【スノーボード】大怪我からの復活を目指すプロライダー藤沼 到が動画作成を始めた理由

前回はじめての投稿を掲載させていただきましたが、ウルトラスポーツに訪れる読者の皆さんに、より自分を知っていただく為に今回は僕の経歴などを書きます!

目次

経歴

12歳の時にはじめたスケートボードが大好きで、そんなスケートボードに似たアクションを

より速く大きく雪山の中でダイナミックに行うスノーボードに興味を持ったのは、ごく自然な流れでした。

僕がスノーボードの競技に参加するようになったのは2000年頃で

スノーボードハーフパイプが五輪種目になり世界中の人がスノーボード競技を目にする大きな機会となった長野五輪開催が1998年、日本スノーボード協会(以下JSBA)が開催している競技会にも参加選手が最も集まっていた頃だったと思います。

競技への参加者が減少した昨今では想像が難しいかもしれませんが、当時JSBAが主催する地区大会も予々選、予選、準決勝、決勝と2〜3日かけて開催されるのが普通でした。

2004年JSBA公認プロライダーとなりPSA(プロスノーボーダーズアソシエーション)登録のプロスノーボーダーとして活動するようになって現在に至ります。

これまでYONEX、チームJWSC、チームアルビレックス新潟、Phenix(X-nix)、ユーエスピージャパン (head snowboards JAPAN)などの企業とプロ契約をして活動してきました。

  • 2002年 JSBA全日本スノーボード選手権学生大会 準優勝
  • 2003年 JSBA全日本スノーボード選手権学生大会 優勝
  • 2004年 PSAプロツアーJWSC南郷チャレンジカップ 3位
  • 2005年 PSAプロツアー第1回高鷲スーパーパイプクラシック 優勝
  • 2006年 PSAプロツアー アルビレックスカップin南郷 優勝
  • 2008年 PSAプロツアー エージェック&アルビレックスカップin南郷 準優勝&ベストエアー賞受賞(Mc Twist)
  • 2008年 日産エクストレイル 日本オープン SUPERPIPE 6位入賞
  • 2008年 ウィルコムカップ 優勝
  • 2008年 ニュージーランドオープン ファイナリスト
  • 2010年AIRMIX SUPER SESSION ファイナリスト
  • 2012年 MurasakiSports PRESENTS AIRMIX SUPERSESSION 優勝
  • 2012年 アドバンスカップ 準優勝
  • 2012年 PSAプロツアーランキング 2位
  • 2015年 PSAプロツアーMBA(名宝ビッグエアー)SJ 6位入賞
  • 2014-15 プロツアーランキング 5位

2015/03/15 膝蓋腱、前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靱帯を断裂さらに外側半月板損傷&腓骨骨折

  • 全日本ウィンタースポーツ専門学校コーチ
  • ニュージーランドスノーボードキャンプコーチ他
  • デフリンピック フリースタイルチームコーチ
  • NHK「テレビスポーツ教室」監修&出演
  • TBS「ビビット」平昌五輪特集出演
  • スノーボード専門誌へのライディング掲載多数
  • スノーボード&スケートボード専門誌HOWTO記事執筆多数
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2015年に負った怪我の影響でハードなライディングが困難となり競技を引退するまでに10回以上のプロツアーランキングトップ10入りを果たしました。

競技者、指導者としてプロの自分が動画作成を始めた訳

2015年、膝蓋腱と膝の靭帯3本を断裂する大怪我をした時、今後スノーボードを続ける事は難しいのではないか…最悪の場合は歩行も困難になると伝えられ、まずはリハビリに専念せざるを得ない状況となり、それまで10年以上続けていたライダー育成の専門学校での指導の仕事を続ける事も難しく、プロライダーとしてそれまでお世話になった業界へ何ができるのか考えていました。(僕は2015年までライダー活動と並行して新潟県妙高市にある全日本ウィンタースポーツ専門学校にてスノーボードの雪上授業を、オフシーズンはスケートボード授業を行っていました。)

20代前半からスノーボードやスケートボードのイベントでMCとして現場を盛り上げる機会が多々あった事もあり、2015年の大怪我をきっかけに様々なイベントにMCとして誘ってもらえる頻度が増えました。

また当時スノーボード専門誌「FREERUN」の編集者だったH君から「一般のスノーボード愛好家から見ても現実離れし過ぎたハードなライディング映像ではなく、幅広い層の人にスノーボードの楽しさを身近に感じてもらえるような作品をFREERUNが持つWEBサイト「SBN FREERUN」上で公開したいと考えているとの話を受けて、僕と全く同じ生年月日を持つお笑い芸人ライダー「岩ちゃん(イワチャン)」と共に笑えるスノーボードムービー「RIDE FOR A SMILE」の作成を行うようになりました。

こうしてイベントMCをする頻度も多くなり、動画作成を行うようになった訳ですが、19~20シーズン世界中を未曾有のパンデミックが襲う事となり、僕が関係していたイベントや大会、キャンプ、撮影など様々な機会が激減し以前と状況が大きく変わってしまいました。

そこで何か自分ができる事はないか?と、模索する中で思いついたのが専門学校で行っていたスケートボード授業のような内容を動画で公開したらどうだろうか?と思いたち

スノーボード動画を公開していたチャンネル内でスケートボードのハウトゥやスポットチェックなどを公開するようになりました。

自分がスケートボードをはじめた30年くらい前はインターネットも身近になくて、VHSのビデオテープがある事も知らず、書店に行っても情報を得ることは難しかった事をよく覚えているので

当時はじめてスケートボードを手にした自分が知りたかった事、知ったら役に立っただろうな、と思える事を動画にしてみようという気持ちで

僕の動画チャンネル「RIDE FOR A SMILE」は「スノーボード」と「スケートボード」をテーマに展開するチャンネルになりました。

次回は最近僕が感じた身近なスケートボードの環境について書きたいと思います。

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この記事を書いた人

藤沼 到のアバター 藤沼 到 プロスノーボーダー

10代前半から続けていたスケートボードで培った、クラシックスタイル全開の爆発的なビッグエアーを武器に、プロツアーや国内最高峰コンペAir Mix Super Sessionでのタイトルを獲得、さらにスノーボード国際大会での入賞経験もあり、長年国内を代表するトップコンペティターとして活躍する。
数多くの専門誌へライディング写真やHow to企画が掲載され
長年全日本ウィンタースポーツ専門学校で講師を続けた経験を活かし、How to本の監修&執筆
国営放送30分TV番組での出演&監修
海外キャンプでのコーチや、日本ろう者スキー協会デフハーフパイプチームのコーチを務めるなど指導力にも定評がある。
またマイクを武器にイベントを成功へと導くイベントMCとしても活躍するなど、活動の場はとどまることを知らないスーパーマルチフリースタイラー また同じ生年月日を持つ、自称芸能界No. 1スノーボーダーお笑い芸人『岩ちゃん(いわちゃん)』と共にユーモア溢れるスノーボードムービー『RIDE FOR A SMILE』を作製するなど、競技の現場以外でもスノーボードの楽しさを伝え続けている。

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