記事のポイント
・2026年前半、シーズン移行期に「特別大会」を実施
・J1は地域リーグラウンドとプレーオフラウンドで構成
・J2・J3はカテゴリー混合でリーグ戦を実施
・J1優勝クラブにACLエリート出場枠
2026年 Jリーグ特別大会の詳細
J1リーグ特別大会の概要
Jリーグは17日、2026年8月からの秋春制導入に先立ち、同年2月から6月にかけて「特別大会」を開催すると発表した。J1リーグでは全20チームが参加し、2ラウンド制で最終順位を決定する。
地域リーグラウンド
・20チームを地域ごとに2グループ(東西10チームずつ)に分け、ホーム&アウェイで戦う。
・試合時間は90分で、引き分けの場合はPK戦を実施。
・勝ち点は90分勝利3点、PK勝利2点、PK敗戦1点、敗戦0点。
プレーオフラウンド
・地域リーグラウンドの順位に応じて同順位同士が対戦。ホーム&アウェイ方式で最終順位を決定する。
・第2戦終了時点で決着がつかない場合は延長戦とPK戦を行う。
特別大会のポイント
・特別大会による昇格・降格は行われない。
・優勝クラブにはACLエリート2026-27の出場権が与えられる。
・賞金総額12億円、勝ち点1ごとに200万円の助成金も設定される。
J2・J3リーグ特別大会
J2・J3では40チームがカテゴリー混合で特別大会に参加する。
地域リーグラウンド
・地域ごとに4グループ(各10チーム)に分け、ホーム&アウェイで戦う。
・J1同様、PK戦で勝敗を完全決着させる方式を採用。
プレーオフラウンド
・各グループの同順位同士がトーナメント方式で最終順位を決定する。
・90分間で決着がつかない場合は延長戦とPK戦を行う。
特別大会のポイント
・J2・J3特別大会による昇降格は行われず、JFLとの昇降格も実施されない。
・賞金は優勝チームに1500万円、2位750万円、3位250万円。
・総額6億円の特別助成金が分配される。
ACLエリート出場枠
特別大会の優勝チームはACLエリート2026-27の出場権を獲得することが決定。ACLの出場枠は以下のように振り分けられる。
1枠目:2025明治安田J1リーグ優勝
2枠目:2026J1リーグ特別大会優勝
3枠目:2025明治安田J1リーグ準優勝
万が一出場枠が重複した場合は、2025シーズンのJ1順位に基づき繰り上げとなる。また、ACL出場枠はAFCクラブコンペティションランキングにより変動する可能性もある。
まとめ
Jリーグは秋春制移行を前に、ファンに新たなサッカー体験を提供する「特別大会」を発表した。特別大会はリーグ戦とは異なる独自のレギュレーションで、昇降格は行わず、ACLエリートの出場枠や高額賞金が設定される。シーズン移行期の半年間、注目の大会となることは間違いない。
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