中日は2025年、井上一樹新監督を迎えて新たなスタートを切りました。無事に春季キャンプを終え、オープン戦に突入。開幕1軍に向けたサバイバルも本格化してきています。
そんな中、今年の中日を大いに盛り上げ、他球団に誇れる選手層が出来上がりつつあるポジションがあります。
それは二遊間です。3年連続最下位からの逆襲に向け、井上竜の強みとなることは間違いありません。
今季の二遊間コンビは・・・
立浪和義前監督が率いた昨季、二塁は田中幹也選手と板山祐太郎選手、遊撃は村松開人選手が主力として活躍しました。
ただ、井上監督になってから起用法が変化。ここまでの練習試合、オープン戦のオーダーを考えると、昨季は主に三塁で活躍した福永裕基選手を二塁で起用したいことが伝わってきます。
福永選手は元々二塁を守れる選手でコンバートというほど大きな変化ではありませんが、村松選手と二遊間コンビを組む機会は確実に増えてくるでしょう。
昨季、福永選手も村松選手も規定打席には惜しくも届かなかったものの、ともに100試合以上出場し、打率もそれぞれ.306、.275と結果を残しました。
春季キャンプの充実ぶりを考えても、今季の二遊間コンビは福永選手、村松選手で決まりそうです。
辻本選手&土田選手がアピール
ただ、これで終わらないのが井上竜の強み。選手層を厚くし、アピールに燃える選手たちがいます。
まずは井上監督がキャンプMVPの1人に挙げたプロ2年目の辻本倫太郎選手。
2月23日のオープン戦(VS阪神)では、途中出場ながら2打数2安打、1打点の活躍。この日は二塁を守りましたが、翌日の試合では遊撃も守りました。
二遊間どちらも守れる器用さと、広島・菊池涼介選手を彷彿とさせるような華麗な守備は魅力的です。ルーキーイヤーの昨季にはプロ初安打を記録しており、ブレーク候補の1人として期待が集まります。
また、土田龍空選手もアピールを続けています。昨季は17試合の出場に終わりましたが、今季はシート打撃から絶好調。2月8日に行われた紅白戦では先頭打者本塁打を放つなど、昨季とは大きく変わった姿を見せています。
チームを引っ張る存在に
この他にも、ここまで主に一塁、左翼での出場が続いている板山選手、昨季79試合に出場した山本泰寛選手、昨季遊撃手として開幕スタメンで起用されたロドリゲス選手など、楽しみな選手がたくさんいます。
それぞれ個性的な魅力を持ち、二遊間の選手層はかなり厚くなったといえるでしょう。
長いシーズン、故障や不調など不測の事態に対応するには、厚い選手層が必要となります。その中で井上竜はすでに二遊間で安定した戦力を持ち、いつ開幕してもOKな状態です。
今年の中日は、強力な二遊間がチームを引っ張っていってくれそうです。
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