記事のポイント
・女子フットサル日本代表がAFCアジアカップ2025で初優勝を達成
・タイ代表との決勝は延長戦・PK戦の末に3-3(PK3-2)で勝利
・宮原ゆかりの同点弾、井上ねねのPK2セーブが勝利を呼び込む
・11月に開催される女子フットサルW杯にアジア王者として出場決定
PK戦制し悲願達成
初優勝へ導いた激闘の舞台裏
女子フットサル日本代表が歴史的快挙を成し遂げた。5月17日に中国・フフホトで行われた「AFC女子フットサルアジアカップ2025」決勝戦で、日本はタイ代表と激突。90分間の激闘は3-3で決着がつかず、PK戦で3-2と制し、念願の初優勝を果たした。
準々決勝ではベトナムに2-0、準決勝ではイランに3-2で勝利し、決勝へと駒を進めた日本。グループステージで唯一黒星を喫したタイとの再戦となった決勝戦は、まさに一進一退の好ゲームとなった。
5分に追野沙羅のゴールで先制した日本は、9分に同点とされるも、21分には高橋京花が左足の強烈なシュートで再びリード。しかし25分に再び追いつかれ、そのまま延長戦に突入。延長前半にはタイに勝ち越されるも、直後の44分に宮原ゆかりが魂の左足で同点弾を突き刺し、土壇場での救済となった。
勝利の立役者たち
宮原と井上の劇的ヒーロー劇
この勝利の陰には、個々の選手たちの奮闘があった。まず挙げられるのは、延長戦で同点弾を決めた宮原ゆかり。左サイドからのキックインを中央で受けると、鋭いターンからのミドルシュートでゴールネットを揺らし、深夜の日本列島を歓喜の渦に包んだ。
さらに、PK戦で輝いたのは守護神・井上ねね。1本目から相手のシュートをシャットアウトし、最後の5人目でも再びストップ。大会を通して安定感のあるセービングを見せた井上は、大会ベストGKに輝いた。
また、初得点を挙げた追野沙羅は大会最優秀選手(MVP)に選ばれ、日本の優勝に大きく貢献。1stセットから3rdセットまで連携と運動量で支えた全選手が、その実力を遺憾なく発揮した。
世界への挑戦へ
フィリピン開催のW杯出場決定
今回のアジア制覇により、日本は今年11月にフィリピンで初開催される「女子フットサルワールドカップ」への出場権を獲得。須賀雄大監督は「アジアの中での立ち位置と、世界での立場は違う。我々はチャレンジャーとして臨む」と、気を引き締めた。
ワールドカップでは、アジア以外の強豪国との対戦が予想され、さらなる戦術の練度とフィジカルの強化が求められる。選手個々のタスクも変化する中で、日本代表は“世界を驚かせるチーム”として進化を目指す。
女子フットサルにとって歴史的な一歩となったこの大会。ファンや関係者の声援と共に、11月のW杯ではさらなる飛躍が期待される。
まとめ
女子フットサル日本代表が、AFC女子フットサルアジアカップ2025で悲願の初優勝を成し遂げた。タイとの再戦を延長戦・PK戦で制し、過去2度の準優勝の雪辱を果たした。大会最優秀選手には追野沙羅、ベストGKには井上ねねが選出され、選手たちの活躍が光った。日本は11月、フィリピンで開催される女子フットサルワールドカップへ、アジア王者として臨む。
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