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【相原ユタカ】僕の愛した裏サッカー② 〜バングラデシュの地方遠征編〜
サッカーが文化になるっていいですよね。よくヨーロッパや南米でサッカー好きのおじ様達が真昼間から酒を飲みながらああだこうだとお気に入りの地元のクラブの話で盛り上がってるなんて光景見たことあるんじゃないですかね。
ボクが数年前プレーしていたウガンダ。ここでのサポーターはなかなかのものでした。自分の町のサッカーがこの町でも娯楽として取り入れられてるんですよね。
リーグ開幕後、なかなか試合に勝てずにいたボクらのチーム。
サポーターは真昼間から酒を飲み、自分の町のチームがなぜ勝てないのかを話し合うんですよ。大してサッカー知らないおばちゃんもああでもないこうでもないって。
そのサポーターだらけの中に、選手のボクもなぜか加わってるんですよ。何せ暇でしたから。
いつもは話を聞いてるだけのボクでしたが、ある日の話し合いは意見を求められたんです。その日のテーマはシステムの話。チームのシステムは何がいいかって。4-4-2だったり3-5-2だったり(ちなみにこのシステムってのは3-5-2だとディフェンスが3人、ミッドフィルダーが5人、フォワードが2人という意味です)。
ボクも意見を求められたんでいろいろ言いましたよ。選手だしそれなりに持ってる知識も出しながらこのシステムが良いだとか。
で、その後酔ったおばちゃんに尋ねたんです。“おばちゃんはどういうシステムが良いと思う?”って。
ちょっと考えておばちゃん。
“4-5-2”
いや、1人多いですから。。。
おばちゃん言って数秒後にみんな爆笑。おばちゃんもつられて爆笑。みんな“一人多いから、そりゃ良いシステムだろ”ですって。
こうやって、サッカーが娯楽になってる町。町が一丸となってサッカーを楽しんでましたね。
こういうところが海外のサッカーっぽくて、自分でプレーしない人も楽しめるところじゃですかね。
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