FIFAクラブワールドカップ(CWC)ラウンド16、欧州王者パリ・サンジェルマン(フランス)がインテル・マイアミ(アメリカ)に4-0で圧勝し、準々決勝進出を決めた。注目されたのはリオネル・メッシのキャリア初となる古巣・PSGとの対戦だったが、前半で試合は決着。欧州王者の地力が際立つ形となり、メッシは無得点に終わり肩を落とした。
記事のポイント
・ジョアン・ネベスが2得点の活躍でPSGを牽引
・メッシは後半に見せ場を作るもノーゴール
・PSGは前半だけで4得点、マイアミを圧倒
・デンベレが大会初出場、次戦へ準備万端
PSGが見せた王者の貫禄
ネベスの2発で早々に主導権
試合は開始6分に動いた。左サイドからのフリーキックにヴィティーニャがボールを供給すると、ファーサイドで待ち構えていたジョアン・ネベスが頭で合わせて先制。PSGはこの得点で一気に勢いに乗った。
39分には、ブスケツの足元からボールを奪ったファビアン・ルイスが攻撃を組み立て、ラストパスを受けたネベスが落ち着いて押し込んで2点目を記録。前半だけでネベスが2ゴールと大暴れし、マイアミの守備陣を翻弄した。
立て続けの加点でマイアミ崩壊
さらに44分にはドゥエの右クロスが相手DFアビレスのオウンゴールを誘発し、スコアは3-0に。そして前半アディショナルタイムには、バルコラの折り返しをハキミが押し込んで4点目。前半終了時点でPSGが試合をほぼ決定づけた。
メッシ奮闘も無念の敗退
見せ場は作るも決定力に欠ける
後半、メッシはジョルディ・アルバとの連携でスアレスに絶妙なスルーパスを供給するなど、随所に技術の高さを見せた。しかしスアレスのトラップミスなどもあり、得点にはつながらない。
80分にはクロスに頭で合わせたが、GKドンナルンマのファインセーブに阻まれた。さらにFKでもチャンスを演出したが、壁に阻まれネットは揺らせず。マイアミの10番は最後までゴールに絡めなかった。
次戦へ備えるPSG、層の厚さも証明
デンベレ復帰で準々決勝へ視界良好
後半にはPSGが余裕を持った選手交代を実施。ファビアン・ルイスやマルキーニョスを下げ、若手のザイール=エメリやベラルドを投入。さらに負傷から復帰したウスマン・デンベレも投入され、復調の兆しを見せた。
次戦は7月5日に予定されており、相手はフラメンゴを下したバイエルン・ミュンヘン。欧州王者としてさらなる戦いに挑むPSGにとって、大きな弾みとなる一戦となった。
まとめ
前半だけで4点を奪ったパリ・サンジェルマンが、リオネル・メッシ擁するインテル・マイアミに快勝。メッシのキャリア初の古巣対戦は、実力差が如実に表れる展開となり、無念の敗退に終わった。一方、PSGはデンベレの復帰などポジティブな要素も多く、準々決勝に向けて万全の体制を整えている。
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