2025年シーズン、中日は井上一樹新監督を迎え、新たなスタートを切ります。
最初の一歩となったドラフト会議では、4球団競合の末に金丸夢斗投手(関大)の交渉権を獲得。井上監督のガッツポーズも飛び出す、理想的な滑り出しをみせました。
そして、次なる見所は春季キャンプ。1月20日には1・2軍メンバーが発表され、開幕に向けて激しいレギュラー争いが行われます。
ワクワク、ドキドキさせるようなメンバーが集う中、最も注目すべき点は捕手陣です。
ドラ4・石伊捕手の存在
昨季、立浪和義前監督は主に木下拓哉捕手、宇佐見真吾捕手、加藤匠馬捕手を起用しました。
全員が30代で、これまでの経験を武器にそれぞれ違った個性を発揮。今季の活躍も期待される中、井上監督は新戦力を投入しました。
ドラフト4位ルーキー・石伊雄太捕手(日本生命)です。
即戦力候補として注目を浴びており、背番号はいきなり一桁の「9」。球団、首脳陣から大きな期待を寄せられていることが分かります。
今キャンプでは1軍メンバーに選出され、チャンスをもらえることは確実。捕手の絶対的レギュラーは不在で、新たな風を起こす可能性があります。
2000年生まれ対決
プロ7年目・石橋康太捕手の存在も無視することができません。
石橋捕手は2023年にキャリアハイとなる39試合に出場。さらなる飛躍が期待されましたが、昨季は11試合の出場に終わりました。
一方、2軍では捕手としてチーム最多の出場数を記録。1軍経験もチームの20代捕手の中では最多で、若手有望株であることは間違いありません。
期待の新戦力・石伊捕手とは2000年生まれの同学年。同じ右打ちということもあり、激しいレギュラー争いが行われることは確実です。
石橋捕手も今キャンプでは1軍メンバーに選出されており、2000年生まれの捕手対決に注目が集まります。
期待の若手か30代勢か
そこに立ちはだかるのは木下捕手、宇佐見捕手、加藤捕手の30代勢。
加藤捕手は2軍スタートとなったものの、「加藤バズーカ」と呼ばれる強肩は今季も武器になります。
木下捕手はここ2年苦しんでいますが、復調すればレギュラー最有力候補。
宇佐見捕手は昨季61試合に出場し、打率.303を記録した打撃が魅力。竜打線にとって強打の左打者は貴重で、今季も期待がかかります。
期待の若手か、それとも30代勢か。竜の捕手争いから目が離せません。
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