日本勢3クラブが決勝トーナメントへ
アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)東地区1次リーグ第7戦が各地で行われ、ヴィッセル神戸と川崎フロンターレが4-0の快勝で決勝トーナメント進出を決定。さらに横浜F・マリノスも、他試合の結果により試合前に突破が確定した。
Jリーグ勢がそろってラウンド16へ進む形となり、ACLエリート初開催の今大会で日本クラブの強さが際立つ結果となった。
ACLエリート1次リーグ突破条件
今大会は12チームずつ東西に分かれて1次リーグを戦い、各地区の上位8チームが決勝トーナメントに進出するレギュレーションとなっている。日本勢3クラブはいずれも第7戦を終えて8位以内を確定させ、最終戦を残しての突破決定となった。
神戸、上海海港を4発粉砕し決勝T進出!
武藤&汰木&大迫が輝き、圧巻の4ゴール!
ヴィッセル神戸はホームのノエビアスタジアム神戸で上海海港(中国)と対戦。4-0の完勝で勝ち点を16に伸ばし、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。
試合は序盤から神戸が主導権を握る展開に。前半11分、左サイドの汰木康也が縦に突破し、精度の高いクロスを供給。これをファーサイドで待ち構えていた武藤嘉紀がワントラップから冷静に右足で流し込み、神戸が先制した。
その後も神戸は攻勢を強め、後半9分には鍬先祐弥がPA内でこぼれ球を拾い、力強いシュートをゴールに突き刺して2-0。さらに2分後の11分には、武藤が右サイドから低いクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだ汰木がダイレクトで合わせて3点目を奪った。
そして迎えた後半36分、右サイドで得たFKを扇原貴宏が精度の高いボールでゴール前に供給。これを大迫勇也が右足でボレーシュートを決め、4-0と試合を決定づけた。
試合を通して神戸は攻守にわたり圧倒的な強さを見せ、特に前線の武藤、汰木、大迫のコンビネーションが光った。神戸はグループリーグ最終戦を18日に控えているが、すでに決勝トーナメント進出を決めており、今後の戦いがさらに注目される。
川崎F、浦項に敵地で日本勢初勝利!
長谷部監督の初陣を白星で飾る!
川崎フロンターレは韓国で浦項スティーラーズと対戦し、4-0で快勝。敵地・浦項スティールヤードでの勝利は、日本勢にとって歴史的な1勝となった。
また、今季からチームを率いる長谷部茂利監督にとって公式戦初陣だったが、完璧な試合運びで勝利を収めた。
山田新が1ゴール1アシストの活躍
試合は前半38分に動いた。佐々木旭が右サイドからカットインし、伊藤達哉へパス。これを受けた伊藤が右足で精度の高いクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだ山田新がヘディングで決め、川崎Fが先制した。
さらに前半終了間際には、浦項のDFアスプロポタミティスが2枚目のイエローカードで退場となり、数的優位に立った川崎Fは後半も主導権を握る。
後半26分、山田のポストプレーから脇坂泰斗がエリア内で右足シュートを決めて追加点。さらに30分には山本悠樹の左クロスを河原創がダイレクトで合わせて3-0とした。
試合終了間際の88分には、セットプレーの流れから丸山祐市が折り返し、エリソンがヘディングで4点目を決め、試合を完全に決定づけた。
長谷部監督体制の初陣を見事な勝利で飾った川崎F。5勝2敗で勝ち点15とし、最終戦を前に決勝トーナメント進出を決定した。
横浜M、試合前に決勝T進出確定!
横浜F・マリノスは12日に上海申花(中国)と対戦予定だが、他試合の結果により、2試合を残して決勝トーナメント進出が確定した。
横浜Mはここまで6試合を戦い、4勝1分1敗で勝ち点13。11日に行われた試合で浦項(韓国)が敗れたことで、同9、上海海港(中国)が同8となり、すでに脱落していた蔚山(韓国)、セントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)を含め、この4チームが横浜Mの勝ち点を上回ることが不可能となった。
これにより、横浜Mの8位以内が確定し、1次リーグ突破が決まった。
12日の上海申花戦は消化試合となるが、グループ上位での突破を目指して戦うことになる。
まとめ
ACLエリート東地区1次リーグ第7戦で、日本勢3クラブがそろって決勝トーナメント進出を決定した。
- 神戸は上海海港に4-0の快勝で突破!
- 川崎Fは浦項を敵地で4-0撃破し、日本勢初勝利!
- 横浜Mは他試合の結果により試合前に突破確定!
ACLエリート初開催の今大会で、日本勢の躍進が際立っている。今後の決勝トーナメントでの活躍に期待が高まる。
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