新年あけましておめでとうございます。
水泳パーソナルコーチKN Swim Lab西川です。
昨年は思うように記事を投稿できずでしたが、今年は週1本は投稿したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
早速ですが、年末年始の水泳事情、みなさんご存知ですか?
小中高校生の所謂ジュニアスイマーと呼ばれる世代はクラブチームの合宿やトップ選手になってくるとそれぞれの都道府県の強化合宿などに参加するため、休みは元日のみという選手もたくさんいます。
私はパーソナルコーチなので、合宿などの同行はないためゆっくりさせていただいていますが、ちょっと心苦しいところも。
今回はこのジュニアスイマーも含めた幼児、一般学童、成人初心者、マスターズ、トライアスリートとすべてのカテゴリーに共通する水泳上達のお話をしてみたいと思います。
水泳は自分の動きが見えない
これは他のスポーツでも同じことが言えるかと思いますが、水泳は自分自身の動きが見にくい環境でのスポーツになります。
例えば、野球やゴルフでしたら鏡の前でのスイングなど、ある程度のところまでは自分で確認できますよね。
水泳においても最近ではプールの底に長い鏡を敷いたり、水中で動画撮影をしたりとだいぶ確認ができるようになってきましたが、それは選手などの一部環境が整ったところで練習ができる人に限られているのが現状です。
主観と客観のギャップ
主観とか客観とかという言葉を使うとトップ選手の話かと思われがちですが、ここの差が大きいのが成人初心者の方や考えすぎるマスターズの方かなと今までの経験上感じています。
このカテゴリーの方達はしっかり説明を聞いてくださり、自分自身でかなり考えてくれるんですね。
60分、90分とパーソナルレッスンを行うことで、徐々に上達して行くわけですが、そこで必ずと言っていいほど聞く言葉が「上手く蹴れてない」「上手く掻けてない」という言葉。
いや、いいですいいです!よくなってますよ!と話すのですが、それでも首を傾げている方がすごく多いんです。
もちろんすべての方ではなく、「あ、すごく進むようになりました」とすぐに喜んでくださる方もたくさんいます。
同じ上達速度でもそれぞれの主観によってここまで変わってくるってことですね。
では、自分の泳ぎ(動作)に自信が持てない方はどうしたらいいか。
指導してくれるコーチの言葉を信じることですね。もちろん、これにはコーチとの信頼関係がないといけないので、私自身もまずその信頼関係を作ることに注意を払っています。
信頼関係が築けた上で、コーチのアドバイスを信じること。つまり客観的に見ている信頼のできる人のアドバイスを聞くことが重要なんですね。
直されたときと褒められたとき
ここからが重要!
「この動きが悪いから、もっと力を抜いて!」
これは動きを直すためのアドバイスですよね。ここをしっかり聞いて試行錯誤するのもすごく大事なのですが、もっと大事なことは褒めらたとき。
「今の今の〜!今の感じですよ〜」
この言葉をもらったときの感覚を覚えることこそ、上達への近道なんです。
これができるようになってくると、上達が早いだけでなく、上達が継続して行くんですね。
今回は成人初心者の方をモデルにお話を進めてきましたが、これは選手でも一般的な学童でも一緒です。
あっという間にジュニアオリンピック
去年、初めて見させていただくジュニアの選手が来てくれました。
ジュニアオリンピック出場が目標で、標準記録まであと0.8秒ほど。(年齢や種目はここでは伏せさせてください。)
自分の頭でしっかり考え、悪いところを指摘すると直す努力をする。いい!良くなったよ。のアドバイスに対しては素直に喜び、それを継続できる。
あっという間の出来事でした。
一気にジュニアオリンピック出場を決めてしまいました。
まとめ
まず大事なのは私たち指導者は選手やレッスンを受けてくださる方と信頼関係を築かなければいけないと言うこと。
そのためには日々勉強していかなければいけません。
習う側の人は、信頼ができるコーチだと思ったら動作を直すアドバイスだけではなく、褒めるアドバイスをしっかり聞き、褒められたときの感覚を体に叩き込む意識を持つことが大事と言うことです。
今回書きながら思ったのですが、これは水泳だけじゃありませんよね。
他のスポーツ、いや勉強や絵を描くことなどでも同じことが言えるのではないかと思いました。
最後に、信頼関係が築けないコーチだったら変えるのもひとつの方法ですよ。
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