東京を中心に大人初心者・ブランク向けにバスケットボールサークルを開催するHi-Five Basketball。
2023年5月と6月にサークル内リーグ戦「The League Season2」が行われ、チーム継続とした続編「The League Season3」が2023年9月〜11月で開催された。
私が属するチームLITは連覇を狙う。第1節(対SWAG)と2節(対FREAK)は勝利し、次の試合はDOPEとの試合となる。
しかし、試合を前にチームメイトから怪我により今後のリーグ参戦ができないとの一報が入る。
DOPE戦を前に
第3節の対戦相手はDOPE。Season2でLITは優勝したもののDOPEには勝てていない。故にDOPEへのチャレンジマッチとなる。
しかし、第2節が終了した1週間後のある日にチームメンバーの#73.女性選手より、対外試合で接触から膝を故障してしまい長期離脱から今後のリーグ戦への参加ができないとの連絡があった。
バスケットボールはエキサイティングなスポーツだけに身体接触も多く、そのため本人がどんなに気をつけていても怪我をしてしまうことがある。
そのため、ある程度の怪我のリスクは誰しも頭の中にはあるものの、まさか自分のチームで、しかも全試合欠場レベルの怪我が発生するとは思ってはいなかった。
怪我をしてしまった#73.の彼女はワンハンドでシュートが放てるようたくさん練習をしてきたし、その精度も上がり前回の試合でも3ポイントを決めていた。とにかく練習熱心でありその姿を見てきたこと、これまでに一緒に過ごした時間や、これからの試合に向けた意気込みを語りあっていただけに、LITチームメンバーのショックは大きかった。
そして、現実問題としてリーグ戦にはマストルールとして「女性オンザコート」がある。
LITは男性7名、女性2名のチームである。
Season2から変わりないメンバーとして8人体制で試合を継続できないか、その方法や開催側との交渉はどうしたら良いか、第3節となるこのタイミングだが新メンバーを募るのか、など各々の気持ちや要望を隠すことなく持ちより語りあった。
モケもLITメンバーの気持ちを配慮し検討をしてくれた。
結果的には、新メンバーを加入する方向で調整が進むことになった。
メンバーの怪我と離脱のショックがまだ抜けきれずも、次戦には備えなければならない。
果たしてこのタイミングでLITに参加してくれる女性選手がいるのだろうか・・・と思っていたが、モケのスカウトは早かった。
プレースタイルは異なるも身長・体格が似た女性選手を紹介してくれると、本人にもリーグ戦の途中だが参加意思の確認をとってくれたのだった。
ちょうど同じ時期に、モケが企画したガールズワンデーの試合に出場していて、どんな選手なのかも試合を撮影した動画で見ることができたのだった。
その動画は、私を含めLITメンバーのほとんどが彼女と面識がなかったため助かった。
参加を表明してくれた彼女には感謝だが、きっと不安もあるだろう。
特にLITはSeason2からメンバーが変更なかったこともあり、そこに途中加入となると余計に不安かもしれない。
LIT掲示板に招く前に、彼女にLITメンバーの特徴やキャラクター、プレースタイルを伝えるなど、できるだけの準備をしたのだった。
LIT掲示板に招くと彼女の明るい性格もあってすぐにメンバーと馴染むことができた。
参加できる地域やタイミングの都合もあってHi-Fiveの練習会では一緒に練習したことがなかったとしても、 同じサークル仲間なのだから打ち解けやすいのもあったのだろう。
LITセンターと年齢が一緒というのもあり、身長差の凸凹コンビプレーもありかと掲示板では盛り上がった。
次節のDOPE戦は、LITが唯一勝てていない対戦相手だけに、新規加入の彼女も意気込んでくれた。
しかし、その意気込みもLITセンターから「次節は都合があわず欠場」と告げられると絶句に変わる。
LITの大きな要であるセンター不在という、彼女にとっていきなり大きな試練。
※もちろんLITメンバーは次節でのセンター欠場は知っていた。
欠場となる#73.の彼女にはスペシャルサポーターとなってもらい、10人となったチームLIT。
他のチームよりメンバーが増えただけに、ますます優勝しなければ格好がつかないと、チームが気持ち新たに意気込む。
そして今回のことで、LITメンバーがどれだけこのチームが好きで大切にしてくれているのかがわかった。
チームの結束力はさらに強まった。絶対に優勝したい。
Game1 DOPE × LIT
LITはセンターが欠場でロスターは8名、膝を故障してしまったメンバーもベンチで見守ってくれている。
事前にDOPE対策もローテーション案も、センター不在の対応も話し合った。
あとは出し切ってバスケを楽しむのみ!
DOPEも強烈なドライブを得意とする#20.と#44.の男性選手2名が仕事などの都合で欠場。
また、#89.の作戦を練ることに長けた男性選手は本日3試合目だとか(なんと元気なことか)。
お互いに主力を欠くメンバー構成となる。
1Qスタート
ハドルを組んで拳を中心に集める。今度こそDOPEに勝ちたいという気持ちは強く大きな声を出す!
「ワン・ツー・スリー リッ ゴー!」
ジャンプボールは私が飛ぶ、相手はDOPEセンターを担う選手。
精一杯跳ぶもやはりDOPEボールでスタート。
LITは DFからスタート。私のマークはジャンプボールの相手ではなく#88.男性選手。
第1節では1Qだけで7点を取る活躍をした選手だ。
私より身長が高く、フィジカルも非常に強いパワーフォワード。
過去に何度か手合わせをしたが、インサイドでプレーする時はしっかりポジションをとって強い力で押し込まれるし、リバウンドも強く後ろからでももぎ取られてしまう。
彼を抑えるのはかなり難しいが、LITセンター不在もあるので、なんとしても止める必要がある。
DOPEの最初のシュートはその#88.により外から放たれた。
ジャンプボールを跳んだ分マークに付くのがやや遅れ、シュートが放たれた時にはチェックに行ったものの「やばい!」と思うも外れてホッとする。
こぼれたボールを#7.LITハンドラーが拾うと自ら運び、3Pラインまで来るとそのままシュート。
「スパッ」とスウィッシュ(ボールがリングに触れずにシュートが入る)で決まった。
ただ惜しくもわずかに3Pラインを踏んでおり2ポイントとなる。
DOPEのOF、鋭いドライブと3Pを武器に活躍する#78.女性選手が3Pを放つがショートで落ちる。
試合観戦のHi-Fiveメンバーから「朝メシくったか〜」と声がかかると笑い合い、和やかな雰囲気が会場を包む。
LITは#47.ビギナー寄りのブランク選手がスクリーナーとなりチャンスメイクを狙う。
LIT#1.の体を張ったプレーを得意とする選手も、アウトサイドからチャンスを狙うと3Pシュートを放ち決めた!
