浦和レッズは9月5日、MF原口元気(34)が海外移籍を前提とした準備のため、チームを離脱すると公式発表した。原口はクラブを通じて異例の1309文字に及ぶ長文メッセージを公開し、浦和への感謝とファン・サポーターへの謝罪、そして将来的な指導者転身への思いを綴った。昨夏に10年ぶりの浦和復帰を果たしてからわずか1年での決断。その背景と原口の覚悟に迫る。
・浦和レッズMF原口元気が海外移籍準備のためチームを離脱
・2024年夏にドイツから10年ぶりに浦和復帰も、出場機会は限定的
・ファン・サポーターに異例の1309文字で感謝と謝罪を綴る
・指導者転身を見据え、欧州での経験を積む決断
・ベルギー2部・ベールスホットへの移籍報道も
原口元気、決断の背景
指導者としての未来を描く欧州再挑戦
34歳の原口元気が、選手としてのキャリアの終盤に差し掛かる中で選んだのは、再びヨーロッパの舞台への挑戦だった。今後のキャリアについて「選手引退後に指導者としての道を考えている」と明かし、「今しかできない経験を積むことが自分にとって最善」と語った。
浦和レッズユースからトップチーム昇格を果たし、2014年にドイツへ渡ってから約10年間、欧州の舞台で戦い続けた原口。昨年夏に古巣・浦和へ復帰したが、復帰1年での再移籍となった。
ベルギー2部・ベールスホットへの加入が有力と報道されるなか、1部昇格を目指すクラブでのプレー経験は、彼の今後に向けたステップとして大きな意味を持つだろう。
思い描いた姿とのギャップ
出場機会減少と心の葛藤
原口は今季、J1リーグ戦21試合に出場したが、先発はわずか2試合。出場時間も419分と限られ、決定的なインパクトを残すには至らなかった。浦和復帰時に掲げた「クラブを引っ張る存在としての覚悟」は、数字としても結果としても表れず、本人も「期待に応えられなかった」と痛感していた。
ルヴァンカップ準々決勝・川崎戦でスタメン復帰した直後の発表だっただけに、驚きと寂しさが交錯する。ファンとの“再会”は短くも、彼にとって大切な時間となった。
浦和への感謝と別れ
「もう一度一緒に闘えて幸せでした」
原口のメッセージからは、クラブや仲間、そしてファン・サポーターへの深い感謝の気持ちがにじみ出ていた。「もう一度浦和のユニフォームを着て、埼スタでプレーできたことが何よりうれしかった」と語り、「また指導者として浦和で挑戦したい」という願いも込めた。
メッセージの最後では、「どうかこれからも浦和レッズを支える心強い存在でいてほしい」と締めくくられており、まさに浦和を愛し続ける選手としての言葉だった。
まとめ
わずか1年での再移籍となった原口元気の決断には、単なる現役選手としての野望だけでなく、次なるキャリアを見据えた計画と覚悟があった。欧州でのプレー経験を糧に、将来的には指導者として浦和に戻ることを視野に入れているというその想いは、多くのサポーターの心に響いたはずだ。原口のこれからの挑戦に注目が集まる。
「ウルトラスポーツ」では、X(旧:Twitter)、YouTube、Instagramなど各種SNSもやっています。XとYouTubeでもスポーツ速報情報を更新していますので、ぜひ【フォロー・いいね・シェア】をよろしくお願いします!
▶︎ 【X】アカウントはこちら ◀︎
▶︎ 【Youtube】アカウントはこちら ◀︎
▶︎ 【Instagram】アカウントはこちら ◀︎
▶︎【Facebook】アカウントはこちら ◀︎