国際サッカー連盟(FIFA)は11日の臨時総会で、2030年および2034年のワールドカップ開催地を正式決定しました。
主なポイント
- 2030年W杯はスペイン、ポルトガル、モロッコ3カ国共催+南米3カ国での特別開催が決定。
- 記念すべき100周年大会は史上初の3大陸広域開催に。
- 2034年大会はサウジアラビアが単独開催。課題はインフラ整備と開催時期の調整。
2030年および2034年のワールドカップ開催地
- 2030年大会:スペイン、ポルトガル、モロッコの3カ国共催
- 記念大会としてウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも1試合ずつ開催。
- 史上初の3大陸6カ国開催で48チームが参加。
- 2034年大会:サウジアラビアが単独開催
- アジアでは2022年のカタール大会以来の開催。
- 中東地域特有の課題もあり、開催準備が注目される。
2030年W杯:史上最多の広域開催
2030年大会は、1930年の第1回大会から100周年を記念した特別仕様。主な開催地はヨーロッパのスペインとポルトガル、アフリカのモロッコですが、第1回大会開催地のウルグアイを含む南米3カ国でも開幕戦を行う異例の形式となります。
主要会場にはスペインの「新カンプ・ノウ」やモロッコの「ハッサン2世スタジアム」など、豪華なスタジアムが名を連ねています。
2030年W杯の開催予定スタジアム
🔴スペイン
エスタディオ・リアソール(ア・コルーニャ/デポルティボ) 48,015人
カンプ・ノウ(バルセロナ) 103,447人
RCDEスタジアム(バルセロナ/エスパニョール) 40,259人
サン・マメス(ビルバオ/アスレティック・ビルバオ) 53,633人
エスタディオ・デ・グラン・カナリア(ラス・パルマス) 44,500人
メトロポリターノ(マドリード/A・マドリー) 70,650人
サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード/R・マドリー) 78,297人
エスタディオ・ラ・ロサレダ(マラガ) 45,000人
エスタディオ・デ・アノエタ(サン・セバスティアン/ソシエダ) 42,300人
エスタディオ・ヌエバ・ロマレダ(サラゴサ) 43,144人 ※新築
エスタディオ・ラ・カルトゥーハ(セビージャ) 71,000人
🔴ポルトガル
エスタディオ・ダ・ルス(リスボン/ベンフィカ) 65,209人
エスタディオ・ジョゼ・アルバラーデ(リスボン/スポルティング) 50,103人
エスタディオ・ド・ドラゴン(ポルト) 51,075人
🔴モロッコ
アドラル・スタジアム(アガディール) 46,000人
ハッサン2世スタジアム(カサブランカ) 115,000人 ※新築
フェズ・スタジアム(フェズ) 55,800人
マラケシュ・スタジアム(マラケシュ) 45,860人
プリンス・ムレイ・アブドゥラー・スタジアム(ラバト) 68,700人
タンジェ・スタジアム(タンジェ) 75,600人
🔴ウルグアイ
エスタディオ・センテナリオ(モンテビデオ) 62,782人
🔴アルゼンチン
エスタディオ・モニュメンタル(ブエノス・アイレス) 84,593人
🔴パラグアイ
エスタディオ・デフェンソーレス・デル・チャコ(アスンソン) 41,186人
エスタディオ・ナシオナル・デル・パラグアイ(アスンソン) 47,128人
2034年W杯:サウジアラビア単独開催
2034年大会は唯一立候補していたサウジアラビアでの単独開催が決定。
カタール大会同様、猛暑を避けて冬季開催となる可能性が高く、開催時期やインフラ整備など、多くの課題が残されています。既存のスタジアムはわずか4カ所で、多くの新設計画が進行中です。
🔴すでに建設されているスタジアム
リヤドのキング・ファハド・スポーツ・シティ・スタジアム(収容70,200人)
プリンス・ファイサル・ビン・ファハド・スポーツ・シティ・スタジアム(同46,865人)
キング・サウード・ユニバーシティ・スタジアム(同46,319人)
ジッダのキング・アブドゥラー・スポーツ・シティ・スタジアム(同58,432人)
🔴現在建設中のスタジアム
アルコバールのアラムコ・スタジアム(収容46,096人)
ジッダのセントラル・デベロップメント・スタジアム(同45,794人)
🔴計画段階の残り9会場
キング・サルマン・インターナショナル・スタジアム(収容92,760人)
リヤドのプリンス・モハメド・ビン・サルマン・スタジアム(同46,979人)
ニュー・ムラバ・スタジアム(同46,010人)
ROSHNスタジアム(同46,000人)
サウス・リヤド・スタジアム(同47,060人)
ジッダのキディーヤ・コースト・スタジアム(同46,096人)
キング・アブドゥラー・エコノミック・シティ・スタジアム(同45,700人)
アブハのキング・ハリド・ユニバーシティ・スタジアム(同45,428人)
ネオムのネオムスタジアム(同46,010人)
今後の注目ポイント
2030年の広域開催は各国間の調整や移動手段、運営コストが課題となる一方、100周年記念にふさわしいグローバルな盛り上がりが期待されます。34年のサウジ大会ではインフラ建設の進捗や人権問題への対応が国際社会から厳しく注目されるでしょう。
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