【バスケットボール】「バスケ難民を0に!」”モケ”のバスケが熱い!

2021年には東京オリンピックで日本女子バスケ銀メダル!
2022年8月、U18世代別リーグ戦全国大会(高校トップチームのリーグ戦)開幕!
2022年9月・10月に、NBA(世界トップリーグ) JAPAN GAMEが開催!

関東大学バスケットボールリーグ戦も、Bリーグも年々注目が上がりバスケ人気が急上昇中!

伴い、バスケットボールをやってみたい!昔やっていたが再開したい!そんな大人初心者やカムバックプレーヤーも急増している。

しかし、そんな人々がバスケをやれる場所や機会が圧倒的に不足しているのが現状だ。バスケ人気が上がる以前から、大人初心者のバスケ環境は不足しており「バスケ難民」が存在していた。

そんな状況を打破すべく「バスケ難民を0に」を掲げ活動している熱い男がいる!東京都を中心に、徐々に活動を他県にまで広げようとしている、「モケ」こと高瀬 雄の活動を紹介したい。

目次

「バスケ難民0」を胸に

高瀬は皆に「モケさん」と呼ばれている。何とも愛嬌のあるネーミングで親しみを感じやすい。

モケが開催する主なバスケ活動は・・・

  • 経験者主体の「モケバス」
  • 大人初心者&ブランクが主な対象の「Hi-Five Basketball」
  • Bリーグ渋谷ブースターが集う「結バスケ」

・・・がある。

今回は「Hi-Five Basketball(以下、「Hi-Five」)」にスポットを当てて紹介したいと思うが、スタートは2007年ほどから始めた「モケバス」という草バスケである。経験者向けにゲーム中心のバスケを開催したり、大人初心者向けの練習会を開催していた。

2019年後半に経験者主体の活動である「モケバス」から、大人初心者&ブランク向けのバスケを明確に分けた場が必要であると感じ「Hi-Five」を立ちあげる。

その「Hi-Five」のスローガンは「日常にバスケを」だ。

ある日の「Hi-Five」の練習メニュー

大人初心者&ブランク「Hi-Five」ではモケがコーチを行なっている。その練習内容を覗いてみよう。

ある日の練習メニュー

  • Worm Up Traning
  • ○× Game
  • Basic Handle
  • Pivot
  • Paint Finish
  • Set Play    ・1-4(UCLA) ・Horns

ん!?「1-4(UCLA)」「Horns」??

バスケット経験者であれば、ここに疑問が湧くだろう。

「初心者にセットプレーの練習をやるの?無理あるんじゃない?」と。

「1-4(UCLA)」「Horns」(ホーンズ)はプロも活用するチームプレーである。

【バスケットボール】ある日の練習メニュー

多くのスポーツにセットプレーがあるが、いずれもプレーを熟知した経験者向けのチームプレーであり、ほとんどの人が初心者対象に行う練習とは思わないだろう。

しかし「Hi-Five」では、その日初めての参加者がいても、普通に行われる練習プログラムの一つである(シュート中心の練習などもあり、その日のプログラムにより行われないこともある)。

練習として成立するのかと疑問に思うだろうが、実にうまく成立している。

その秘訣は「Hi-Five」に通う諸先輩たちのサポートだ。

初めての参加者の戸惑いを理解し、参加者同士が、教え合う、支え合う、そんな姿が練習中に見られる。

もちろん、そのような雰囲気作りなどは長年モケの活動の賜物である。

そして面白いのは、セットプレーの練習に関して言えば、経験者も初心者も大差がないということだ。

大人のバスケット経験者であっても、セットプレーをきちんと学んだ経験を持つ者は意外と少ない。そのため、返って真っ白な状態の初心者の方がセットプレーをすんなりと動けることもある。

