廃校の小学校でお祭り開催!「らんるまつり2024」でヴォルフェ北海道の背負うミッションを感じよ!!

私たちはヴォルフェ北海道、去年12月に活動開始したばかりの女子フットサルチームです。

所属選手は0!まだ誰もいません。
仮入部の選手は3名。(2024年7月現在) 年内にフットサルチームとして活動できる5名以上が集まるよう頑張っています。

ウルトラスポーツへの記事への反応を拝読すると、購読者の方はスポーツの力を信じる熱い方達が多く集まっていると感じます。そうした熱いハートを持った皆様が「女子フットサルって熱い!」「北海道・旭川はこんなに素敵な街なんだ」「スポーツチームの経営って面白い」と思わず誰かと共有したくなるような取り組みをご紹介します。
ここでしか読めない記事も書いていきますので、お楽しみに!

らんるまつり2024でヴォルフェを知ってもらいたい!
さて、ここまで読んで1つの疑問が浮かんできた方もいるのではないでしょうか。
ヴォルフェ北海道、所属選手がおらず、試合もない状況でどうやってクラブを知ってもらうのか?と。

その通り。
選手を集めるにも、クラブを知ってもらうためにも”きっかけ”が必要です。

そこで私たちはホームタウンでイベントを開催することになりました。
その名も「らんるまつり2024」。
らんるとは北海道の比布町(ぴっぷちょう)にある蘭留(らんる)が由来です。

らんるまつり2024

日時:2024年9月21日(土) 前日9月20日(金)は前夜祭も企画中
入場料:無料
場所:旧蘭留小学校
〒078-0328
北海道上川郡比布町北9線14
アクセス:JR蘭留駅より徒歩8分


お祭りの舞台は2010年に廃校になってしまった蘭留小学校の校舎。
この学校や街で育った人たちと作り上げて、地域を盛り上げていきたいと考えています。
このお祭りをウルトラスポーツ読者の皆様と盛り上げるべく、クラウドファンディングの紹介をさせてください。

期間は 7/26(金)〜8/31(土)まで

【ヴォルフェ北海道】旭川から盛り上げる!らんるまつり2024を開催したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/777117

ご支援いただいた方々へのリターンはクラウドファンディングページでご紹介している通り、スポンサー権やイラスト、グッズなど様々。
しかし、それ以上にいつか世界一のフットサルクラブになった時に「ヴォルフェ北海道を育てたよ!」「あの時のイベントから応援しているよ」と胸を熱くさせる体験をお届けできるよう活動していくことを約束します。

ヴォルフェ北海道の描くビジョン
せっかくなので私たちの思い描いているビジョンをここでお話しさせてください。

ヴォルフェ北海道はスポーツであらゆる人々の可能性を開くことをミッションとし、地域に熱狂をもたらし、地域のさまざまな課題を解決する存在として成長することで世界一のフットサルチームになることを目指しています。
らんるまつり2024ではスポーツとアートの力で地域社会を元気にする一助となりたい、女子フットボーラー(フットサル・サッカー)選手の活躍を世に知ってもらい、このお祭りを作品や活動を通じて表現してくれるアーティストにもスポットライトを当てていきたい。
そんなお祭りにするため、以下のようなプログラムを用意しています。

・スペシャルゲスト・フットサルYouTuberあしざるFCさん来場!
・トップレベル女子フットボーラーの皆さんを招いてのエキシビジョンマッチ

参加女子フットボーラー※敬称略・順不同

  • 千葉 望愛(ちばみのり)/元プロサッカー選手
  • 下山田 志帆(しもやまだしほ)/元プロサッカー選手
  • 藤田 実桜(ふじたみお)/立川アスレティックFCレディース所属
  • 斉下 遼音(さいかはるね)/SWHレディース西宮所属
  • 桑原 真澄(くはわらますみ)/フウガドールすみだレディース所属

