中日ドラゴンズが2025年シーズンに向け、支配下8選手の背番号を変更しました。
根尾昂投手が「7」から「30」、福永裕基選手が「68」から「7」へ変更になるなど、井上一樹新監督を中心に新たなチームへと生まれ変わっています。
そんな中、今回の背番号変更で井上監督、球団から大きな期待を寄せられていることが分かる選手がいました。
充実したシーズン
来季、プロ5年目を迎える松木平優太投手です。
松木平投手は今年7月、念願の支配下枠を勝ち取り、背番号が「206」から「69」に変更。同月10日のDeNA戦(横浜スタジアム)ではプロ初登板、初先発を果たしました。
その後も先発として活躍し、プロ初勝利を含む2勝(4敗)、防御率3.70の成績を残してシーズン終了。8試合に先発し、来季は開幕から先発ローテーション入りが期待されていました。
2軍では最多勝(10勝)、最高勝率(.769)のタイトルを獲得し、まさに充実したシーズンを送った松木平投手。そして今オフ、背番号「29」への変更が発表されました。
特別な番号の1つ
中日の「29」といえば、山井大介投手コーチや鈴木孝政氏、元監督の与田剛氏といった好右腕が多く着用した番号です。
山井コーチは2014年、最多勝と最高勝率の2冠に輝く活躍。鈴木氏は1975年から3年連続セーブ王、76年には最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
与田氏は90年にセーブ王と新人王に輝き、近年では22年にロドリゲス投手(現ブルージェイズ)が最優秀中継ぎのタイトルを獲得。竜の「29」は特別な番号の1つといえます。
そんな名誉ある番号を背負うことになった松木平投手。1軍での実績は浅いですが、井上監督と球団から大きな期待を寄せられていることが分かります。
新たな風
3年連続最下位からの巻き返しを託された井上竜。
ドラフト会議、新戦力の補強と徐々に新チームの形が見えてきた中、大幅な背番号シャッフルを行って新たな風を吹かせました。
その中で、一際期待を感じさせる松木平投手の背番号「29」。
21歳の若竜が「29」をどのように輝かせるのか。来季の楽しみがまた1つ増えました。
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