何よりセットプレーなので、うまく機能した時には初心者にも得点のチャンスが訪れるのだ。

さらに言えば、セットプレーの練習を行うことで、BリーグやNBAなどプロの試合を観る時の理解度が上がり、よりバスケットボールを楽しむことができる。

もちろんセットプレーの練習だけでなく、基礎練習も受けられるため、参加者の満足度が高いのはもちろん「もっとバスケがしたい!」と思ってしまうのだ。

「私、あの人にシュート決めて欲しいんだよね」とブランク経験者から聞いた。あの人とは初心者3カ月目の女性。「めちゃくちゃ練習がんばってるし!質問も毎回してくれるし!」愛される経験者が初心者を優しく包んでくれる。なんと素晴らしい繋がりなんだろう。

モケのツイートより

「Hi-Five」でリーグ戦

【バスケットボール】HiFive初リーグ戦

2022年8月「Hi-Five」の参加者のみでリーグ戦を初開催。チームファールも、個人ファールも自作。試行錯誤しながらモケはじめ参加者全員が熱くバスケを楽しんだ。

チームメンバーの割り当ても考慮し、各チームがリーグ戦前に打ち合わせが行えるよう機会を設け、さらにチーム練習が行えるように体育館を準備するなど、下準備やチーム作りの仕掛けにも余念がない。

リーグ戦やってんのよ。初開催なのよ。真剣勝負なのよ。皆んな勝ちたいのよ。

でもさ、日頃の頑張りを知ってるメンバーが敵だからさ、ナイスプレイが出ると敵味方関係なく喜んじゃうの最高すぎるだろ…みんな大好きだよ。

モケのツイートより

単に強いチームと試合をするのではなく、同じくらいのレベルのチームと白熱した試合をしたとき、高揚感を得て最も力を出し切りることができる。

経験者向けの「モケバス」と大人初心者&ブランクの「Hi-Five」を分け、レベルの均一化を図ってきたその成果が今回のビギナーリーグ戦の大きな仕掛けである。

モケ語録(ツイッターより)

モケの人柄、バスケットへの思いをツイッターから垣間見ることができる。いくつかモケ語録として紹介しよう。

体育館にたどり着いたアナタの勝ち!

レベル低いから・・・
上手くないから・・・
シュート届かないから・・・
バッシュないから・・・
ボールないから・・・
人見知りだから・・・
痛風だから・・・
素人だから・・・
体力無いから・・・
ブランクあるから・・・

全部OK!体育館に辿り着いたアナタの勝ち!ですよね?

翌日の筋肉痛はご褒美です笑

大人の初心者とブランカーは身体作りが建築でいう基礎工事にあたります。

しっかりやらないと家が地滑り(大怪我)するので、シンドイ!キツい!とブーブー言われながらも愛情をもって接しています!

翌日の筋肉痛はご褒美です笑

バスケしたいあなたの味方です

今日の練習に持っていく数!僕はボールないけど会社帰りにバスケしたいあなたの味方です!

【バスケットボール】ある日のボールの数

僕の夢はバスケ難民を0にすることです。

僕の夢はバスケ難民を0にすることです。何故毎日毎日、沢山バスケを開催するのか?

1人でも多くの人にバスケを楽しんで欲しいから!
1人でも多くの人にバスケを好きになって欲しいから!
1人でも多くの人がバスケで笑顔になって欲しいから!

モケの前向きな発言と行動に後押しされた人々は多い。地域はまったく違えど、大人向けビギナークラスのバスケットを開催することにしたバスケットサークルもあるほどだ。

ところでモケって何者?