他にも、


・北海道のおいしい食を楽しめる「フードエリア」
・地元で活躍する「アーティストギャラリー」
・老若男女が体力の有無に関わらず楽しめる「けん玉」
・パリ五輪の正式種目にも決定「ダンスバトル」

など、スポーツで社会を元気に!をテーマにしたイベントラインナップ。


猛暑の夏、少し遅い夏休みを使って週末の旭川で涼みながらおいしいグルメとイベントで避暑はいかがでしょうか?
ウルトラスポーツの記事内限定でこのクラウドファンディングの経過を細かくお知らせしていく予定です。この記事を読んでいる皆様と一緒に作り上げられることを楽しみにしています!


【ライターあとがき】

この記事を書いているのはヴォルフェ北海道から委託を受けた外部のライターだが、クラブの取り組みを聴きながら感じているのは「ヴォルフェ北海道は将来とんでもないクラブに化けるだろう」ということ。

”選手がゼロ”と聞いただけで不安になったり、無謀だと感じるのは当然の反応だ。
私たちスポーツファンは金銭面の不調で存続が難しくなったクラブや、”意識高い系”の社長やオーナーに愛するクラブを私物化されてきたこと、それらを側から見てきた経験が少なからずあるものだろう。
新しいクラブが出来たことを応援する気持ちはありつつ、いつの間にかその目線は実態を探ることが目的となっている。純粋な勝敗はおろか、スポーツが楽しいという気持ちも忘れて「騙されるものか」「もう辛い思いはしたくない」そちらの感情が優先になってしまう。
スポーツファンとはそれほどまでに傷ついてきた者たちの集まりともいえよう。

しかし、共同代表の話す「”このクラブに関わる人で病む人を出さない”が裏テーマ」との言葉が心底驚いた。
まだまだ従業員数は少ない上、ボランティアで活動している人がほとんどだが無理な働き方はさせずに改善し、システムや仕組みの力で解決できるところは人間の手を煩わせない。その力をクラブを明るくするような楽しいことや日常生活へのエネルギーに回そうというスタンス。
一見フットサルには関係なさそうなけん玉やアートを取り入れながら手だけでも身体を動かすことの大切さを伝え、笑いが溢れるようなコミュニティを作り出そうと考えている。

スポーツの指導やクラブ経営、どちらも「愛ある厳しさ」や「やりがい」を隠れ蓑にブラックボックスになりがちなところ、決算公告や従業員ネットプロモータースコアを一般公開しているというから驚く。
志はもちろん、今までのスポーツクラブになかった明瞭さと数字・ビジネスに強みを持ってやってきた共同代表の覚悟が伺えるだろう。

女子スポーツへの歩みを加速させるようなクラブの誕生とともに、スポーツ業界を目指す若者への先駆的な存在であり、このクリーンな経営・働き方は地域の人たちや日本のベンチマークになると言ってもいいだろう。
スポーツチームの存在意義はただ勝負を毎週繰り返すだけではなく、注目が集まりやすい組織だからこそ「あのクラブはこんな働き方をしているからうちの会社でも取り入れよう」などと人々の暮らしを豊かに変えていくことも含まれている。
北海道・旭川・比布町。女子スポーツ界から新たなひとすじの光がさしている。

この「らんるまつり2024」のクラウドファンディングはただのイベント支援ではなくスポーツ界を変え、自分たちの生活を明るくしていくものだと断言しよう。
世の中を変えてくれるはずの政治、選挙、そういった様々なものの結果や世論に疲れ切った私たち。
絶望的だが、もう何を信じていいのかわからない中でもスポーツクラブの存在が心を救ってくれた経験だってあるものだ。
まだまだヴォルフェ北海道の情報量は少ないが、イベント内容、海外で活躍しているアスリートをさらに輝かせ、社会を変える活動をしているゲストのチョイス、クラファンの公開から感じ取れる理念は並々ならない。私はこのクラブを信じ応援するつもりだ。

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