いつもと違う仕掛けだが、第2節から調子をあげている#1.の彼がチームの期待に応える。
しかしDOPEも黙ってはいない。本日3試合目という#89.選手が、その疲れを見せずドライブするとDFに体を当てながらファールを得てバスカン!
フリースローは外れるも、私がマークしていた#88.が強烈に私を押し込み後ろからリバウンドを取る。
そのままシュートするが、何とかシュートチェックには間に合い外れるとLITボールとなる。
LITのOFはシュートが外れるとDOPEが速攻を成功させた。
交代を告げるブザーが会場に鳴り響く。
1Q交代時間 DOPE 4-5 LIT
Q8分で行われ4分で交代時間が設置されている。
LITがセットOFを仕掛ける。ボール運びを#17.女性選手が担うと3番をコール。
LITホーンズのサインだ。
ボールがまわると上手くノーマークを作り、ロング2ポイントのシュートが右コーナーから放たれる。
シュートは決まらなかったがリバウンドを取ると左コーナーにパス。そこには交代で出場してきた#77.LITシューターが位置取りしており、ボールを受け取ると3Pシュート。期待通りにシュートが決まった。
続くDOPEのOF、継続出場の私と同じく継続の#88.が引き続きマッチアップ。#88.がスクリーンを使ってドライブ。そのドライブをLIT#17.女性選手が体を張ってプレッシャーをかけ、シュートを外させる。
続くLITのOFは再度#17.が起点となり3番コールから、LITホーンズを展開し最後は#17.自らインサイドでゴールを狙った。彼女はプレーの幅が広くインサイドプレーも得意としていたがLITセンターがいたため、そのプレーは控えめとしていた。しかし、今回は彼女もキープレイヤーとして積極的に攻める作戦でいたのだ。
彼女のシュートは惜しくも外れるが、チームの期待に応えるプレーでチームを鼓舞する!
DOPE#88.のエンジンが強くなる。スクリーンを利用して私との距離を作るとドライブし、スクリーンを迂回する形となった私の対応が遅れ、バスカンでシュートを決めるとフリースローも沈め3点プレー。
次のDOPEのOFでは、#89.男性選手がドライブでシュートを決めDOPEリードで1Qが終了した。
DOPE 9-8 LIT
2Qスタート
LITのOFでスタート。LITハンドラーとシューターが揃い、2人のコンビプレーを見せる。
シューターの3Pシュートは外れるが、この2人のプレーに試合が引き締まる。
DOPEのOFは鋭いドライブを武器にする#78.女性アタッカーがボールをコントロールすると、まわりは彼女のためのドライブコースを作るポジションどりをする。
マークはLIT新メンバー#61.女性選手。ググッと低い姿勢を作ると、仕掛けられた1対1を抜かれかかるがドリブルファンブルを誘い、ナイスDFでボールをLITにもたらした。
LITシューターがディープスリーを放つ。ボールはリングに当たり大きく跳ね上がると・・・、天井からゴールを吊り下ろすアームにボールが引っかかり試合が一時中断。
引っかかったボールを、観戦していた選手が他のボールをぶつけて速やかに取ると会場から拍手。
このような風景もサークル内リーグ戦だからこそ。
気を取り直して試合再開。お互いのトランジション(攻守の入れ替わり)が増え展開が早まる。
途中、LITがフロースローを得て1本を決め、DOPEはゴール下で2点を決める。
お互いにイマイチ乗り切れず交代時間となる。
2Q交代時間 DOPE 11-9 LIT
LITボールでスタート。#7.ハンドラーがボールを運ぶ。いつもならLITセンターがTOPかウイングでスクリーンに入るが、今日はその役割を#1.または#47.が担う。私も出場時間だがコーナーかショートコーナーに位置を取りスペースを作る。
LIT#1.がハイポストでボールを受け取るとペイントアタックして、シュートファールを得るとフリースローを1本決める。チームの期待通りに、体を張ってプレーをしてくれている。
DOPEのOFでは、外からは#78.女性アタッカーがドライブを狙う。インサイドでは#41.センターがチャンスを狙う。左ミドルポストの#41.センターにボールが入ると、私がヘルプで寄ると左コーナーにキックアウトパス。左コーナーでボールを受け取るDOPE#33.男性選手はここぞで3Pを決めるだけに打たせたくはないが・・・。
全力でコーナーに向かってシュートチェックをするが、放たれた3Pシュートがしっかりゴールする。やられた!
LITのOF。左コーナーの私にボールが来る。一つフェイントを入れて、ミドルラインドライブ。
寄って来たDFで手薄となった右コーナーの#1.にパス。ボールを受け取るとDFのチェックに反応してベースラインドライブ、そのドライブに対応してついてきたDFを左ロールでかわすと、ゴールを決めた!前節からロールを駆使して得点を重ねるそのプレーは、もはや彼のシグネチャームーブ!
彼のプレーでLITの雰囲気が良くなる。次のLITのOFでは、一度放たれた3Pが外れるもリバウンドを取ると、右ウイングの#61.新規加入の女性選手にボールが渡るとノーマーク。
ぴょん、と全身を使うようなモーションで放たれたツーハンドの3Pシュートがボードに当たるバンクショットでゴール!リーグ戦デビュー、初シュートのゴールに会場が沸いた!