モケ自身も中学においてはレッグスルー(股抜きドリブル)でさえ、オシャレスキルとしてほぼ封印された経験を持ち、当時のバスケ指導には違和感を抱いていた。

社会人として働きながら「バスケ難民を0に」を胸に、2007年頃より草バスケのモケバスをスタート。

バスケ活動を通じて、育成年代を中心に個人のスキル向上を目指す『T’s Factory』の代表 廣畑知也氏 と出会う。モケ自身も廣畑氏のスキルトレーニングを受け、周囲から「上手くなりましたよね?どこかで練習してます?」と向上の手ごたえを掴んだことから、運営スタッフ、アシスタントコーチとなり指導について学び続けている。

また、T’s Factory で2017年にアメリカで行われたナイキキャンプにも同行し、現地のスキルコーチ指導を目の当たりにし影響を受けた。

2019年「Hi-Five」の立ち上げで本格的にバスケコーチとして活動を始めるも、当初は自身が思い描く通りにはいかず、練習の参加が3人程だったこともあった。

しかし練習内容を工夫することで評判が上がりリピーターが増え、徐々に口コミやSNSで反響が大きくなり、今では都外遠方地からも参加希望者がでるまでになった。

知識を得ようとする貪欲さ、得たものを実践して深める行動力、その原動力はやはりバスケが好きであるということと、確固たる夢があるからだろう。

常に感謝

モケ曰く「1番成長させてもらっているのは僕自身です」。

初めて参加の方もアドバスを受け入れてくれること、定期でコーチをさせてくれるメンバーが居ること、それらに対する感謝の思いを常に持ち続けている。

ビギナーと一緒に練習してくれる経験者。

Hi-Fiveの活動が成長し続けられるのは彼らの存在に他ならない。

ミスをしてもいいよいいよ!とポジティブな励ましや、コーチの僕が空いてなくても質問しやすい先輩がいると安心だよね。

「誰か」じゃなくて「みんな」に感謝!いつもありがとう!

モケのツイートより

日ごろの感謝の思いも込めて、2022年10月には代々木体育館を借りてバスケットを行うという企画も実行。

モケの挑戦はまだまだ終わらない。

大阪でも「Hi-Five」は開催されないのか?と、問い合わせがあれば開催できない代わりに大阪の大人初心者&ブランク向けのバスケサークルを紹介し、埼玉県や千葉県での開催要望が上がれば2022年10月より鴻巣市(埼玉県)と浦安市(千葉県)での活動も開始し、神奈川県での開催も準備中だ。

バスケ難民だけでなく、審判難民(試合で笛を吹く機会がなかなか得られない問題)にも力になれないかとも考え行動をしている。

まだまだ活動の輪を広げようとしているが、モケ本人が一番楽しんでいるのだろう。

「代々木の体育館借りちゃうので、その日は絶対に空けてください!」筆者である私に代々木体育館での開催を伝えてくれた時の、モケのキラキラと輝く目が印象的であり、多くの人が惹きつけられることに改めて納得した。

本投稿も「バスケ難民を0に」の一助になればと思う。

【続報】YouTubeチャンネル「もりもり部屋」で「Hi-Five」が紹介


◆モケ 初心者&ブランク大歓迎バスケ Twitter @mokelatte( https://twitter.com/mokelatte
◆ブースターバスケ開催 モケのすけ~sunrockな日常~ Twitter @sunrock84633597( https://twitter.com/sunrock84633597
◆Instagram moketakase( https://www.instagram.com/hi_five_moke?igsh=YzlybmFla2x6OTls
◆Hi-Five Basketball お問い合わせ( https://my73p.com/p/r/VZ77xiq6

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この記事を書いた人

yahikoのアバター yahiko 40代のんびりバスケライフ探求者

バスケ歴20年の40代サラリーマン。
できるだけ長くバスケを続けられるように健康維持もかね日々精進中です。
社会人バスケ初心者の方と触れ合う機会があり、それを通じて学んだ練習のコツや注意点をシェアしたいと思いブログを綴っています。
特別に何か社会的な活動をしているわけでも指導者でもありませんし、バスケの強豪校にいたなど輝かしい経歴もありません。
サラリーマンをしながらバスケライフを探求する、一般的なバスケ好きです。
そんな目線から、皆さんのスポーツライフに何かお役にたったり、気づきに繋がることをお伝えできればと思っています。
ツイッターも技術や理論などのつぶやきではなく、皆さんと同じようにバスケの練習に通って感じたことなどをつぶやいています。
よければ一度、覗いてみてください。

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