川崎フロンターレ、悲願のアジア制覇はまたしても夢に終わった。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)決勝でサウジアラビアの強豪アルアハリに0-2で敗れ、初優勝は持ち越しとなった。
記事のポイント
・川崎Fは枠内シュート0本でアルアハリに0-2で完敗
・三浦颯太の負傷離脱中に痛恨の追加点を献上
・準優勝も約9億5700万円の賞金を獲得
厳しい条件下での決勝戦
決勝はサウジアラビア・ジッダで行われ、アルアハリの“ホーム”とも言える環境での試合となった。さらに、川崎Fは準決勝から中2日、アルアハリは中3日という日程面の不利もあった。それでも長谷部茂利監督は「お金では勝敗は決まらない」と意気込んで挑んだ。
前半は川崎Fがボールを保持しながらも決定機を作れず、試合は徐々にアルアハリのペースに。前半35分、ガレーノの見事なミドルシュートがゴール右上に突き刺さり先制点を奪われる。さらに三浦颯太の負傷離脱中、フィルミーノのクロスをケシエが頭で合わせ、前半42分に痛恨の追加点を許した。
川崎Fの奮闘と限界
後半、川崎FはFW山田新やMF伊藤達哉らを投入し反撃を試みる。ボールを握る時間は増えたものの、アルアハリの堅守を崩せず。枠内シュート0という厳しい結果が示すように、最後までゴールは遠かった。
DF高井幸大やDF佐々木旭は大会を通じて存在感を発揮したが、「圧倒的に個が足りなかった」と敗戦を重く受け止めた。MF山本悠樹も「この悔しさを刻んでいきたい」と涙ながらに語った。
川崎Fの今大会の歩みと収穫
川崎Fは今大会、グループステージを6勝2敗で突破し、準々決勝ではアルサド(カタール)に3-2、準決勝ではロナウド擁するアルナスル(サウジアラビア)に3-2と競り勝って決勝へ進んだ。
タイトルこそ逃したものの、今大会の準優勝により賞金総額約9億5700万円を獲得。これはJ1リーグ優勝賞金の3年分以上にあたり、クラブの将来にとって大きな意義を持つ結果と言える。
まとめ
資金力に勝るアルアハリの壁は高かった。それでも川崎Fは、組織力と粘り強い戦いで東アジア勢唯一のファイナリストとして歴史を塗り替えた。今後はこの悔しさを糧に、Jリーグとカップ戦での巻き返しが期待される。
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