DOPEの#78.女性アタッカーがボールをコントロールしながらドライブを狙う。マークはLIT#61.がつく。
懸命にディフェンスをしているが、ゴールに向かって仕掛けてくる。
ドライブコースが読めていたので、そのコースにヘルプで私が入る。ファールをすると1点加点があるし、シュートされても跳んでチェックはできない(男性から女性へのファールは1点加点、女性への男性の跳んでシュートチェックはファール扱いのローカルルール)。
とにかく、しっかり真正面でコースを塞ごうと陣取るが、MAXスピードのドライブは止まらず接触。
ボールがこぼれアウトオブバウンズとなりLITボール。ディフェンスファールにはならなかったが、私の急所にやや打撃が入り一瞬レフリータイム。
会場は大笑い。DOPEの男性選手はカメラに一言「作戦どおり!」
気を取り直してエンドスローで試合再開となるが、すぐに2Q終了のブザーが鳴った。
DOPE 14-15 LIT
3Qスタート
DOPEのボールでスタートも、シュートは外れLITボールに。
上手くノーマークを作り3Pが放たれたが落ちるも、活躍しているLIT#1.がリバウンドを取る。ゴールの真下すぎて難しい位置だったためゴール下からのシュートは入らずも、体を張ったプレーでチームを牽引する。
DOPEのOFは、#88.フォワード選手と#41.センターがハイローのポストで連携して得点。
やはりゴール下を狙ってくる。
その後DOPEは UCLAカットを、LITはホーンズセットを用いるなど、お互いが戦術を用いるが得点には結びつかないまま時間が経過し交代時間となる。
3Q交代時間 DOPE 16-15 LIT
両チームとも主力が不在のためロースコアで試合が進む。
点を取りたいLIT。LITは#7.ハンドラーと#77.シューターがオンコート。
LITハンドラーがOFで積極的にゴールを狙うも、いつもは高確率で決まる位置からのシュートが決まらず、LITシューターも3Pを放つがイマイチ当たりがこない。さらにカットボールから生まれたノーマークのレイアップシュートも外れ、精細さを欠いてしまう。
逆にDOPEに速攻で得点を許す。
LITがしっかりゴールを決めたのは、#17.と#61.の二人の女性選手の速攻。
この時間、女性二人がオンコート。DOPEのOFをパスカットで防ぐとこぼれたボールを#61.がバックコートの左コーナーで確保する。同時に左サイドレーンを#17.がゴールに向かって走り出す。#61.はドリブルでミドルレーンに入りセンターラインまでボールを運ぶと#17.にパスを出しレイアップシュートが決まった!
続くDOPEのOFでは、男性選手によるLIT#17.女性選手へのムービングスクリーンが発生しLITボールになると共に1点加点(男性から女性へのファールは1点加点)。
LIT女性選手の活躍で同点とし、その後スコアは動かず3Qが終了。
DOPE 18-18 LIT
4Qスタート
LITはセンター不在の中、色々とプレーを試すことができていて、ベンチでも意見を交換しあう。
連携はよくなっている。ただシュートが思うように決まらない。
改めて気を引き締め、勝ちを手繰り寄せるためのいつもの声をあげる!
「ワン・ツー・スリー リッ ゴー!」
LITボール、私がボールを出して試合がスタート。左ウイングの味方にパスを出すと、そこに私についたDFが寄るとすぐにリターンパスでボールが帰ってくる。
DFが寄った分、自分とゴール結ぶゴールラインが空いたのでドライブし、レイアップシュートを成功させることができた!ナイスリターンパス!(DOPE 18-20 LIT)
DOPE#78.女性選手がボールをコントロールしながらドライブを狙う。LIT#61.女性選手が気合いの入ったDFで簡単には抜かせない。ドライブを阻止し、ボールはキックアウトパスから3Pが放たれたが外れる。
続くLITのOF。TOPで私がボールをコントロール。
私が右に大回りでドライブすると、それに合わせて#61.女性選手が左コーナーからゴール下を通過して旋回してくると、右コーナーでボールをハンドオフで受け取るとぴょんと全身を使ったモーションの3Pシュート!放たれたシュートはスパッと大きな音を奏でてゴール!(DOPE 18-23 LIT)
DOPEも反撃。#88.フォワード選手が綺麗なジャンプシュートで得点。(DOPE 20-23 LIT)
LITはボールをまわしながらチャンスを伺うがカットされる。こぼれたボールを取り戻そうとするが、LIT男性選手がDOPE女性選手に接触するとファールとなり1点が加点。
さらにDOPE#89.男性選手がドライブとロールでDFをかわすナイスプレーで得点。彼は今日3試合目で疲労が溜まってるであろうが、それを感じさせないプレーを見せる。(DOPE 23-23 LIT)
LIT#1.男性選手も反撃。ドライブとロールでゴール近くまで侵入しポンプフェイクを入れてからシュートするとファールを得てフリースロー。しっかり2本をゴール!(DOPE 23-25 LIT)
DOPEのOFをパスカット。こぼれたボールを奪うために私が飛び込むが、DOPE女性選手も飛び込んでくる。ファールにならないようかわしながら対応すると、上手く味方がボールを拾いLITボール。
拾ったボールはLIT#61.女性選手へ。目の前にはDOPE男性選手がいるも、まだバックコートだったためDFで手を出すことができない(男性による女性へのバックコートで手を出すのはローカルルールでファール)。
そのままボールを運び、左ウイングでLIT#1.男性選手にボールをパスすると彼がドライブを仕掛け、またもファールでフリースローを得た!ただ、今回は2本とも外してしまうも、彼の好調ぶりがチームを盛り上げる。
DOPEは#88.フォワード選手がフィジカルの強さを生かしてゴール下まで侵入してシュートを決める!(DOPE 25-25 LIT)
LITのOF、TOPで#1.男性選手がボールコントロール。私は右ショートコーナー。
私が右ウイングまで飛び出すとボールを受け取り、パスを出した#1.が私のマークマンにスクリーン。
私はネイルに向かって左にドリブルしたが、#1.についていたマークマンがスイッチせずに私に寄ってこないのを見てミドルシュートを選択。得意な位置だったのもあってシュートを決めることができた。(DOPE 25-27 LIT)
次のDOPEのOFを抑え、再度LIT#1.がボールをコントロールしながら右ウイングにゆっくり移動しながらまわりがフロアバランスを整える。#1.のTOPに向かうドリブルと同時に出された手招きに応じ、私が左から旋回してハンドオフでボールを受け取ると、お互いのマークマンが交わる瞬間を狙ってゴールに向かってドライブを仕掛けた。
DFの対応が遅れ、シュートは決められなかったがファールからフリースローを得た。
同時に交代の時間。
4Q交代時間 DOPE 25-27 LIT
交代の時間だがフリースローのため、コートに残ることになった私。
私がコートに残るので交代で出場するはずだった、LIT#77.シューターがベンチに残る。
1本目のフリースローを決め2本目。(DOPE 25-28 LIT)
「2本目決めれば交代でシューターがコートに入れる。しっかり決めて交代しなければ!」と考える。
彼の方が得点力があるだけに、早く彼がコートに出るべきだと思っていた。
放ったシュートは・・・外れた!「やべぇ!」
外れたシュートのリバウンドをDOPEが取ると前線にパス。
ダッシュで戻りプレッシャーをかけシュートを外させることに成功。
LITのOF、LITハンドラーがボールをコントロールしながらチャンスを狙う。
ドリブルでネイルまで侵入するとDFが寄る中、右コーナーに位置した私にパス。
マークマンのチェックに対してシュートフェイント、少しDFの腰が浮くのを確認すると右にベースラインドライブ。DFは並走してついてきたが、この瞬間にFREAKにいる強力なドライブから上手に体を当てる選手のプレーを思い出す。散々やられたプレーと同じ侵入角度。同じイメージで体を当てDFを押し込むことに成功すると、ゴール下でシュートを決めることができた。(DOPE 25-30 LIT)
DOPEのOFはエンドスローから右サイドレーンをドリブルプッシュでボールが運ばれるとそのままレイアップシュート。先回りしていたLIT選手のファールでフリースローを与える。
フリースローの前に、私とLITシューターが交代。
残り3分6秒。LITが5点リードだが、まだ試合はわからない。
シュートを放つのはDOPE#89.男性選手。
「集中!」と言って放たれたシュートは・・・外れると会場は笑いに包まれる。
こんどは「せ~の」で放たれたシュートは・・・しっかりネットを揺らし会場から笑いも取る!
