記事のポイント
・浦和が前半11分に渡邊凌磨のゴールで先制
・インテルが78分に同点、後半ATに劇的逆転弾
・浦和は2連敗でクラブW杯グループステージ敗退決定
・金子拓郎が2試合連続でゴールに関与するも惜敗
浦和、先制も終盤に悪夢の2失点
歴史的勝利目前の前半戦
FIFAクラブワールドカップ2025のグループE第2節が現地時間6月21日に開催され、浦和レッズは欧州の強豪インテル(イタリア)と対戦。前半11分、金子拓郎の果敢なドリブル突破からの折り返しを渡邊凌磨がダイレクトで合わせて先制点を奪取した。渡邊のシュートは相手DFに当たりコースが変わると、守護神ゾマーも反応できず、ゴールに吸い込まれた。
リードを得た浦和は、4-4-2のブロックを形成し、全員守備でインテルの猛攻を受け止める展開へ。19分にはラウタロ・マルティネスのヘディングがクロスバーを直撃するなどピンチもあったが、集中力高く1-0のまま前半を折り返した。
インテルの猛攻に屈した後半戦
試合を支配したインテル、勝負どころで決定力発揮
後半は完全にインテルのペースに。シュート数は最終的に26本を数え、ボール支配率も80%に迫った。それでも浦和はボザやホイブラーテンら守備陣が踏ん張り、ゴール前のスペースを埋め続けた。
78分、ついに均衡が崩れる。バレッラのCKをゴールを背にしたラウタロがオーバーヘッド気味に放つと、これが見事に決まり同点。さらに試合は後半アディショナルタイム2分、再びゴール前で混戦となった中で途中出場のカルボーニにこぼれ球を押し込まれ、土壇場で勝ち越しを許した。
浦和、2連敗で無念の敗退決定
指揮官と選手たちが見せた奮闘と反省
試合後、スコルジャ監督は「守備でいい仕事をしたが、2失点目がアディショナルタイムというのは非常に苦しい結果」とコメント。ボランチのグスタフソンは「90分間守り続ければ何かが起こるのは仕方ない」と冷静に振り返った。
先制点をアシストした金子拓郎も「悔しい。もっともっとできなきゃ」と語り、個人の成果よりも勝利を逃した無念さを強調した。新ルールとして導入されたGKの8秒保持制限も、西川にとっては時間稼ぎが難しくなる要因となったと試合後に明かしている。
この結果、浦和は開幕2連敗で勝ち点0。残るモンテレイ戦の結果に関わらず、グループステージ敗退が確定した。
まとめ
浦和レッズは強豪インテルを相手に先制し、終盤までリードを守り続けたが、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝チームの底力に屈した。守備では高く評価される奮闘を見せた一方、わずかな隙が決定的な結果を生む世界レベルの戦いで、勝ち点獲得は叶わなかった。最終節のモンテレイ戦では、グループ敗退が決まった中でも「浦和レッズ」の名を世界に轟かせるための意地の一戦が待っている。
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