この夏、テレビやネットを見ると、いろんな競技で国際大会のニュースを見ます。
バレーボール、水泳、フェンシング、陸上、サッカー、バスケット、そしてこれからラグビーが…
そう言えば春には野球のWBCもありました。
日本代表や日本人選手の活躍が目立ったものもあり、列島を歓喜にわかせました。
本当はここに
アメリカンフットボール
も加わるはずでした。
しかし、ドイツで行われるはずだった2023年の第6回大会は、2025年に延期されました。
以前書きましたが、アメリカンフットボール世界選手権は1999年に
「アメリカンフットボール ワールドカップ」
(IFAF World cup)
として4年ごとに3回行われ、2011年からは
「アメリカンフットボール世界選手権」
(IFAF world Championship)
となって、2015年まで2回行われました。
※「IFAF」とは「International Federation of American Football」(国際アメリカンフットボール連盟)の略称
本当はその次は、2019年にオーストラリアで行われる予定でした。
しかし、2018年12月に、2023年に延期されることが発表されました。
さらに、2021年12月11日、IFAFは、2023年大会の開催地をオーストラリアに代わってドイツに変更することを発表。
そして2022年10月9日、IFAFは大会を再び2025年に延期することを発表しました。
開催地は(今のところ)ドイツのままです。
アメリカンフットボールのファンとしては、とても残念な思いです。
ここまで延期や開催地変更があったのは、正確には理由はわかりません。
アメリカンフットボールはアメリカだけで盛り上がっている、と考えている声を時々ネットで見ますが、それは半分当たっていて、半分間違っています。
たしかに、アメリカを除く多くの国ではマイナースポーツです。
一方で、IFAFのサイトによると、IFAFには70を超える国が参加しており(Wikipedia「国際アメリカンフットボール連盟」には「2022年5月現在、120の国の国内競技連盟が加盟している。」との記載あり)、参加国はアフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの5大陸にまたがっています。
ヨーロッパでは1983年以来、これまで15回開催され、2021年はイタリアが優勝し、今年も10月に開催が予定されています。
そんなにマイナースポーツでもないのです。
2025年に開催されたとしても「空白の10年」はあまりにも残念です。
ただ、もし今年開催されていても、他の競技のように盛り上がっているかどうか…
なにしろ、これまで2回の優勝(199年、2003年)と2回の準優勝(2007年、2015年)を挙げているのに、ほとんどメディアでは取り上げられてきていませんでしたから…
Wikipediaの「2025 IFAF World Championship」のサイトによれば、2025年大会は8か国が参加。
前回チャンピオンのアメリカ、ホスト国のドイツ他、ヨーロッパから2か国、南北アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアからそれぞれ1か国ずつで戦うようです。
日本は、まず間違いなくアジア代表として出場するでしょう。
2025年にアメリカンフットボール「IFAF世界選手権」が無事開催されることを祈って、2年間待つことにします。
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