(DOPE 26-30 LIT)
LIT#7.ハンドラーから#77.シューターにボールが入るがしっかりDFがプレッシャー。
リターンパスで#7.にボールが戻るとDFとの距離があり3Pを放つ、が外れる。
DOPE#88.のパワーあるフォワードを守るはLIT#1.体を張る選手。ポストからの背中から押し込むオフェンスプレーにも当たり負けせず、フェイダウェイ気味の難しいターンシュートを放たせるとボールは落ちLITボール。
すぐさま前線左コーナーまで走っていたLIT#77.シューターにパス。
DOPEから「やばーい!」と大きな声が聞こえる中、パスを受け取って3Pを放つが・・・外れる!
DOPEがリバウンドを取り#88.パワーフォワードの選手がTOPでボールを受け取ると今度は3Pを放つ。
奇麗な弧を描くとリングに吸い込まれた!
(DOPE 29-30 LIT)
LITのOFはうまくボールがまわりチャンスを作りシュートを放つが決めきれない。
リバウンドも取ってセカンドチャンスを作るが生かせずシュートが入らない。
DOPE#89.がゆっくりボールをフロントコートに運ぶ・・・が、ドリブルしていたボールが足に当たりこぼれたボールをLITが拾うと難なくゴール。DOPE#89.の彼は今日は3試合目。さすがに疲れが出てしまったか。
(DOPE 29-32 LIT)
残り1分3秒
しかし、ミスでDOPE#89.の集中力が高まったか。改めてボールをフロントコートに運びながら、コート上の味方に大きな声で指示を出す。
DOPE#78.女性アタッカーが左ウイングでボールを受け取ると、味方のスクリーンを上手く使い鋭いベースラインドライブから見事にレイアップシュートを決めた!
(DOPE 31-32 LIT)
残り50秒
LITはハーフコートの左側を使い、3Pライン際で#20.から#77.シューターにハンドオフでボールを渡すと3Pシュートを放つもDFのチェックが気になったか、シュートは外れる。#20.が放たれたシュート共にリバウンドに備えゴールに向かって飛び込んでいた。こぼれたボールを取るとゴール下シュートをするがリング手前に当たり外れる。
落ちたシュートはDOPE選手の手にあたりLITボール。
残り30秒。1点差に緊張感が増す。
LITのエンドスロー。
スクリーンでうまくDFを剥がしたLIT#7.ハンドラーが左コーナーとショートコーナーの中間地点でボールを受け取るとジャンプシュート。
飛び出てきたDFのチェックが体にあたったためシュートは外れるもフリースローを得た。
今日はどこかシュートタッチが乱れているLITハンドラー。
1本目のフリースローが外れたが、外れ方もいつもは見られない極端にリングの右側に当たる落ち方だった。
2本目のフリースローを放った瞬間、関西出身の彼から「あかん」と珍しく声が上がると言葉通りに外れる。
外れたボールを何とか取ろうとLIT#1.が飛びつくがファールとなる。
残り27秒(DOPE 31-32 LIT)
時間を見ながらゆっくりとDOPEがフロントコートにボールを運ぶ。
ボールを回しながらシュートチャンスを作る。
シュートを放ったのは、#41.DOPEセンター。3P内側の左ウイングからのミドルシュート。
ただしこのシュートは外れたが、そのボールをゴール下で取ったのは、今日3試合目だったDOPE#89.男性選手。難なくシュートを決めることができ逆転!
DOPE 33-32 LIT
LITはすぐにスタートするが残り3秒。
最後のシュートを放つこともできず試合終了となる。
LITはDOPEへの初勝利を逃す。どうしてもDOPEに勝てない・・・。
Game2 SWAG × FREAK
SWAGは9人揃って出場。ハドルを組んで拳を中心にあわせると・・・
「ナンバーワン かわいい〜‼︎」
大きな声出しをすると大笑いでベンチが盛り上がる。チーム内リーグ戦らしい、お茶目な声出しを披露する。
FREAKは、強力なアタックをする#22.男性選手が遅れての到着となるため8人でスタート。
いつもは#18.のユニフォームを着る、ペイントエリア付近で器用にプレーし高確率のミドルシュートを決める選手がピチピチの#17.ユニフォームを着ている。ユニフォームを忘れた(ちなみにボールも)そうで、女性選手の予備を借りたそうだ。動きに支障はなさそう。
1Qスタート
和やかな雰囲気で始まるが、試合が始まると一気に両チーム真剣になる。
SWAGがジャンプボールを勝ち取ると、男性選手が「バチン!」と大きな音が出るほど強くボールをキャッチ。さらに一つ目のドリブルを力強く「バンッ!」と大きな音を響かせコート全員が試合モードになる。
SWAGのOF、ボールは#3.男性ガードに渡ると左ウイングからドライブを狙いつつ、しっかりまわりも見てパスを出したのを皮切りに、チーム内でボールがまわりだすと上手く空いたゴール下スペースにSWAGセンターが飛び込みパスを受け、ターンしてシュート。少し距離が合わず外れるもテンポの良いスタートを切る。
FREAKの最初のOF、しかしTOPから右ウイングへのパスをディナイDFしていたSWAG#31.男性選手がパスカット。すぐに逆サイドを#3.ガードが走り理想的な2対1の速攻を展開するときっちりゴール。
SWAGはこの2人が特に熱いプレーヤーなので、波に乗せるとかなり厄介だ。
FREAKは速攻に出た二人が戻る前にボールを前線に送る。ボールをセンターライン近くで中継した#8.女性選手が左コーナーの味方にパスを出すと、すぐにゴール向かって走るとリターンパスでシュート、DFとの絡みから笛が鳴りファールを得たか?と思われたが、絡んだ拍子でトラベリングのコールだった。非常に惜しいプレーだったがFREAKも勢いは負けていない!
