記事のポイント
・アーセナルがCL準々決勝第1戦でレアル・マドリードに3-0完勝
・デクラン・ライスが自身初の直接FK2発で躍動
・レアル・マドリードは大敗を喫し、逆転確率はわずか4%に
・セカンドレグは16日、サンティアゴ・ベルナベウで開催予定
ライス圧巻FK2発!アーセナル、王者撃破
アーセナルが欧州の覇者を圧倒した。現地時間4月8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグで、アーセナルがレアル・マドリードを本拠地「エミレーツ・スタジアム」で迎え撃ち、3-0と大勝。イングランド代表MFデクラン・ライスのキャリア初となるフリーキック2得点が、まさに試合の流れを一変させる芸術的な一撃となった。
前半こそスコアレスに終わったものの、後半に入りアーセナルが試合を完全に掌握。58分には、ライスが壁の外を巻くように蹴ったFKがゴール右隅に突き刺さり、スタジアムは大歓声に包まれた。さらに70分、今度は左寄りの位置からのFKを再びライスが決め、ティボー・クルトワの守るゴールネットを揺らした。
アーセナルに勢いがついた中、75分にはメリーノが追加点を決め、勝負を決定づけた。ライスは試合後、「最初はクロスを狙っていたが、壁とGKの位置を見てゴールを狙うことにした」と語り、偶然が必然へと変わったFKの真相を明かしている。
王者マドリーに衝撃、大逆転の可能性は?
一方、レアル・マドリードにとってはまさかの大敗劇となった。58分までは互角の展開を維持していたものの、ライスの2連続FKで試合は急転。アンチェロッティ監督は「アーセナルが素晴らしかった。2本のFKが試合を壊した」と認め、悔しさをにじませた。
守護神クルトワも「壁にもう1人立たせるべきだった」と反省のコメントを残しており、チームとしての準備不足が露呈した格好だ。
Optaの分析によると、セカンドレグでレアルが逆転できる確率はわずか4%。過去のCLで奇跡を起こしてきたマドリーにとっても、このビハインドは過酷なものだ。セカンドレグは16日、聖地「サンティアゴ・ベルナベウ」で行われる。
ライスの記録とアーセナルの可能性
この日2得点を記録したライスは、CL史上5人目となる「1試合で直接FK2得点」の快挙を達成。しかも決勝トーナメントでの達成は史上初であり、キャリア339試合目での初FK弾とは思えぬ完璧なキックだった。
アーセナルにとっても、2021年9月以来となるFKからのゴールで、3年半ぶりの歓喜。アルテタ監督も「あり得ない確率でのゴール。これがCLだ」と感嘆していた。
現在、アーセナルは国内リーグではリヴァプールに大きく差をつけられており、CLが唯一現実的なタイトルのチャンス。今季悲願の欧州制覇に向けて、大きな一歩を踏み出したことになる。
まとめ
・デクラン・ライスがCL準々決勝第1戦で圧巻の直接FK2発
・アーセナルが3-0と快勝し、CL準決勝進出に前進
・レアル・マドリードは奇跡の逆転に挑むが可能性はわずか
・セカンドレグは16日、レアルの本拠地で開催予定
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