新潟県域の日本テレビ系列局・テレビ新潟放送網(愛称・TeNY)が運営するeスポーツ大会です。今回は5/22開催のTeNY杯をリポートします。
ULTRA SPORTS読者の皆様、はじめまして!
私たちは新潟市に本社があるテレビ新潟放送網(TeNY)eスポーツ部です。新潟県のeスポーツを盛り上げようと2019年に会社(半)公認で結成された社内チームです。現在は不定期更新のYouTubeチャンネルへの動画投稿の他、毎月1回「TeNY(テニィ)杯」と名付けたeスポーツ大会をオン/オフラインで開催しております。今後、eスポーツにまつわるアレコレを定期的に寄稿させていただきます!
TeNY eスポーツ部活動の模様はコチラ!
5月は世界的に人気のタイトル「FORTNITE」(フォートナイト)の親子大会と銘打ち、参加者を親子2人組に限定したオンライン大会を開催しました。
FORTNITEは、TPS(3人称視点シューティング)と呼ばれるジャンルの種目の1つで、1つの島の中に最大100人が参加し、生き残りを懸けて撃ち合いを繰り広げるバトルロイヤルが人気を博しています。本作の最大の特徴が「建築」で、プレイヤーが資材を集めて島の中に建物を作り、攻撃や防御の拠点とすることで、他のプレイヤーより「地の利」を作ることができるのです。
FORTNITEってどんなタイトル?
FORTNITE大会は今回が3回目。45組90名の募集をしたところ、なんと2日で満枠となりました。そのうち38組が新潟県内からの参加で、多くはお父さんと息子さんでしたが、お母さんや娘さんの参加者もいらっしゃいました!
3試合を開催して、うち2試合を制したビクロイ(=ビクトリーロイヤル、勝ち残りの意味)チームが愛知県から参加の<父と長男>のデュオ、もう1試合は長野県から参加の<母と長男>のデュオが制しました。やり慣れた子供に戦闘を任せて親が補給のサポートに回るデュオや子供が親を引っ張ったり助けたりするコンビネーションが多くみられて、画面の向こう側を想像するとなんだか微笑ましくなりました。
解説のジャンヌ氏さんによると、FORTNITEは同種のタイトルでも特に‟親子でプレイ”している方が多いそうで、キャッチーな画面で子供が楽しんでいるのを見て「面白そう!私もやってみよう!」と親もひきこまれてしまうとのこと。そのため親子大会を探している方も多く、そうした状況が今回の応募スピードに繋がっているのかもしれません。
大会の模様はコチラ!
ビクロイチームにはアプリ上で音声インタビューを行います。「将来はプロゲーマーを目指す」と答えた子供に日々のプレイ時間を尋ねると「4時間くらい」と…
昔、長時間ファミコンをやって母親から怒られた記憶が走馬灯のように…ちょっと待ってください!ピアノや野球だったら有り得る練習時間ですよね!?今は「eスポーツ」という競技として世界規模で大会が行われる時代なんです。例えばことしのFORTNITE公式の「FNCS」という大会は賞金総額300万ドル!!アジア地区優勝で3万ドル!!ほかにも世界各地で様々な賞金付き大会が開催されています。もちろん他のスポーツ同様‟狭き門”ではありますが、こうしたプロが生まれる背景と相まって競技として成立しているのです。
私たちは地域の放送局として、地元スポーツ振興に寄与するべく、これまでもU-10サッカーや学童野球などの大会を運営・放送させていただいておりました。そうした大会の参加者から実際にプロ選手になった方もいらっしゃいます。これからはeスポーツも同じ視点で取り組んでいきたい…と改めて感じたFORTNITE親子大会でした!
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