SWAG#3.男性ガードが味方のスクリーンを利用して仕掛ける。スクリーナーは#18.女性選手。DF側はスイッチせず対応をしたいが、スクリーンが上手くかわせず、TOPから左サイドにドリブルをする#3.男性選手を遅れて追いかける対応。ドリブルをストップしてジャンプシュート、と見せかけてフェイント。DFがブロックのためにジャンプしたのを見届けてから放たれたミドルシュートが決まる。
今日はピチピチの#17.ユニフォームを着たFREAKの要となる男性選手がトップオブザキーでボールを受け取ると左にワンドリブルして両足着地でジャンプシュート、のフェイント。
彼はミドルシュートが得意であり、マークについていたSWAGセンターがブロックのためにジャンプ。
センターが宙に浮いている間に、右足を軸に左足を右にクロスで踏み込みながらジャンプシュート。
しっかり得点を決める!
実況から「これは上手いね〜」と唸らせ、彼らしいプレーを披露した。
SWAG#3.男性ガードと、#18.女性選手がまたもスクリーンで連携。TOPで#18.女性選手がスクリーナーとなり、#3.男性ガードが右にドライブすると、スイッチできずに追いかけてくるDFを背中で止めながらスネークドリブルで左サイドに移動し空いたスペースでジャンプシュート。惜しくも外れるが、かなり上手い攻め手である。
FREAKが力強いプレーを見せる。Season3から参加の#11.胸板厚めの男性選手が味方のスクリーンを利用してTOPからドライブを仕掛けるとDFがドライブコースに入り接触するも、ゴールをねじ込みバスカン!
フリースローは外すが、FREAK#17.がリバウンドを取るとゴール下シュートでファールを獲得!
2本のフリースローをきっちり決める!(#17.FT2/2)
SWAGが勢いよく攻めるがFREAKが守り切り24秒オーバータイム。
ここで交代時間となる。
1Q交代時間 SWAG 4-6 FREAK
交代までの4分で両チームとも良い部分が出ていて、その見応えに観戦者も興奮している。
FREAKボールでスタート。新たにコートインした選手が緊張したのかパスミスでボールをカットされる。
同じく新たにコートインしたSWAG男性選手がボールを前線にパスを出すも、緊張したのか豪速球の大暴投。
実況から「誰が取れるんだ!(笑)」とツッコミがはいる。
仕切り直してFREAKボールとなると、1Q前半から出場の2人によるTOP#11→左ウイング#17→#11パス&ゴーのテンポの良い速い動きとパスによるボールの流れから#11.がレイアップシュートでゴール!
SWAGも仕切り直してボールをしっかりまわすと24秒オーバータイム間際に#31.男性選手が放った3Pシュートがゴール!
SWAGは FREAKのOFを守ると、#31.がジャンプシュートで連続得点!
FREAKも負けじと、#11男性選手がドライブで切り込んでシュートを決める!
今度はFREAKがしっかりボールをまわし、3Pを得意とする#7.男性選手にボールをパスするとTOPから3Pを放ちゴール!
その後、両チームとも熾烈に攻めるがゴールならず残り30秒となる。
そこでFREAKが速攻のチャンスを得るとシュートファールを得てフリースロー。
フリースローを得たのは#17.男性選手。彼はフリースロー高確率で決める。
2本ともしっかりゴールを決める。(#17.FT4/4)
SWAGは残り数秒で3Pを放つもゴールならず1Qが終幕。
SWAG 9-15 FREAK
2Qスタート
1Qを制したFREAK。ベンチからも仕掛ける。ハドルを組んで拳を集めると・・・
「おれたちほうが〜 かわいい〜!」
試合開始時にSWAGから聞こえたハドル掛け声に対抗した内容か?大きな声をあげ盛り上がってコートに出る。
SWAGもFREAKも女性選手が3名ずつコートイン。
FREAKボールからスタート。ハーフコートの右サイドを女性3名でトライアングルを作ると3人でパスをつなぎ、ゴール下に攻め込んで見事にゴール!
SWAG女性選手たちも3人で仕掛ける。ハーフコートを広く使って3人でスクリーン・ドリブル・パスで上手くつなぐと最後は右ウイングでミドルシュートを見事に決めた!
両チームそれぞれの女性選手がコートを駆け巡る。時に男性選手を上手く中継に使いプレーを展開。
SWAGは女性選手のドライブから男性選手へのナイスなアシストパスで得点!
もともとセンターがいないFREAKは、センターに近いポジションである#17.が継続出場でチームを支える。
ゴール下シュートチャンスにファールを得てバスカン!さらにフリースローも決め3点プレー。(#17.FT5/5)
女性選手同士のマッチプレーに観客も興奮する中、あっという間に4分交代時間となる。
2Q交代時間 SWAG 13-20 FREAK
SWAGボールでスタートするがFREAKが守り切り、FREAKのOFでは調子をあげている#11.がドライブからシュートファールでフリースローを得て1本を決める。
これ以上、FREAKペースにしたくないSWAG。SWAGの要選手である#3.ガード選手がバックコートからTOPまでボールを運ぶと、3Pラインから1mほど離れたところから思い切りの良いシュートを放つと決め、勢いを止めてやると言わんばかりのプレーを見せつける!
しかし、今日のFREAKは波にのっている。Season3から新規参加のフィジカル強めの#6.ガード選手がTOPまでボールを運びパスを出した後、右ウイングまで移動してパスを受け取ると3Pを放ちゴール!
ベンチに向かって、日本代表の比江島選手が行った3Pシュートを決めた時の首を振りながら3本指を向けるパフォーマンスを行いチームをさらに盛り上げた。
これに対してSWAG#3.男性ガードが黙っていない。すぐに仕掛けると力強いアタックでゴールに向かうと、DFにチェックされながらもオーバーハンドレイアップでDFの手をかわしながらゴール!
