・富山グラウジーズが川崎ブレイブサンダースを88-78で下し、今季ホーム初勝利
・最大16点差から第3Qで逆転、ケル選手が36得点の大活躍
・観客2736人が歓喜、2季ぶりB1復帰後初のホーム白星に会場が熱気に包まれる
劇的な逆転劇で歓喜の勝利
最大16点差をひっくり返す
バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の富山グラウジーズは10月12日、富山県総合体育センターで川崎ブレイブサンダースとの第2戦を行い、88-78で見事な逆転勝利を飾った。この勝利により、グラウジーズは今季2勝2敗となり、B1復帰後初のホーム勝利を挙げた。
試合序盤は川崎が流れをつかみ、富山は守備の立て直しに苦しみながら最大16点差を背負った。それでも第2クオーターでブロック・モータム選手が10得点を挙げるなど、チーム全体で粘り強いディフェンスと得点を重ね、前半を42-45の3点ビハインドで折り返した。
第3Qで流れを完全に掌握
後半に入ると試合の様相は一変。第3クオーターでトレイ・ケル選手が3ポイントシュートを連続で沈め、チームはこのクオーターだけで30得点。守備でも川崎の得点を16点に抑え、スコアを72-61とし、一気に試合をひっくり返した。第4Qでも試合の主導権を渡さず、ホームでの連敗を阻止。最後は観客から「ケル!ケル!ケル!」と声援が飛び交い、会場は歓喜に包まれた。
ケル選手、圧巻の36得点
クラッチタイムにも3P炸裂
この試合で主役となったのは間違いなく、アメリカ出身のトレイ・ケル選手だ。3ポイントシュートを4本決めるなど、チーム最多の36得点をマーク。試合残り1分51秒には勝負を決定づける3Pシュートを沈め、観客からは大歓声が巻き起こった。ケル選手は得点だけでなく、プレーで会場の空気を一変させるエネルギーを見せつけた。
試合後には「オレが決めたんだぜ!」とでも言わんばかりに両手を広げて観客を煽り、観客と一体となって勝利の喜びを分かち合った。ファンからは「ケルさま!」の声も飛び、まさにMVP級のパフォーマンスとなった。
モータム、ニカも攻守に貢献
ケル選手を支えたのは、昨季B1得点王のモータム選手。試合を通して18得点を記録し、特に第2Qでの得点が流れを呼び込むきっかけとなった。また、ウィリアムス・ニカ選手もインサイドでの強さを見せ、リバウンドやディフェンス面でも存在感を発揮。先発5選手がバランスよく役割を果たしたことも、逆転勝利の要因となった。
ブースターと共に掴んだ一勝
会場全体が熱狂
この日、富山県総合体育センターには2736人のブースターが集結。逆転劇が起こるたびに会場は歓声に包まれ、選手たちの一挙手一投足に熱視線が注がれた。試合終了のブザーが鳴ると、観客からは自然と拍手と歓声が湧き上がり、「川崎!川崎!ありがとう!」と対戦相手を称える声まで響いた。
地元富山のみならず、県外からも多くのファンが駆け付けたこの試合。勝利の喜びを会場全体で共有できたことが、今季のグラウジーズにとって大きな転機となりそうだ。
次戦は15日、名古屋D戦
グラウジーズの次戦は10月15日、砺波市の県西部体育センターで名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎える。今節の勢いそのままに連勝を狙う富山。ダビー・ゴメスヘッドコーチも「まだ改善点は多いが、次に向けて準備を進めていく」と意欲を見せた。
B1での戦いは続くが、グラウジーズは一戦一戦の積み重ねで、着実にステップアップを図っている。
まとめ
富山グラウジーズが、B1復帰後のホーム戦でついに初勝利を挙げた。16点差を覆す劇的な逆転劇、ケル選手の36得点、そして会場を包んだ熱狂と感動。この日の勝利は、単なる一勝にとどまらず、チームにとって大きな意味を持つ一戦となった。次節での更なる躍進にも期待がかかる。
ウルトラスポーツ速報編集部
「ウルトラスポーツ」では、X(旧:Twitter)、YouTube、Instagramなど各種SNSもやっています。XとYouTubeでもスポーツ速報情報を更新していますので、ぜひ【フォロー・いいね・シェア】をよろしくお願いします!
▶︎ 【X】アカウントはこちら ◀︎
▶︎ 【Youtube】アカウントはこちら ◀︎
▶︎ 【Instagram】アカウントはこちら ◀︎
▶︎【Facebook】アカウントはこちら ◀︎