みなさん、こんにちは!
「女子フットサルに旋風を巻き起こす!」を合言葉に、今シーズンも奮闘しているフェリスファミリアフットサルレディースです。
チーム創設から2年半ちょっと。新型コロナに振り回され続けていますが、今シーズンは順調にシーズンが進んでいます。この場を借りて、大会を企画運営してくださっている皆様に改めて御礼申し上げます。
アスリートにとって公式戦は本当に大事なものです。公式戦ができることに感謝して日々頑張っています。
今回は、フェリスファミリアフットサルレディースの挑戦についてお話しします。
女子フットサル日本一とは?
女子フットサルで「日本一」の称号を手にできる国内公式戦は下記の3つです。
・日本フットサルトップリーグが行う国内最高峰のリーグ戦「日本女子フットサルリーグ」
・日本フットサル連盟が行う、全国各地域リーグの上位チームで争う「FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグ」
・日本サッカー協会が行う上記以外のチームも出場できる「全日本女子フットサル選手権大会」
これらの大会で優勝すると「日本一」の称号を手にすることができます。
フェリスファミリアの様な都道府県リーグ所属チームは、「全日本女子フットサル選手権大会」しか出場資格がありません。年に一度のこの大会は、サッカー男子の「天皇杯」、サッカー女子の「皇后杯」に近く、日本女子リーグのシードチーム、各地域予選を勝ち抜いたチームが全国大会に出場し、リーグ戦のカテゴリに関係なく日本一にチャレンジできます。ちなみに、日本女子リーグシードにならなかったチームは地域予選に出場します。
フェリスファミリア今シーズンの全日本選手権は?
フェリスファミリアの今シーズンの全日本選手権は、なんと…4月に始まりました。全国大会は3月ですから、およそ1年前に予選がスタートします。都リーグ、全日本女子フットサル選手権大会関東大会から間を置かずに新シーズンがスタートするため、チームはシーズンオフがなく、戦力整備の時間も短く、何もかもが慌ただしいです。
最初の関門は、東京都リーグ所属チームから東京都大会に進出できる4チームを決める通称「連盟予選」です。
都女子フットサルリーグ1部の全8チーム、2部・3部の出場希望チームで争いました。昨シーズンの東京都大会に進出したチームがフェリスファミリアのほかにもう1チームいるという、それだけでも激戦が目に浮かぶ予選です。今シーズンは、この予選の1回戦、代表決定戦共に前日が都女子フットサル1部リーグの試合があるというハードスケジュールでした。何とか2試合を勝ち切り東京都大会に進むことができました。フェリスファミリアから5名が選出された東京都女子フットサル選抜チームの、全国女子選抜フットサル大会関東予選とも並行していたので、チーム作りには苦心しました。この間、けが人も多く、東京都リーグでは手痛い一杯を喫するなど本当に苦しい中、なんとかチームの立て直しを図りました。
次なる関門は東京都大会です。
今シーズンの関東大会には、東京から3チームが出場できます。都県代表は1枠ずつですが、前年度大会登録数が多かった都県に割り当てられる枠が東京は2枠でした。東京都大会は7月中旬~下旬。5月の代表決定戦に勝利してから2ヶ月ちょっと。都女子フットサルリーグ公式戦と並行して準備します。東京都大会とは言っても、出場9チームのうち5チームは関東女子フットサルリーグ所属チームです。関東女子フットサルリーグ全12チーム中、6チームが東京都のチーム。関東リーグシードは前年度リーグ戦の上位2チームなので、東京都大会はおのずと激戦になります。フェリスは初戦で今シーズン関東女子フットサルリーグ2位につけているカフリンガBOYS東久留米さんに苦しみながらも勝利、準決勝は同じく関東リーグで5位につけているFUSIONさんに勝利、決勝戦は今期の関東リーグは苦しんでいるものの全日本女子フットサル選手権大会全国大会出場経験もあるVEEX TOKYO LADIESさんを破って優勝することができました。昨シーズンに続き連覇!