FREAKのOFを抑え続くSWAGのOF。#3.ガード選手が起点となってボールがまわると、#35.男性フォワード選手が3Pを決めた。彼も得点力が高い選手である。
FREAKの#6.フィジカル強めの男性ガードも調子を上げている。TOPでボールを受け取るとボールコントロールすると見せかけドライブを仕掛けると、ヘルプDFに寄ってきたセンターをモノともせずしっかりレイアップシュート決める。
攻め気の強いSWAGのOFを24秒オーバータイムで抑えたFREAK。続くOFでは#17.男性選手がまたもゴール下でファールを得てフリースロー。2本をしっかりと決める。(#17.FT7/7)
お互い主導権を握らせない点の取り合いとなった2Q。
2Q終了のブザーがなるギリギリまで攻めあったのだった。
SWAG 21-28 FREAK
3Qスタート
SWAGボールからスタート。#3.男性ガード選手が継続出場で巻き返す気満々の様子が伺える。
TOPで味方のスクリーンを利用しながらチャンスを伺うと味方にパスをだし3Pシュートが放たれたが落ちる。
FREAKが落ちたボールを拾うと、右サイドレーンを速攻で走っていた#15.男性選手に、ワンパスでつなぐとキャッチしてそのままレイアップシュートを決めた。#15.は長期ブランク選手でSeason2から継続出場、練習熱心もあってメキメキと上達していた。お手本のような速攻と彼の活躍に会場が沸いた!
続くSWAGのOFも24秒オーバータイムで防ぎ、FREAKが良いムードから流れを掴むとボールをまわして作ったシュートチャンスに女性選手がしっかりミドルシュートを決めた!
SWAGは#3.男性ガードにボールを託す。左ウイングで1対1のシチュエーションができると、体を揺さぶりDFをベースラインドライブで抜くと、寄って来たヘルプDFの背後でノーマークとなった味方に落ち着いてパスを出しゴールを演出した。
FRAKEはターンオーバーが発生し、SWAGのOFとなると#3.男性選手がボールをコントロールする。
今度は右ウイングで味方のスクリーンを利用しながらミドルラインドライブでペイントエリアに侵入すると、ヘルプDFの背後でノーマークとなった味方にパスを出し先ほどと同じ展開でゴールを演出し、FRAKEの流れを断ち切る。
リズムがやや乱れたFRAKE。フリースローを得るシーンもあったが決められず得点が止まる。
SWAGは#3.男性選手にボールを集める。バックコートから左サイドレーンをドリブルをつきながらフロントコートに入ると、そのままドリブルの延長から片足跳びのように3Pシュートを放つとボールがリングに吸い込まれる。
意表をつかれたDFはなすすべもなくボールを見送ることしかできなかった。
圧巻のプレーにFRAKEが沈黙すると交代のブザーが鳴った。
3Q交代時間 SWAG 28-32 FREAK
SWAGは後半になるほど強くなってくる。その特徴が顔を出してきた。
ここでFRAKEは、遅れて到着の#22.のパワープレーを得意とする男性選手がコートに入る。
FREAKボールで再開。ボールをまわすと上手いタイミングでミドルシュートが放たれゴール。軽快なリズムで流れを戻そうとする。
SWAGは#3.ガード選手がベンチに下がっていたが、もう一人のスコアラーが動き出す。
#35.フォワードの男性選手だ。
右ウイングでボールを受け取ると、DFと距離があいていたの見逃さず3Pを放ち決めた。
その後にまわってきたSWAGのOFでも、#35.が左ウイングからベースラインドライブからレイアップシュートを決めた。このシュートでFRAKEに1点差に詰め寄る。
FRAKEが点を決められないのに対してSWAG#35.が積極的に攻め、彼をファールで止めたところでFRAKEがタイムアウトを要求(SWAG 33-34 FRAKE)。
お互いベンチでプレーを確認したのち・・・
SWAGがハドルを組み「かわいい~!」と声を張って拳を振り上げる。
FRAKEもハドルを組むと「おれたちのほうが~、かわいい~!」とSWAG以上に声を張って拳を振り上げた!
このやり取りに会場から笑いが起こる。
FRAKEボール、どう修正するのか。
OFはFRAKEの要である、ゴール近くを縦横無尽にプレーする#17.にボールを託すと、パワープレーでDFを押し込みながらも、ヘルプDFをギャロップステップでかわしてシュート。外れるも自ら利用リバウンドを取って、再度ゴールを狙うとシュートファールを獲得!
このプレーの間、FREAKベンチから#6.男性選手の大音量の声援がチームを鼓舞していた。
そしてフリースロー2本を決めきった。(#17.FT9/9)
SWAGのOFは#35.フォワード選手にボールを集める、が、FREAKはDFを修正。タイムアウト前までは別の選手にマークしていた、FRAKE#22.パワープレーを得意とする男性選手が、隙あらば食らいつくようなプレッシャーでマークにつく。3Pシュートを放つが、やや気圧されたか外れる。
FREAKのOFはゴール下で#17.男性選手がボールを受けるとシュートするがヘルプDFからもシュートチェックが入り外れる。
SWAG#35.男性選手がボールを持ちながら左ウイングに進むと、FRAKE#22.が鋭い眼光でDFにつくが、SWAG女性選手がバックスクリーンをかけDFを足止めすると、そのチャンスに一気に加速をしてベースラインドライブでレイアップシュートを決めた。
残り1分、SWAG 35-36 FRAKE の1点差。少しでも点差を離したいFRAKEが果敢に攻めるが惜しいところでゴールが決まらない。
SWAGがリバウンドを制してゴールを狙う。のっている#35.にボールを預けるためにパスをだすが、マークについていたFRAKE#22.男性選手がカットするとワンマン速攻を決める。
残り20秒、SWAGは再度#35.にボールを託す。マークを担当するFRAKE#22.がすぐに戻り対峙するとスクリーンを利用してのドライブにファイトオーバーでついていく。そのDFは接触となりファールとなるが、チームファールは溜まっていなかったためフリースローにはならず、上手く時間を消費させたことになる。
残り6秒。SWAGサイドスローからワンプレーのチャンスはあったが#35.の選手でフィニッシュできず、他の選手から放たれたシュートも十分な体勢で打てずボードの枠に当たりエンドラインを割る。残り0.8秒でFREAKのエンドスローとなるが、ボールをコートに入れるとすぐにブザーが鳴った。
SWAG 35-38 FREAK
4Qスタート
Q8分の流し、フリースローも2本シュート時は1本目が放たれたら時間をスタートするルールのため、あっという間に時間が過ぎる。それを考えると35対38はハイスコアである。それだけお互い攻め気があり、それぞれチームの長所と強みを生かして得点を重ねている。
FRAKEボールでスタート。コートの左半面を使い、ローポストでポジションをとったFREAKの要となっている#17.男性選手にボールを入れるとDFと真っ向勝負に出た。
ローポストから体を当てDFを押し込もうとするが、屈強なDFがしっかり受け止め当たり負けしない。
ドリブルをしながら、ドン、ドン、と2度体を当てるがDFは動かない。しかし3度目に体を当てた時にややDFが前のめりになると体勢が崩れ、すかさずジャンプショットを放つとファールを得ながらゴールを決めバスカン!
