レッドソックスは単年7億ドルで契約した外野手のアダム・デュバルのロスター枠を開ける為、リリーフ投手マット・バーンズにDFAの処置をとり40人枠ロスターから外し、レッドソックスに9年にわたって在籍していたリリーバーのボストンでの野球人生に終止符を打った形となった。レッドソックスは7日以内にバーンズをトレードするか、リリースまたはウェイバーに流すことを決定する必要がある。
昨年の8月初旬に、長い故障者リストから復帰した後バーンズは終盤戦22回2/3を投げて防御率1.59の成績を残し2023年シーズンのレッドソックスのブルペンでカギを握るピースとされていたが、massliveのクリス・コティーロによるとチームの考えをよく知る関係者の話として、チームはバーンズの終盤の活躍を目を奪われるものとまで見ておらずレッドソックスは、ブルペンに関してフレキシブルさを重視しているのではないかとコティーロに伝えている。そのため、ケイレブ・オートやウヤット・ミルズといった若い投手陣が残ったのだろう。
またバーンズのDFAが発表された後、レッドソックスの編成総責任者チェイス・ブルームは会見を開き「本当にタフな決断だった」とし次にこのように語った。「会話自体は、今まで私があった中で最も難しいものの一つだった。ただ私が何物以上にに考えているのは、これはオフシーズンの我々の状況と40人ロスターで働きをなすものという事だ。簡単な決断ではなく、ここ最近のシーズンで何を成し遂げたのか、その選手のキャリアに関係なく我々の40人枠ロスターに居るみんなは本当の価値がある。彼らを失うことなしで我々がロスターから彼らを外すことができるのは誰もいない。それゆれタフなチョイスを迫られることになる。ただそのこと以外は、彼(バーンズ)についてネガティブなものはなく、我々の40人ロスターの現状を示すものだと思っている」
バーンズに加え、その前に起きたロイヤルズとのトレードでレッドソックスが内野手のアダルベルと・モンデシーを獲得するのを引き換えにロイヤルズへ移籍させたジョシュ・テイラーがチームから居なくなったため、今シーズン新しい顔が多くなったレッドソックスのブルペンにまた更なる変更が加わる事にもなった。レッドソックスは今オフ、ベテランのケンリー・ジャンセン、クリス・マーティン、ジョエルリー・ロドリゲスがタナー・ホーク、ライアン・ブレイジアー、カッター・クロフォード、ザック・ケリー、フランクリン・ゲルマンにさきほど名前を挙げたオートやミルズを含めるブルペンに加わっている。
とはいえ、チームがバーンズではなくミルズ、オート、ブレイジアーの結果を残せていない投手をDFAにせず保ったのは、興味深いものだろう(ブレイジアーを例にとると昨年は、68登板で防御率5.78)。「私は、ロスター内にいるすべての選手に先を見添えているからであると考えている。ブレイジアーのケースでは不安定だったが、シーズンをとても力強いもので終えたし、将来を予測する時にそのようなものを多く示していたのは、励みとなるものだった」とブルームはなぜブレイジアーをロスターに残したのかの質問にそう答えた。
バーンズは2014年にメジャーデビューし以降チーム内で在籍期間が長い選手の一人として、リリーフでの通算登板数、三振数で球団の歴史で共に2位にランクインしており、2021年の7月に2年総額約18億7500万ドルで延長契約にサイン。そのシーズンの開幕から7月1日まで防御率2.57、三振率45.4%でオールスターにも選ばれたが7月から、今シーズンの終わりまでで防御率4.85、三振率22%と成績が一変した。延長契約の内、今シーズンの年俸7億5000万ドルと2億2500万ドルのバイアウト+2024年の球団オプションの計9億7500万ドルが残っている。レッドソックスがトレードでバーンズを引き取ってもらうチームが現れない限り、チームは9億ドル超もの金額を背負う事となり、仮にウェイバーを経由した場合はバーンズが5年以上のサービスタイムがある為、マイナー行きを拒否しフリーエージェントになれる。他球団と契約した場合は、獲得球団は、レッドソックスが支払うことになる金額を差し引いたリーグ最低年俸を払うだけとなる。またバーンズは、ザンダー・ボガーツ、ネイサン・イオバルディ、JD・マルティネスについで今オフレッドソックスを支え、去ることになる新たな選手となった。これにより2018年の世界一を経験した選手は11年の延長契約を結んだラファエル・デバース、投手のクリス・セール、ブレイジアーの3人のみになった。
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本記事は、URL元の記事を元に翻訳、書き加えたものです。
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