・富山グラウジーズが滋賀に延長の末100-99で劇的勝利
・ケルが復帰戦で32得点、モータムは古巣相手に30得点の活躍
・富山は連敗を2で止め、西地区最下位を脱出して12位浮上
ケル&モータム躍動、富山が1点差で意地の勝利
男子プロバスケットボールBリーグ・B1の第17節が12月27日に行われ、富山グラウジーズは滋賀ダイハツアリーナで滋賀レイクスと激突。延長にもつれ込んだ大接戦を、100-99で制した。トレイ・ケルが復帰戦で32得点と圧巻のパフォーマンスを見せ、ブロック・モータムも30得点と続いた。富山は連敗を2でストップし、西地区最下位から脱出。通算成績8勝19敗で12位へと浮上した。
序盤は滋賀ペースもケルの復帰が流れを変える
滋賀は第1Qで24-19とリードを奪う好スタートを切ったが、第2Qに富山が反撃。モータム、宮本一樹、そしてケルの連続3Pで一気に逆転に成功し、46-44で前半を折り返した。ケルは前回欠場していたが、復帰早々に得点源としての存在感を発揮。試合の流れを大きく引き寄せた。
滋賀は主将・野本大智が積極的にペイントへアタックし、フリースロー6本を全て沈めるなど奮闘。一方で、1Q序盤にはライアン・クリーナーが頭を打ち負傷退場というアクシデントにも見舞われた。
ドラマチックな終盤、ウィンブッシュが延長に持ち込む
第4Q終盤はまさに激戦。富山はケルのシュートで残り1秒に84-82と勝ち越すが、滋賀のトーマス・ウィンブッシュが0.2秒でファウルをもらい、冷静に2本のフリースローを決めて延長へ。滋賀の粘りが光る展開だった。
延長戦でも両チームは一進一退の攻防を展開。富山はウィリアムス・ニカや田中晴瑛がフリースローを着実に沈め、リードを死守。滋賀は終了間際に田原隆徳が3Pを決めて1点差に迫るも、反撃及ばず試合終了。富山が劇的勝利を収めた。
古巣対決で燃えたモータム、富山を勝利に導く
この試合で注目されたのは、元滋賀のモータムと宮本、そしてダビー・ゴメスHCの“古巣対決”。モータムは試合後、「滋賀で過ごした2年間、ファンの前で戦えたこと、そして富山の勝利で終えられたことが幸せ」と語り、感慨深い様子を見せた。
またゴメスHCも「ブースターの皆さんのサポートが勝利の原動力になった」と両チームのファンに感謝を述べた。
滋賀は惜敗も収穫多く、リベンジへ意気込み
惜しくも敗れた滋賀だったが、主将の野本は「悔しい負けだが、最後まで我慢強く戦えた」と手応えも口にした。ウィンブッシュは「グレートな選手なら勝ち切れた」と自身のフリースロー失敗に悔しさをにじませたが、チームの可能性を示す内容だった。
試合後、前田健滋朗HCは「選手たちは準備ができていた」と語り、リベンジに向けた修正に意欲を見せた。滋賀は翌28日も再び富山と対戦。年内最終戦でのリベンジへ、再び熱戦が期待される。
まとめ
西地区最下位からの脱出をかけた富山と、ホームで勝利を目指した滋賀の激闘は、最後の最後まで目が離せない展開となった。ケルとモータムの2枚看板が輝いた富山が勝利を掴んだが、滋賀の粘りも光った。両チームの再戦は年内ラストゲーム。意地と意地がぶつかる一戦に注目だ。
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