【相原ユタカ】ボクの愛した裏サッカー11~世界が誇るアフリカのジャイアニズム~

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偉人は言いました。

お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの。

なんて自分主義な言葉なんでしょう。こんな明言を吐いたのが僅か10年ほど生きた小学生だと言うから日本も捨てたもんじゃありません。

ドラえもんのお話はさておき。海外に出ると痛感させられる日本人の自己主張のなさ。日本でサッカーをやっててよく見る光景、“ごめん!パス長かった!”“ごめん!シュート外した!”ピッチを飛び交うごめんごめん。アマチュアの楽しみを主としたサッカーならこの日本人特有の自分が折れることにより相手にも折れてもらう文化は素敵かとも思いますが、こと個人の自己主張や生存争いとなった場合はいかがなもんでしょう。

アフリカでサッカーをしていた頃。

明らかにはるか彼方に出されたパス。追いつかないボク。ふぅ~みたいなため息をつかれるワケですよ。

綺麗にキーパーと1対1の状況にしたスルーパスを無に帰したストライカー。ふぅ~みたいなため息をつかれるワケですよ。

要はやつらにごめんなんて主張は存在しないワケですよ。

いや、サッカーだから。

いやいやいや。タイでチームメイトだったガーナ人のベンジャミン。ボクよりタイ生活は1年先輩。ベンジャミン、タイ生活1年半。ユタカタイ生活3か月の出来事。

ある日ベンジャミンの買い物につき合わされて市場に。洗濯物を干すためのロープが欲しいらしいんです。そして、奴は3か月のボクを通訳として同行させるんです。

あのベンジャミンって奴は自分のことはさておくことに関して天才なんですよ。だいたい洗濯物を干すためのロープなんてタイ語を3か月のボクが知ってるわけないでしょ。

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