記事のポイント
・FIFAクラブW杯2025グループB第2節、ボタフォゴがPSGに1-0で勝利
・36分、FWイゴール・ジェズスの決勝ゴール
・ボタフォゴは大会唯一の2連勝でグループ突破に王手
・南米勢がクラブW杯で欧州王者を破るのは2012年以来13年ぶり
南米の意地、ボタフォゴが欧州王者PSGを撃破
FIFAクラブワールドカップ2025のグループB第2節が6月19日にアメリカ・ロサンゼルスのローズボウルスタジアムで行われ、南米王者ボタフォゴ(ブラジル)が欧州王者パリ・サンジェルマン(フランス)を1-0で破った。両チームとも初戦を白星で飾っており、勝利すればグループステージ突破に大きく前進する一戦となった。
試合は立ち上がりからPSGが主導権を握り、ボール保持率75%と圧倒的な支配を見せたが、堅守を敷くボタフォゴのブロックを前に決定機を作ることができない。ボタフォゴは決して引きすぎることなく、要所でカウンターを狙う。
一撃必殺のカウンターで試合を決定づける
36分、試合が動いた。中盤でのボール奪取からMFジェフェルソン・サバリーノが背後のスペースへ絶妙なスルーパス。これを受けたFWイゴール・ジェズスが、相手DFの間を割って抜け出し、落ち着いて右足でゴール左隅へと流し込んだ。ジェズスはこれで2試合連続ゴールをマーク。
後半、ルイス・エンリケ監督率いるPSGはヌーノ・メンデスやファビアン・ルイスらを投入して攻勢を強めるも、ボタフォゴの粘り強い守備の前にシュートはことごとくブロックされ、ゴールネットを揺らすには至らない。
79分にはバルコラがこぼれ球を押し込んだかに見えたが、直前のプレーでクヴァラツヘリアがオフサイドポジションにいたため、得点は認められなかった。
13年ぶりの歴史的勝利、決勝T進出に前進
PSGの猛攻を最後までしのぎ切ったボタフォゴは、1-0で勝利を収め今大会唯一となる2連勝を達成。グループB突破に王手をかけた。これにより南米勢がクラブW杯で欧州王者を破ったのは、2012年大会のコリンチャンス以来、実に13年ぶりとなった。
この歴史的な勝利に、イゴール・ジェズスは「まるで夢を見ているようだった」と語り、指揮官レナト・パイバは「全員で守り、全員で攻めた。この勝利はその証明だ」と満足感をにじませた。
一方、PSGは主導権を握りながらも1点が遠く、欧州王者としての威厳を示せず。最終節のシアトル・サウンダーズ戦で、決勝トーナメント進出をかけることになる。
まとめ
パリSGの猛攻を完封したボタフォゴは、見事な守備と鋭いカウンターで欧州王者に土をつけ、南米勢の実力を世界に示した。グループステージ最終節は6月23日に行われ、ボタフォゴはアトレティコ・マドリードと、PSGはシアトル・サウンダーズと対戦する。注目の行方から目が離せない。
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