2025年11月25日、ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(31)が、自身の公式インスタグラムを通じて、2026年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場することを正式に発表した。開幕までちょうど100日というタイミングでの表明は、野球界に大きな衝撃と興奮をもたらしている。
「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思います」――。大谷は日本語と英語の両方でファンに向けてメッセージを投稿。世界中の野球ファン、そして日本代表「侍ジャパン」を応援する人々からは喜びの声が殺到している。野球界のスーパースターによる“再臨”に、国内外メディアもこぞって速報を流すなど、まさに“世界が震えた”発表となった。
前回大会のMVP、二刀流で世界一へ導いた英雄
大谷がWBCに出場するのは、2023年大会に続き2回目。前回は大会初出場ながら、「投打二刀流」の活躍で日本を14年ぶりの世界一へ導き、見事MVPを受賞した。
打者としては全7試合に出場し、打率.435、1本塁打、8打点と圧巻の数字を記録。選球眼も光り、四球も9つと“歩かされる怖さ”も見せつけた。投手としても3試合に登板し、2勝0敗1セーブ、防御率1.86と文句なしの成績。特に決勝・アメリカ戦では、チームメイトでありメジャーを代表する打者マイク・トラウトを三振に仕留め、胴上げ投手となるなど、野球史に残る名シーンを演出した。
この活躍により、大谷は世界中の野球ファンのみならず、他競技のアスリートからも賞賛を浴び、「野球の神」とも称される存在となった。そんな大谷が再び侍ジャパンのユニフォームに袖を通すことは、チームにとって計り知れない追い風となるだろう。
出場表明の裏にある「決意」と「覚悟」
今回の発表は、大谷のキャリアにとっても特別な意味を持つ。2024年シーズン、右肘の手術を経て打者として復活を遂げた彼は、2025年には投手としての復帰も果たし、再び「二刀流」としてマウンドに戻ってきた。30代に突入し、身体的な負担やリスクも増える中でのWBC出場は、並々ならぬ覚悟が求められる。
インスタグラムの投稿には、シンプルながらも熱い決意が込められていた。「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思います」。この言葉の裏には、国の威信を背負い、再び世界の頂点を目指すという強い思いが込められている。
また、大谷は英語でも「プレーする機会を与えてくれた関係者の皆さんに感謝します」と記し、MLB球団やドジャースの関係者への感謝も忘れなかった。球団との調整やコンディション管理が難航する中での出場許可は、彼の人格やプロフェッショナリズムへの信頼があってこそと言えるだろう。
起用法は未定 二刀流か、打者専念か
注目されるのは、大谷がどのような形でWBCに出場するかという点だ。ドジャースは選手の健康管理に非常に慎重であり、特に手術明けの大谷の起用には万全を期す姿勢を示している。2026年3月時点でのコンディションや、投球プログラムの進行状況によっては、打者に専念する可能性もある。
一方で、日本のファンや関係者からは「二刀流としての出場」を期待する声も多い。2023年大会で見せた「最後は自らマウンドに立ち、試合を締める」という劇的な展開が再現されることを願う声も根強い。最終的な起用法については、本人、侍ジャパン首脳陣、ドジャース、そしてメディカルスタッフとの綿密な協議を経て決定される見込みだ。
井端監督も歓喜「再び共に戦えることが嬉しい」
侍ジャパンの井端弘和監督も、大谷の出場表明を受けてコメントを発表。「再び共に戦えることを心から嬉しく思う。彼の存在は日本代表にとって大きな力になる」と喜びを語った。
井端監督にとっても、大谷は日本野球界の象徴であり、チームを鼓舞する精神的支柱となる存在だ。特に国際大会では、その一挙手一投足がチーム全体に影響を与えるため、「キャプテン大谷」の存在感は計り知れない。
他国代表も豪華布陣 “世界最高峰”の戦いに
今大会は、日本だけでなく、他国も「本気」の布陣で臨む構えを見せている。すでにアメリカ代表はアーロン・ジャッジを主将に据え、スキーンズ、ハーパー、ベッツ、ゴールドシュミットといったMLBスターたちが続々と出場を表明している。まさに“ドリームチーム”の様相を呈している。
さらにドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコなど中南米の強豪国も、MLB所属の一線級選手たちの出場が噂されており、前回以上にハイレベルな大会となることは確実だ。準々決勝以降はフロリダ州マイアミで行われる予定で、侍ジャパンにとっては長距離移動の負担があるものの、過去の経験を活かした戦い方が求められる。
国内外の反響「やはりWBCには大谷が必要」
今回の発表は日本国内のみならず、海外でも大きな話題となっている。X(旧Twitter)では「#Ohtani」「#WBC2026」などのハッシュタグがトレンド入り。日本のファンからは「やっぱりWBCには大谷翔平がいないと盛り上がらない」「ありがとう、翔平!」と感謝の声があふれた。
また、韓国や台湾などライバル国のメディアも速報で報道。韓国メディアは「日本戦は絶望的」とコメントし、台湾メディアは「野球の神が再び舞い戻る」と伝えた。米国のスポーツ専門局ESPNも「最も待望された発表のひとつ」と紹介し、大谷のグローバルな影響力の大きさを再認識させられる反応となった。
侍ジャパンの今後に注目
WBC本大会まで残された時間は100日。今後の焦点は、大谷の最終的な起用法に加え、他のMLB日本人選手――山本由伸、千賀滉大、ダルビッシュ有、吉田正尚、鈴木誠也、そして佐々木朗希や村上宗隆といった国内トップ選手の出場可否にも注目が集まる。
ドジャースと侍ジャパンの綿密な連携が問われる大会になる一方で、大谷翔平という「唯一無二」の存在が日本代表の中心にいることは、何よりの希望だ。
世界の頂点を目指す侍ジャパンにとって、彼の出場は“勝利の鍵”となることは間違いない。新たな伝説が始まるその時、再び世界が大谷翔平のプレーに魅了されるだろう。
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