2022年11月の今、U18日清食品トップリーグによる、日本を代表する高校生たちがプレーを繰り広げ、YouTubeライブ配信でバスケットボール人気の高騰を感じます。
NBAのNETSで活躍している渡邊雄太選手が、11月18日に自己&日本人選手最多となる5本の3ポイントシュートを含む20点の大活躍で日本のバスケ好きは大盛り上がりもしています。
話題が豊富になった影響も大きいのでしょう。「バスケを始めました!」という大人の方々と会う機会がさらに増えてきました。
とても嬉しい声なのですが、大人初心者向けのバスケ教室は増えているのだろうか?とついつい思ってしまいます。
バスケットボールの競技人口
具体的にどのくらい競技人口は増えているのでしょうか。
公益財団法人日本バスケットボール協会による統計から過去5年間を見てみましょう。
コロナの影響もあるのでしょう。第一回緊急事態宣言があった2020年にはチーム加盟数も競技者登録数も減少しています。
しかし、コーチ登録数を見てみると・・・
平均約6,500人/年で増加しているのです。
登録上での競技者人口以上にバスケットボール人口は増えていて、バスケットボールを指導する機会を持ちたい、そういった機会に直面している、という表れではないでしょうか。
バスケットボール団体は増えているようだが
最近ではBリーグなどプロから引退した選手がバスケットボールに携わる会社を起業する、そういった話題を耳にする機会も増えてきました。
バスケットボールの人気が高まり、運営団体、ブース交流、スクール、サークルは増えているようですが、大人初心者のバスケ教室はいまいち増えていないように感じます。
増えていると感じるのは、やはり小・中学生など育成年代向けのスクールです。コロナが常態化しつつある今、大人が参加できる草バスケ活動も再活性していますが、大人初心者向けのバスケ教室は未だ少ないようです。
大人のバスケ教室への願い
日本のバスケットボールレベルはどんどん高まっています。育成年代からしっかりとしたトレーニングを受け、高いレベルのバスケ教育を受ける機会が増えてきているからです。
実際、10代・20代のバスケ経験者とプレーすると、スキルの高さとバスケIQの高さに驚かされます。
思うことは、少しでもバスケ経験がある者と初心者のレベル差はますます広がっていくだろうな・・・という事です。
そうなると、大人になってからバスケを始めた方が、基礎からしっかりと学べる場がもっと求められることになります。
大人向けのバスケ教室は運営するとなると、そもそも体育館確保が大変、特に平日は人が集まりにくいといった課題があります。ただ平日のバスケに関しては、働き方改革や在宅ワークの浸透で少しずつ時間の使われ方が変わり、以前に比べれば人が集まるようにはなってきています。
課題はありますが、もっと大人の初心者がバスケットボールを学べる場所が増えて欲しいなと願うと共に、バスケに関わる運営を行う方にも改めて一考いただけないかと思うものです。
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