「日本はE-1を軽視している」「優勝意欲が見えない」と辛辣な意見を展開。Jリーグ得点ランク上位の主力を外し、38歳の長友佑都(FC東京)が引き続き選ばれたことに対し、「出場機会も少ない中での招集は理解に苦しむ」と報じた。
ただし森保監督は会見で「長友は練習やピッチ外での存在感がチームに不可欠」と明言し、ベテランの経験を若手育成に活かす意図を示した。今大会はあくまで“発掘と底上げ”を重視した選考である。
日本代表、3連戦へ意気込み
8日から香港、中国、韓国と対戦
日本代表は7月8日に香港代表、12日に中国代表、15日に韓国代表と対戦する。いずれも龍仁ミルスタジアム(韓国)で開催され、全試合19時24分キックオフ予定。フジテレビとU-NEXTで中継される。
森保監督は「まずは優勝を目指す。国内組の代表としてJリーグの誇りを持って戦ってほしい」と語り、選手層の底上げとともに、チームの勝利への意志も強調した。若手とベテランが融合した“新生ジャパン”が、アジアの強豪との対戦でどのような成長を見せるかに注目が集まる。
まとめ
新戦力発掘の舞台、E-1選手権で問われる真価
今回のE-1選手権は、ワールドカップを1年後に控える日本代表にとって、若手の成長と代表定着への試金石となる。海外組不在ながらも、Jリーグを代表する新星たちが名を連ね、森保監督の「底上げ」戦略が如実に表れた選考となった。優勝という目標と、新たな才能の台頭。その両立が求められる今大会で、どのような成果が得られるか、ファンの期待が高まっている。
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