甲子園や全国高校サッカー選手権なら、これで全国出場!!となりますが、女子フットサルはもう一つ山場があります。
最後の山場、最大の難関が関東大会です。
今シーズンの関東大会は、日本女子リーグシードとなり全国大会出場権を得たバルドラール浦安ラス・ボニータスさんと立川アスレチックFCレディースさんを除く、日本女子リーグ所属3チーム(流経大メニーナ龍ケ崎さん、さいたまサイコロさん、フウガドールすみだレディースさん)のほか、関東リーグシードの2チーム(昨シーズンの全国大会でベスト4に進んだアニージャ湘南さん、昨シーズン東京都大会決勝で対戦したバジェーナブランカ城北レディースさん)、これに都県代表12チームを加えた17チームで争います。都県代表12チームのうち、6チームが関東リーグ所属チームです。都県リーグからの出場はフェリスを含めてわずか5チームです。
この激戦を制して決勝まで進んだ2チームだけが全国大会への切符を手にすることができます。
激闘!関東大会初日
11/13(日)群馬県にて関東大会初日が行われました。まずはフェリスの入った8チームのトーナメントが行われ、準決勝進出2チームが決まります。(もう一方のトーナメントは11/23)
一昨シーズンは東京都エントランスリーグ所属で、コロナ禍の影響で連盟予選出場チームが制限されたことにより出場できず。昨シーズンは東京都大会を制するも、コロナ禍で開催時期が度重なる延長、レギュレーション変更もある中、初戦で勝ち切れずPK敗退。今年こそは「全国へ駆け上がる!」と誓ってチーム全員が頑張ってきました。日本女子リーグや関東リーグのチームより格段に厳しいクラブ運営状況、学業や仕事との両立実現のため平日練習は毎週わずか1日。他チームとの練習量の違いを、質でカバーするフェリスらしさを体現してきました。そうは言っても、普段の主戦場は都リーグ。格上の関東リーグ勢、日本リーグ勢と戦うための準備は大変です。プレーの質、強度とも高く、特色のあるチームと渡り合うためには本当に多くの事に取り組まなければなりません。
フェリスファミリアは、日本リーグ、地域リーグのチームの胸を借りてトレーニングマッチに励んできました。ボコボコにやられる試合もあれば、手ごたえを感じる試合も。関東大会を見据えて1日2試合を走りぬくチカラを身につけるため連戦にチャレンジ、時には4連戦したこともあります。一方で、公式戦は8月なし、9月1試合のみで、真剣勝負の場から離れていることに不安もありました。
結果は…
2回戦で群馬県第一代表のRe:BOOTさんに8-0で勝利。
準々決勝では、日本女子リーグシード、過去には全国大会でも上位進出経験のある強豪さいたまサイコロさんに2-1で勝利。
フェリスらしい躍動感あるフットサルで準決勝に駒を進めることができました。
女子フットサル界に旋風を巻き起こす!
準決勝の対戦相手は、昨シーズンの日本リーグ6位、またも格上のフウガドールすみだレディースさん。
プレー強度、スピード、戦術力、経験値とどこを比べても上回っているフウガさんを倒さない限り、全国大会にはたどり着けません。昨シーズンは関東大会の上位3チームが全国大会出場でしたが、今シーズンからは2チームのみ。準決勝に全てを賭け、全力で挑みます!
女子フットサルは近年、チーム数が減少し、都道府県リーグが開催されていないところが約半数です。日本女子フットサルリーグ創設により上位チームの競技力は向上していますが、地域以下の女子フットサルを取り巻く環境、競技力は厳しさを増しています。
フェリスファミリアフットサルレディースは、自分たちらしい取り組み方で競技力向上を図り、女子フットサルが魅力的なものであると広く認知してもらうために、壮大なる野心をもって日本一に挑みます。
東京都リーグのチームが上位リーグのチームを倒して全国大会に出場する!その瞬間が訪れるよう精一杯頑張ります。
みなさん、応援よろしくお願いします。
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