・水戸ホーリーホックがアウェーで甲府に1-0勝利し、J1昇格とJ2優勝に王手
・決勝点は前半45分、加藤千尋の鮮烈ボレーシュート
・2位長崎が敗戦、3位千葉との勝点差は5に拡大し、独走態勢へ
・次節勝利で他チームの結果次第で昇格・優勝が決まる可能性も
加藤の一撃で堅守の水戸が完封勝利
前半終了間際に加藤が先制弾
水戸ホーリーホックが歴史を塗り替えるまで、いよいよ秒読み段階に突入した。11月2日に行われたJ2第35節で、水戸は敵地JITリサイクルインクスタジアムに乗り込み、ヴァンフォーレ甲府を1-0で撃破。勝ち点を「67」に伸ばし、2位長崎との勝ち点差を「4」、3位千葉との同差を「5」に広げ、クラブ史上初となるJ1昇格、そしてJ2制覇が現実味を帯びてきた。
試合は序盤から甲府が押し気味に進めるも、水戸守備陣が集中力を切らさず対応。すると前半45分、左サイドから大森渚生がクロスを供給。ファーサイドで多田圭佑が頭で折り返すと、MF加藤千尋が鋭いボレーでネットを揺らした。
後半は粘り強く守り切り完封
後半は甲府が反撃を強め、水戸は自陣に押し込まれる時間が続くも、最終ラインを中心に守備を固める。試合終了間際には甲府の田中雄大に決定機を許すが、ヘディングは枠を外れタイムアップ。水戸は2試合連続のクリーンシートで貴重な勝利を手にした。
次節での昇格&優勝決定条件は?
自力での昇格決定のチャンス到来
J2は残り3節。次節の第36節で、水戸がホームのケーズデンキスタジアムにRB大宮アルディージャを迎える。水戸が勝利し、同節で長崎が敗れるか、千葉が引き分け以下に終われば、水戸のJ1自動昇格が確定する。
また、上記の両条件が揃えば、J2優勝も決定。2000年のJリーグ加盟から26年目での快挙が、目の前に迫っている。
昇格ライバルの動向も注目
2位長崎は8日にアウェーで愛媛と、3位千葉は水戸と同時刻の9日にホームで藤枝と対戦。4位大宮も昇格可能性を残しており、直接対決となる次節はJ2の運命を大きく左右する一戦となる。
森体制とクラブの団結が導く躍進
指揮官の哲学が浸透した水戸スタイル
昨季途中から指揮を執る森直樹監督は、クラブOBとして水戸の歴史を熟知。「根気強く、辛抱強く」を掲げ、今季はそのスタイルを選手たちに浸透させた。甲府戦でも「後半は辛抱強く守れた」と選手たちの奮闘を称賛。昇格目前となった今も「一戦必勝」の姿勢を崩さない。
主将・大崎の覚悟とチームの一体感
試合後、キャプテンマークを巻いた大崎航詩は「ここまで積み上げてきたものが繋がっている。1つ勝てば景色が変わる試合が続く」と冷静ながらも力強くコメント。選手、スタッフ、そして経営陣までが一丸となる今季の水戸は、まさに“クラブ力”で勝利を重ねている。
まとめ
水戸ホーリーホックが、ついにJ1の扉をこじ開けようとしている。甲府を下し、勝ち点を「67」に伸ばした水戸は、次節にも昇格と優勝を決める可能性を手にした。苦しい時期を乗り越え、クラブの歴史を変えようとする今、その瞬間に向けて全員が一点を見据えている。運命のRB大宮戦は11月9日。悲願達成なるか、歴史的瞬間はもうすぐだ。
「ウルトラスポーツ」では、X(旧:Twitter)、YouTube、Instagramなど各種SNSもやっています。XとYouTubeでもスポーツ速報情報を更新していますので、ぜひ【フォロー・いいね・シェア】をよろしくお願いします!
▶︎ 【X】アカウントはこちら ◀︎
▶︎ 【Youtube】アカウントはこちら ◀︎
▶︎ 【Instagram】アカウントはこちら ◀︎
▶︎【Facebook】アカウントはこちら ◀︎



