日本食の大切さに気付く
今まで日本人が食していた日本食。お米を中心にお味噌汁、お塩、お漬物などの発酵食品、煮物などですが、学校給食でのパン食、牛乳指導や、炭水化物ダイエットでの米控え、高血圧予防のための塩分控えめ、など様々な政策がとられ日本食が敬遠されてきたと思います。そこでまず安心できる食材を手に入れるため、自分たちで無農薬、無化学肥料の米作りと野菜作りを始めました。草取りなどいろいろと大変な作業がありますが、仲間たちと共に協力して行う作業はとても楽しく、出来上がった作物を収穫すると大きな充実感が味わえます。そうしてお米を中心にお味噌汁、お漬物や煮物を食べていくとおなかの調子がよくなり、バドミントンのプレーや感情の波が小さくなってきました。お腹が安定すると心や体も整ってくることを体感する中で、何が影響を及ぼしているのかを考えると、腸内細菌の影響が大きいということに気づき始めました。
腸と土の状態
腸内細菌の良し悪しが体調、思考、機嫌に大きく影響しているようです。大便や小便はその状態を教えてくれているものですが、腐敗しているときは臭いがきつく、発酵している場合は嫌な臭いはしません。腸内を腐敗から発酵へ持っていくために私が実践したのはマクロビオテックによる玄米療法でした。半年ほど続けたところ便の状態が明らかに変わってきました。それからは体重が増えにくくなり、体調を崩すこともほとんどなくなりました。畑で野菜を作っていますが、土の状態にも同じようなことが言え、化学肥料や農薬を使ってきたところは粘土化が進み腐敗した匂いがして、ふかふかとした状態ではありません。ミミズも多く、土が悪化しているサインでもあります。今は木や草、糠などを土壌に還して、土づくりも同時に行っています。
(つづく)