ワンスローのフリースローも決めて3点プレー(#17.FT10/10)。
(SWAG 35-41 FRAKE)
SWAGは#3.男性ガードがボールをコントロール。スクリーンを利用してTOPから左にドライブをすると、寄って来たヘルプDF背後の味方にパス。本試合で成功させている攻めのパターン。だが手元が狂ったか、ゴール下のシュートが外れる。
FREAKのOF。点差6点でこれ以上離されたくないSWAGはFREAKが放ち落ちたボールに食らいつく。両チームがリバウンドに絡みボールはエンドラインを割ると、両チームともマイボールを主張。判定はSWAGボール。
SWAGは#3.男性ガードがボールをコントロール。ドライブでFRAKEのDFをかき乱すと味方の3Pシュートのチャンスを作る。放たれたシュートは惜しくも外れるが、SWAG男性選手がFRAKEに囲まれる中でリバウンドを制する。
とったボールを味方に渡すと、そのボールがさらに右ウイングのSWAG#25、前節試合で逆転3Pを放った女性シューターにパスで渡ると3Pシュート。SWAGが期待するそのシュートは落ちてしまう。
だが、落ちたボールのリバウンドをまたもSWAG男性選手がとると、すかさず再度#25.女性シューターに渡す。FREAKのマークマンがすぐにチェックをするが、彼女にパスを出した男性選手がスクリーンに行くと、そのスクリーン側の左にワンドリブルをして冷静にDFとのズレを作ると、再度3Pを放った!
放たれたシュートはしっかりリングを射抜いた!
(SWAG 38-41 FRAKE)
会場が3Pに沸く中、FRAKEが切り返す。TOPでボールを保持した#6.フィジカル強めの男性ガード。右サイドで、バックスクリーンを利用してゴールカットした味方選手に見事なパスを出しゴールを演出!
(SWAG 38-43 FRAKE)
何度か攻守が入れ替わる中、FREAKの外からのシュートをSWAG#25.女性選手が全力でジャンプしボールにタッチしてシュートを防ぐといったナイスプレーもあり試合はさらに盛り上がる。
そして続くSWAGのOFで#25.女性シューターの3Pシュートのチェックに男性選手が思わず跳んでしまい、ローカルルールによりシュートファールとなった(男性の女性への跳んでのシュートチェックはファールでフリースロー)。
3本のフリースローのうち1本を決めた。
(SWAG 39-43 FRAKE)
FRAKEはボールをまわすと、3Pライン内側の右コーナーで#17.にボールが渡る。ボールをキャッチすると同時にベースラインドライブを仕掛けるとついてきたDFをかわすレイバックシュート(ゴール下を通過してリングを背にしてエンドライン側の手で打つシュート)で得点した!
(SWAG 39-45 FRAKE)
見事なシュートを決めたところで4分交代時間のブザーが鳴る。
4Q交代時間 SWAG 39-45 FREAK
点の取り合いとなった4Q前半の試合内容に会場が盛り上がる。
残り4分で試合は決する。
土俵際に強いSWAGの逆転を期待する者、FRAKEの逃げ切りを期待する者、様々である。
SWAGボールでスタート。
SWAGは、自ら点も取れる#3.男性ガード、もう一人のスコアラー#35.男性フォワード、今までの試合で何度も逆転の演出をしてきた#31.男性選手、この試合ではスクリーンで何度もチャンスメイクしていた#18.女性選手、#84.センターと、強力な布陣で臨んでいる。
すぐに#35.男性選手に3Pシュートチャンス。放たれたシュートは惜しくも落ちるが、FRAKEはかなりヒヤッとしただろう。
落ちたボールをSWAGが拾って保持したが、そのボールをFREAK#7.女性選手がカット。
#7.女性選手はカットしたボールを味方が確保するのを確認すると、左サイドレーンを左コーナーに向かって全力でダッシュ。
同時にボールがフロントコートに運ばれる中、大きく旋回して右コーナーまで走り抜けると彼女にパスがまわる。そのパスに反応したSWAG男性選手が手を伸ばすと接触してしまいファール。
男性による女性へのファールは1点加点のローカルルールが適用される。
彼女がコートを全力ダッシュで走ったナイスプレーが生んだ結果だった。
(SWAG 39-46 FRAKE)
さらにFRAKEボールでスタートするがパスミスによるターンオーバーが発生すると、このチャンスでボールを得たSWAG#3.男性ガードが力強いドリブルでDFチェックにもひるまず自ら速攻を決める。
(SWAG 41-46 FRAKE)
お互い攻め合うが点が決まらず残り2分30秒。
FRAKEが落ち着いてボールをコントロールをして攻める。一度はシュートが外れるもリバウンドをとり、落ち着いてボールをまわすと、まわってきたボールを受け取った#11.男性選手も落ち着いてミドルシュートを放つ。高い弧を描いたシュートは「パシッ」と大きな音をたててゴール。
(SWAG 41-48 FRAKE)
SWAGのOF。#35.男性フォワードがドライブを仕掛け中から外にキックアウトパス。しかしDFの手に当たりアウトオブバウンズ。
ここでFRAKEが選手交代。#17.がベンチに戻り#22.が出場。
SWAGのサイドスローで試合再開。#3.男性ガードが右ウイングでパスを受けると3Pシュート。だがシュートは決まらずFREAKの速攻。その速攻もターンオーバーが発生し、再度SWAGのOFとなり、左ウイングで#3.男性ガードがボールを得ると目の前のDFを、右ドライブと見せかけたステップを踏むとクロスオーバーで左にドライブで抜くとレイアップシュートを決めた!
