【Bリーグ】史上初ドラフト開催 全体1位は山﨑一渉、指名回避続出で浮き彫りになった新制度の現実

Bリーグ史上初となるドラフトが開催され、日本バスケットボール界は新たな局面を迎えた。Bプレミア開幕を見据えた歴史的イベントでは、全体1位で山﨑一渉が指名される一方、指名回避を選ぶクラブが続出。制度の理想と現実が同時に浮かび上がるドラフトとなった。

・Bリーグ発足後初のドラフトを1月29日に実施
・全体1位はSR渋谷が山﨑一渉を指名
・1~3巡目で計11人が指名
・参加23クラブ中13クラブが指名ゼロ
・サラリーキャップ制度が判断に大きく影響

目次

史上初のBリーグドラフト開催

Bリーグは1月29日、東京・Kanadevia Hallで「B.LEAGUE DRAFT 2026」を開催した。リーグ発足10年目にして初めて導入されたドラフト制度は、2026-27シーズンから始動する新トップリーグ「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」を見据えた改革の柱の一つだ。
今回のドラフトには、Bプレミア参戦予定26クラブのうち23クラブが参加。志望選手リストには高校3年生から大学4年生、プロ2年目までの計108人が名を連ねた。従来は自由交渉が主流だった新人獲得に、明確なルールを設けることで戦力均衡を図る狙いがある。

全体1位はSR渋谷が交渉権獲得

注目の全体1位指名権を持っていたサンロッカーズ渋谷は、ノーザンコロラド大学に在学中の山﨑一渉を指名した。201cmのサイズを誇るフォワードで、高校時代から世代屈指の才能として注目されてきた存在だ。
山﨑は仙台大附属明成高校で全国制覇を経験し、U19ワールドカップでも高い得点力を発揮。その後は渡米し、NCAA1部でプレーを続けている。昨年には日本代表デビューも果たしており、今回のドラフトでは「即戦力」と「将来性」を兼ね備えた最有力候補と見られていた。
SR渋谷はクラブリリースで、将来的にクラブの象徴となる選手と評価し、NCAAシーズン終了後に交渉を進める方針を示している。

1巡目6人のみ 指名回避が相次ぐ

ドラフトは1巡目から3巡目まで行われたが、1巡目で指名されたのはわずか6クラブ。2巡目で2人、3巡目で3人が指名され、最終的に指名を受けた選手は11人にとどまった。
千葉ジェッツ、アルバルク東京、川崎ブレイブサンダースなどを含む13クラブが一度も指名を行わず、初開催としては異例の結果となった。SNS上では驚きや戸惑いの声が相次ぐ一方で、制度を理解した上での判断だと受け止める意見も見られた。

各巡目で指名された選手たち

 指名された選手の一覧は以下の通り。

■1巡目

▼全体1位 サンロッカーズ渋谷
山﨑一渉(ノーザンコロラド大)

▼全体2位 茨城ロボッツ
赤間賢人(東海大学)

▼全体3位 横浜ビー・コルセアーズ
新井楽人(日本大学)

▼全体4位 長崎ヴェルカ
岩下准平(筑波大学)

▼全体5位 秋田ノーザンハピネッツ
岩屋頼(早稲田大学)

▼全体6位 広島ドラゴンフライズ
松野遥弥(専修大学)

■2巡目

▼全体7位 京都ハンナリーズ
西部秀馬(日本体育大学)

▼全体8位 滋賀レイクス
田中流嘉州(大東文化大学)

■3巡目

▼全体9位 秋田ノーザンハピネッツ
堀田尚秀(早稲田大学)

▼全体10位 富山グラウジーズ
泉登翔(日本大学)

▼全体11位 佐賀バルーナーズ
武富楓太(東海大学九州)

1巡目では山﨑一渉のほか、茨城ロボッツが赤間賢人、横浜ビー・コルセアーズが新井楽人、長崎ヴェルカが岩下准平、秋田ノーザンハピネッツが岩屋頼、広島ドラゴンフライズが松野遥弥を指名。大学バスケ界で実績を残してきた選手たちが名を連ねた。
2巡目では京都ハンナリーズが西部秀馬、滋賀レイクスが田中流嘉州を指名。3巡目では秋田が堀田尚秀、富山が泉登翔、佐賀が武富楓太を選び、合計11人が“ドラフト1期生”としてBプレミアへの道を切り開いた。

サラリーキャップが生んだ慎重姿勢

今回のドラフトで指名回避が相次いだ最大の理由が、2026-27シーズンから導入されるサラリーキャップ制度だ。Bプレミアでは、チーム全体の年俸総額に下限5億円、上限8億円が設定される。
ドラフト指名選手の報酬は巡目や経歴によって一律で定められており、日本の大学生が1巡目で「2年契約+プレーヤーオプション」を選択した場合、年俸は1800万円。従来の新人契約と比べると高水準で、ロスター枠が14人と限られる中、各クラブにとっては大きな投資となる。
GMたちからは「即戦力性」「既存選手とのバランス」「将来的な編成計画」を総合的に判断した結果、指名を見送ったという声が多く聞かれた。指名順位によって金額が変わらない点も、判断を難しくした要素の一つだ。

リーグ側は「想定内」と総括

Bリーグの島田慎二チェアマンは、指名人数が少なかった点について「想定内」と語り、初年度としては前向きな評価を示した。初年度限定の特例により、ドラフトを経ずにプロ契約を結んだ選手がいたことも、指名数が伸びなかった一因と説明している。
また、Bプレミアだけがプロの舞台ではなく、BワンやBネクストという選択肢があることにも言及。今回指名されなかった選手たちにも、プロキャリアへの道は残されていると強調した。

まとめ

Bリーグ史上初のドラフトは、山﨑一渉の全体1位指名という象徴的な瞬間と、指名回避が続出する現実の両方を映し出した。サラリーキャップとドラフト制度のバランスは今後も議論を重ねながら調整されていくことになるだろう。
制度は始まったばかりだが、若手選手の意識や育成環境に変化をもたらす可能性は大きい。Bリーグが目指す戦力均衡と競争力向上に向け、ドラフトはこれから真価を問われていく。

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