こんにちは。
FELIZ FAMILIA FUTSAL LADIES(フェリスファミリアフットサルレディース)です。
私たちが所属している東京都女子フットサルリーグ1部は3月末に全国最速で開幕し、先週末4/23(土)は早くも第2節が行われました。
東京都女子フットサルリーグは全国で最も参加チームが多く3部制。
昨シーズンの優勝チームearly.f.tとの試合は一進一退の試合展開。正規サイズよりかなり小さめのピッチにも苦しみましたが、3-2で勝利。開幕2連勝となりました。東京都リーグの連勝記録は15に伸びました!
次節は6月、昨シーズン準優勝で、男子チームが今年からFリーグに参入するビッグクラブ、リガーレヴィア葛飾レディースと激突。優勝を占う大切な一戦です。
リーグ戦だけでなく、来年3月に開催予定の全日本女子フットサル選手権の予選も始まりました。
東京都は全国随一の激戦区。東京都リーグに所属するチームが予選を行い(今年は20チーム)、勝ち上がった4チームと関東リーグに所属するチーム(東京都所属は6チーム)で東京都大会です。関東大会出場枠は2~3。
関東大会には日本女子フットサルリーグの強豪も参戦するので、全国大会への道のりは、とーーーーーっても長い道のりです。
4/24(日)に行われた東京都大会予選は、府中アスレティックFCレディースと激突。昨シーズン東京都大会に出場し関東リーグのチーム相手に堂々と戦ったチーム。初戦から厳しい戦いが予想されましたが、前日の都リーグの疲労もなんのその、6-0で勝利し、6/5(日)の代表決定戦にコマを進めました。
東京都女子フットサルリーグ1部、全日本女子フットサル選手権東京都予選の情報もぜひご覧ください。
東京都女子フットサルリーグ1部
全日本女子フットサル選手権東京都予選
近況報告はこのくらいで、ここから本題。
「女子フットサル」皆さん知っているようで知らないと思います。
そもそも、フットサルの試合を観たことが無い人や、フットサルのルールもわからない人が多いと思います。
多くの人々に女子フットサルを知ってもらいたい!という想いを込めて、情報を発信していきたいと思います。
女子フットサルと男子フットサルは同じルール??
答えは「YES」・・・フットサル競技規則は男女同じです。
試合は5人vs5人、うち一人がGK(ちなみに女子フットサルのGKはゴレイラ、男子はゴレイロと呼びます。)
ピッチの広さはタッチラインが40m、ゴールラインが20m。サッカーのピッチの1/8程度です。
公式の競技会は基本的にインドア、体育館やフロアピッチで行われます。
試合時間は20分ハーフ、1st・2ndピリオド。バスケットボールと同じように、ボールが外に出たらタイマーが止まる「プレイングタイム」です。なので試合時間は1ピリオド40分程度、長いと60分くらいかかります。
そのほか、全てのルールが同じです。フットサル特有のルールは、またの機会にアップしていきますね。
女子フットサルのリーグ構成
競技系の女子フットサルは、最高峰の日本女子フットサルリーグを頂点に、各地域リーグ、都道府県リーグの構成となっています。日本女子フットサルリーグに加盟するには、全国大会出場経験を有し、日本フットサルトップリーグの加盟要件を満たさなければなりません。競技成績だけでなく、人事、強化、財務など厳しい審査があります。
各地域リーグは現状1リーグ制がほとんどです。地域リーグの上位チームで行われる全国大会「地域チャンピオンズリーグ」があります。
都道府県リーグは、1部制~3部制までさまざまですが、県によってはリーグ戦開催が無いところもあります。
都道府県リーグ上位チームが地域リーグ昇格を賭けた入替戦に出場することが多いです。
フェリスファミリアフットサルレディースが所属する東京都は、全国で最もリーグ戦参加チームが多く3部制を取っていますので、関東リーグ昇格には3年連続優勝し、関東リーグ参入戦を勝ち上がって初めて関東女子フットサルリーグに参戦できます。
とはいえ、東京都の女子フットサルリーグ加盟チームは、関東リーグ所属6チーム、1部と2部が各8チーム、3部が11チームですので、合計でも33チームです。
女子フットサルの発展のためには、全国のリーグ戦参加チームがもっともっと増えてほしいなって思います。
日本女子フットサルリーグのサイトはこちら。
女子フットサルチームの悩み ~選手が集まらない!~
女子フットサルチームにはたくさんの悩みがあります。
マイナー競技としての悩み、女性特有の悩み、フットサル界としての悩みなど、様々な悩みを抱えています。
今日は「選手が集まらない!」悩みについて書いていきます。
全国で人数が確保できずに、活動休止になってしまうチームが後を絶ちません。
フットサルチームの人数ってどれくらいいればいいの?
競技規則上は5名で試合、最低3名いれば試合成立です。しかし、いつ不戦敗になるかわからないチームではリーグ戦等の開催に支障が出るため、チームの最低登録人数が規定されることもあります。東京都女子フットサルリーグの場合は7名となっています。男子は12名のところ、女子が7名となっているのは、女子選手の確保が厳しい現状を考慮してくださっているからだと思います。
その7名が集まらない、7名だと仕事や学校、その他の事情で休む選手がいた場合に対応できない、せめて10名は欲しいけど無理。チーム創設から数年を経て、創設メンバーが様々な理由で退団。だけど選手が集まらないからチーム活動休止や解散という声を度々聞きます。
なんで選手確保が難しいの?
一番大きいのは、子どもの頃から学生時代にフットサルに触れる機会がないからだと感じています。
なでしこジャパンの躍進以降、女子サッカーは育成年代を含めて充実しました。サッカーは学校体育で触れ合う機会もあります。フットサルは、何かのきっかけでフットサルを知ることができた人が始める状況です。
高校年代の女子フットサル全国大会が無く、高校年代の部活やクラブチームの活動が盛り上がらないことも、大人になって競技フットサルを始める選手が増えない要因の一つだと思います。
子供のころからフットサルに触れ合い、女子サッカー選手がフットサルにも目を向けられる活動を広げていくことが課題解決への方策かなと思っています。
競技フットサルを取り巻く環境の厳しさが、選手確保の難しさの原因になっています。
男女とも共通することとしては、
・毎月の参加費や遠征費などお金がかかりすぎる。
・フットサルをする施設が少なく、固定した練習施設が無い。
フットサル禁止の施設もたくさんあります。
女子特有のこととしては、
・選手が少ないことにより負担感が増してしまう。
・職場や家庭の理解を得られにくい。
この他にもたくさんの厳しい環境に直面しています。このあたりはまたの機会に書きますね。
環境を少しでも良くして、競技フットサルの選手を増やすことが、女子フットサルの喫緊の課題です。
ではまた!