(SWAG 43-48 FRAKE)
SWAGは次のFREAKのOFも止め、#3.男性ガードがバックコートから右サイドレーンでボールを運ぶ途中、チラッと得点板をみて点差を確認すると、目の前にドライブコースを見つけ加速してアタックを仕掛ける。
ゴール近くまでいくと寄って来たヘルプに対して、TOPに向かってキックアウトパス。
フリーでボールを受け取ったのは、#31.の何度も逆転を演出してきた男性選手。
一呼吸おいて3Pシュートのモーションに入る。
FRAKEベンチからは「外れろ~‼」と体育館に響き渡る男性の声が発せられた。
しかし、#31.男性選手から放たれたボールは「ガガン!」とリングに当たりながらもネットを揺らした。
(SWAG 46-48 FRAKE)
ゴールと共にFRAKEがタイムアウトを取り時計が止まる。
残り59秒。
と、同時に審判がタイムアウトとは別に笛を鳴らした。
何の笛だ?と審判に注目が集まると、その手はFRAKEベンチに向けてテクニカルファールのハンドジェスチャーを取ったのだった。
シュートモーションに入ったところでの叫び声を、テクニカルファールとしてコールしたのだった。
タイムアウトの時間が過ぎ、SWAG#31.男性選手がフリースローサークルに入る。フリースローレーンには誰も並ばない状態でのワンスローのフリースローとなる。
この重要なワンスローをプレッシャーに負けずしっかり決め4点プレーで1点差に詰め寄る!
(SWAG 47-48 FRAKE)
仕切り直してFRAKEのエンドスローからスタート。
FREAKの要選手、#17.男性選手もコートに戻る。
FRAKEは時間を使ってボールをまわす。本試合、誰もが調子が良い中、#17.と共に活躍していた#11.男性選手が右ウイングでボールを得ると味方スクリーンを利用してミドルラインドライブ。
ペイントエリアに侵入すると、そのスクリーンをかけた#3.女性選手がポップアウト(スクリーナーが外に広がる動きをとること)をしていたのにあわせてキックアウトパスを出した。
パスキャッチと同時に放たれたシュートは「パシャ!」と音をたててネットを揺らし、会場も大きく沸いた!
シュートは2ポイントだったが、シュートと同時に24秒のブザーも鳴る時間をフルに使ったうえでのゴールだったため、FRAKEがとしては大きな2ポイントとなった。
(SWAG 47-50 FRAKE)
残り29秒
SWAG#3.男性ガードがボールを運ぶとドライブを仕掛ける。
そのドライブ時にDFと接触してファール。当たり所が悪かったのか、うずくまったまましばらく動けない。
会場がザワつくが、立ち上がりプレー続行。
残り23秒、サイドスローで再開。
両チーム、集中力を高める。
審判からスローワーにボールが渡されると、SWAGが動き出し、先ほど3Pシュートを決めた#31.にボールが渡り、3Pシュートが放たれた。
放たれたシュートは、リングにあたり外れるが自らボールを取りに行くと、ボールを確保したいFRAKE女性選手と接触。
どっちのファールか?審判に注目が集まると、ファールとしてさされた手はFRAKE女性選手を向いていた。
このファールでチームファールが5つ目となりフリースローとなる。
残り17秒、SWAGの2本フリースロー。
1投目。シュートが外れると天を仰ぐ。
2投目のシュートも外れるが、リングの手前にあたりボールがシューターに戻り、再度チャンス!
しかし、審判の笛が鳴ると・・・「青(SWAG)が早い」と説明が入る。
シューターの手からボールが離れる前に、SWAG選手がペイントエリアに侵入していたのだ。
残り17秒、バイオレーションによりFREAKのサイドスローとなる。
FREAKがボールをコートに入れると、FREAKベンチからは「時間を使え!時間を使え!」と発せられる。
無理にはゴールを狙わずパスを出すが、SWAG#31.逆転演出家の男性選手がパスカット!
カットしたボールがSWAG#3.男性ガード、FREAKにとって最もボールを持たせたくない選手に渡る。
左サイドレーンをドリブルで突き進むと3Pラインで停止、すぐにシュートを放つと思われたが一つフェイントを入れた。
そのフェイントに近くまで寄っていたDFがシュートチェックの為にジャンプ。
DFがジャンプで通り過ぎるのを確認して3Pを放った。
放ったシュートは・・・わずかに距離が短くリングの手前に当たり、同時に試合終了のブザーが鳴った。
SWAG 47-50 FRAKE
SWAGは土俵際の強さを見せるが一歩届かず。
FREAKは2試合目よりチーム力をアップさせ、さらに個の強さを生かせるチームに成長していた。
特にFREAK#17.(いつもは#18.のユニフォームを着ている)のチームを支える男性選手は、18得点で内フリースロー10/10(100%)という素晴らしいスタッツを残した。
LIT次節の作戦
これまでの対戦成績は以下の通り。
● LIT 2勝1敗 +12
● DOPE 2勝1敗 +3
● SWAG 1勝2敗 -5
● FREAK 1勝2敗 -10
この結果からLITのSemi-Finalの対戦相手はFREAKとなる。サークル運営側の思惑もあり、戦績はどうであれ、Semi-Finalで勝ったチームがFinal進出となる。
FREAKはメンバーに新規参加者が多かったために、チームコミュニケーションの構築に時間がかかったが第3節の試合で仕上がったと言ってもよいだろう。もはやどのチームが優勝してもおかしくない実力差となっていた。
LITの掲示板は、1点差という悔しい結果に各々が自らのプレーを振り返り、各々が自らを敗因と主張していた。
そんな中、すぐにアップされた試合動画を観た欠場していたLITセンターから
「敗因はみんなにありますね笑。だって1点差ですもん。反対にいいとこ沢山あって面白かったです。ナイスゲーム!」
そうコメントが入ると、改めてお互いを讃えあい次のゲームに気持ちを切り替える。
そして対戦するFREAK選手それぞれの強みや連携プレーを確認し、対策を持ち寄る。
誰がボールを運びをしている時は、どういった位置どりでプレーが始まるのか、逆にLITに対して誰がどう対処してくるか意見を出し合う。
次節のSWAG対DOPEのカードもどちらが勝ってもおかしくないが、決勝戦でDOPEにリベンジし勝って優勝したい!
LITメンバー全員がそう思っていた。
DOPEへのリベンジも重要だが連覇もかかっている。連覇のためにはまず強敵のFREAKに勝つ必要がある。
その秘策としてLITセンターからプラン提案がされる。
「ピストルオフェンスやりますか!」
新たなチャンレンジに心が踊る!ところでピストルオフェンスってなんだ?
用語補足
文中に出てくるバスケットボールのコートやライン等の名称について補足説明です。
まだバスケットボールに慣れていない方は参照しながらご覧ください。
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